講座終了後、長町武家屋敷跡へやってきた。
石畳と土塀が続く風情のある町並みを歩く。
金沢で最も長い歴史を持つ用水、大野庄用水が土塀沿いを流れている。
自販機の下半分が石垣のラッピングになってるのが笑える~
武家屋敷跡の中でも庭園に定評のある野村家へやって来た。
門から玄関までのアプローチには巨大な石が敷かれている。
上段の間
天井は総檜造りの折り上げ格天井に
襖絵や欄間、釘隠しや引手など見どころいっぱい
こちらの扇形の釘隠しは黒柿材の透かし彫りでつくられたという。
そして、庭園
それほど広くはないけど、美しくまとまった庭は小堀遠州好みの「真の庭」の代表的な庭園となっているそう。
灯籠や大小さまざまな形の石が美しく配置されてる。
庭の池は大野庄用水の水が曲水として取り入れられていて、立派な鯉が優雅に泳いでた。
ここからの庭の眺め、とてもいい感じだなあ。
濡れ縁のすぐ下まで来ている曲水が涼し気で
岩の上に貼り付く苔や岩の間から生えるシダなど自然な感じが素敵だった。
奥に小さな太鼓橋も見える。
庭の端に置かれていた細長い手水鉢
鋳物の透かし彫りの照明器具
茶室へ続く露地
茶室へはこの石段を上がって
茶室の天井は桐板に神代杉の一枚板がおかれ、四国特産の希少なみどり松で押さえた珍しいものだそうで、
こんな層のようになってる天井は初めて見た。
茶室の窓からは庭が見下ろせる。
こちらは控えの間