先日は京都、北大路にあるむらさき湯さんへ。
少し前まで、むらさき湯さんで「ちいさな銭湯展」をされていたこだんさんとむささき湯さんが私の「メトロリスボン」の写真展をむらさき湯さんでどうですか?と有難いご提案をしてくださり、打ち合わせに伺ったのだった。
玄関を入ると、そこにはとてもきれいな発色の丸モザイクタイルが
敷き詰められていた。
緑寄りのブルーといった感じの色合いのタイルは
透明感があって美しく、あまり見たことのない雰囲気。
このタイルをイメージして、こだんさんが作られたというブローチを見せて頂いたが、雰囲気がそっくりでとても可愛かった。
開店前なので、内側にかかる暖簾。
脱衣所には木製のロッカー。
扉がシースルーになっていて、赤文字で番号が書かれている。
この鏡のあるコーナーも素敵。
楕円の鏡の両脇に付く照明もいいし、椅子もなんだか純喫茶にあるような感じで可愛い。
浴室前の扉周りは、白いタイルで覆われていて所々アクセントに立体感のあるタイルが使われていて面白い。
シャンデリアもレトロ。
銭湯ぽくない感じもいいなあ。
洗面台周り。
シンクはブルーのタイルが敷き詰められていて、周りの白いタイルとの対比がさわやか。
シンクの下部は控え目なお花模様のタイル。
明るく清潔感漂う浴室。
整然と並ぶカラン。
水風呂の周りには小花模様が可愛い紫のタイルに、
ライオンの吐水口も。
奥のコーナーを縁どるモザイクタイル。
ガラスの向こうには、なんと露天風呂も!
湯気抜きの天窓からも明るい光が降り注いでいた。
浴室を見せて頂き、展示のイメージが少しずつ沸いてきた。
銭湯のタイルとメトロリスボンのタイル。
タイル繋がりで、銭湯とメトロリスボンを融合。
風呂に浸かりながら、リスボン地下鉄のタイルを愛で、
リスボンの街角のタイルを愛でるという「メトロリスボン湯」構想が
徐々に固まりつつあるのだった。
打ち合わせの後は、近くのお蕎麦屋さんへ連れて行って頂いた。
知らない人なら通り過ぎてしまいそうになる控えめな看板の「うるめ」
というお店は知る人ぞ知るお店のようだった。
雰囲気のよい町屋の奥の個室のお部屋で、お蕎麦を頂いた。
精進という名前のお蕎麦。具沢山でとても美味しかった~