まずは第一の目的だったマラッカでマジョリカタイル、予想以上にたくさん見てくることができた。
マラッカの着いて翌日の早朝、散歩に出かけた。
マジョリカタイルはどこでみることができるのか?は全く分からなかったのだが、
ホテルから出て二、三軒先の家で早速マジョリカタイルを発見!
この通りはそこから先はどのお宅もほとんどが玄関の床周りにタイルが張り巡らされていたのだ。
早朝からテンション急上昇~
私たちが泊まったババハウスのある通りは「マラッカの億万長者通り」と呼ばれたヒーレンストリートでかつてオランダ人の富裕層が住む高級住宅地だったところ。
タイルが張り巡らされた住宅はこの通りにほぼ集中していたので、
やはりマジョリカタイルは当時も高価で特別なものだったということが伺える。
ここのお宅は一階と二階の間にもタイルが装飾されてたが、ほとんどの家は玄関ポーチの床周りに凝縮されていた。
外壁の高い位置に張られるとせっかくのタイルもよく見えないのでもったいない感じ。
こんな風に玄関ポーチの床面には象嵌タイルと立ち上がりの外壁にマジョリカタイルという組み合わせ。
アールヌーヴォー風のなんと優雅なタイルなんだろうか~
間に入った茶色のタイルがアクセントになっていて素敵。。
こちらは可憐な紫のバラをモチーフにした組み合わせ。
水色とピンクの組み合わせがまさにプラナカンカラーのかわいいタイル。
こちらはマジョリカタイルとタイル絵の組み合わせ。
玄関扉の両脇の窓の下に入れられてた。
山水画のような東洋的な絵と西洋風のリボンの取り合わせが面白い。
こちらは一階の軒の上に貼られたタイル
緑の瓦と同系色の二種類のタイルがきれい。
これもまたとても美しい色合いのタイル。
ラベンダーカラーと黄緑がとてもきれいな発色。
あまり見かけなかったが銅版転写のタイルが使われていた外壁。
これはお寺の施設だったか?
これでもかというくらいカラフルなタイルの組み合わせ。
上と同じ施設に張られてたタイル。
こちらも色とりどり。
外壁の鮮やかな黄色ととてもマッチしていたタイル。
ヒーレンストリート165番には15種類のスパイスを配合した秘伝の手作りのカレー粉を売る家がある。
ベルを鳴らして扉を開けてもらうのだが、カレー粉を購入した後、中を少し見せていただいた。
階段周りには鮮やかなマジョリカタイルが張り巡らされていた。
こちらはモザイクタイルで龍の模様が柱に入れられていた。
いろいろな家のタイルを見てきたが、ほぼタイルのデザインがかぶってないのがすごい・・
見るたびに新しいデザインに出会えてタイルウォッチングが楽しいことこの上なかった。
ホテルやレストラン、モスクで使われてたものは又別項目で紹介するとして、
まだまだタイルはあったがきりがないのでとりあえずこの辺で。