
アントワープの町歩きの続き、少し地味目な建物でも、よく見ると
タイルや煉瓦壁の間に装飾的なタイルが組み込まれていることも度々あったので、油断ならない。
こちらはアール・ヌーヴォーのマジョリカタイル。
肉眼ではタイルかどうかも分からない感じだったが、カメラの望遠で見て、ようやくタイルと分かる。


こちらもデザインの違うアール・ヌーヴォーのタイル。
背景の水色がさわやか。

こちらの煉瓦造りの建物にも、2階の窓上のラインにタイルが貼られてた。

手描きで絵付けされたもののようだ。

肉眼では、ほとんど見えないので、もう少し下の位置にあればなあと思うばかり。

こちらの建物最上階にも、

アール・ヌーヴォーのアイリスの組み絵タイルが貼られていた。

石造りの建物に面白い絵が・・

Noordはオランダ語で北。
北極なのか、ペンギンや氷山が見える。
スグラフィトかと思ったら大き目のモザイク片に描かれたタイルのようだ。

ギリシャ神話の北風の神、「Boreas」、こちらもタイルに描かれていた。
神には見えない表情がおもしろい。

お隣の棟は、東を表すOostと太陽、

東風は、東洋人がイメージされてるのかな?

日本でいう型板ガラスの入った扉のお家もたまに見かける。

ドアノブは陶板。

こちらの邸宅は、レストランにリノベーションされているようだった。
まだ開店前。

そこそこ歩いて、お腹が空いてきたところに、ペストリーが出現。

うわああ・・おいしそう・・

無性に甘いものが食べたかったので、この右端のボリュームありそうな
カスタードクリーム入りのデニッシュを購入。

お店の前にあったベンチで小休止。
このデニッシュがめちゃめちゃ美味しかった~
サクサクの生地に、カスタードが後ろから垂れ出てくるほどぎっしりで、お腹も大満足~
エネルギーを蓄えたので、またこれから歩けるぞ。

窓辺にお花を飾っているお家もちらほら。

三叉路に建つタイル貼りの建物

ボウウィンドウはグリーンと白のタイルが貼られていて、

玄関扉上部もタイル貼り。

全面に孔雀のステンドグラスが入った豪華な扉のあるお家も。

天使のいるバルコニーのある邸宅。

ライオン、魚と来て、新たに天使バージョンが登場。
アイアンワークも良い感じ。

扉上部には、お花のかわいらしいステンドグラスが入っていた。

こちらも、2階と3階の窓上には、ミツバチとクローバーのデザインモザイクタイル、最上階のアシンメトリーな曲線のラインといい、
付け柱から2階の魚のレリーフにつながるラインが美しい~

両脇で魚がくわえるバルコニー。

みつばち、クローバー、シロツメクサ。
家の外壁に、こんなにかわいいモザイクを入れようと考えられるなんて天才的・・?!

こちらの小さなアーチにはクローバーの葉

オレンジ色のタイル貼りのモダンな邸宅。
3軒ひとまとまりの邸宅だったが、お隣が工事中。

2階のアーチ窓のラインや、バルコニーのフェンスもすっきりした感じ。

1階の面格子は、蝶がモチーフかな?!

入口がモザイクタイル貼りだった建物。


重厚な質感の木の扉にアール・ヌーヴォーの意匠。


鉄道橋に沿って歩いていく。

煉瓦と石造りの鉄道橋は、橋の下のアーチ部分に煉瓦で模様が描かれていて、

その模様がひとつひとつ違っていた。

何パターンもの模様が・・

2階の窓の流れるようなライン、渦を巻くようなレリーフが控えめについていた、まとまりのある美しい邸宅。

タイル貼りの建物、水色のタイルがラインで入っていて、
バルコニーの柱やフェンスのアイアンワーク、壁面にもアイアンの装飾が散りばめられていた。
天辺のアーチ部分には1908とレリーフで建築年が入ってる。
後で気づいたけど、バルコニーの内側の両サイドにも水色のタイルとマジョリカタイルらしきものが貼られてた。

ツバメのタイル
なんと愛らしい・・扉の上にも、窓の上にも、三角屋根の塔の下にも
ツバメが描かれたタイルが貼られてる。





えんじ色の扉、窓枠なども雰囲気がぴったりマッチ。

ドアノブまで、鳥をイメージするような面白い形。


こちらのバルコニーの持ち送りは、人面。
そういえば、これまでベルギーではあまり見かけなかった・・人や人面のついた持ち送り。

お隣も建物の装飾がアール・ヌーヴォーより少しクラシックな感じ。
顔や花綱など細やかなレリーフが施されている。

よく似た形式の邸宅が2軒。
窓の形やバルコニーのアイアンワークなど少しづつデザインが違っている。

こちらのボウウィンドウ下にはモザイクタイルが貼られてた。

お花のモザイクタイル。


そしてこちらは、タイル貼りの建物に天使のような子供が花を持つモザイクタイルが2面貼られてた。



こちらは女性の横顔が2面。



アール・デコっぽさのある建物も。

リベットのついた鉄骨が無骨な持ち送りがついていた。

型板ガラス?の入った扉に陶製のドアノブの組み合わせ。

陶製のドアノブのパターンも見つける度、デザインが違っていておもしろい。

箱のような出窓のついた建物。

1階の車庫?の扉の面格子には渦巻が並ぶ。

そろそろアントワープ中央駅に近づいてきた。
町歩きは続く・・