m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

寿山(丸仙化学工業所)見学

2024-04-07 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

丸万商会さんを経て、平田会長さんにご案内されたのは、126年の歴史のある会社、寿山(丸仙化学工業所)さん。
社長さんにお出迎え頂いた。
事務所前には様々なタイルのサンプルがあり、


サンプルの中には、布目タイルもあるではないか。
お話をお伺いすると、なんと泰山タイルの下請けもされていたという。
もしや、あの立命館大学の布目タイルも・・?
とお聞きすると、作ってました。と、しかもあのいくつもある校舎
の8割方を下請けで作られていたとのこと。
ええっ!ここで作られていたの~~~?!
あの大量のタイルは、どこで作られていたんだろうか?と常々疑問に思っていたのだが、
会長さんに、何の前フリもなく連れてこられたこちらの会社が
泰山タイルの下請けをされていて、しかも立命館大学のタイルを作っていたなんて・・なんというお導き?!
泰山タイルだけでなく、大仏タイルも作られていたのだそうで、、
すごい会社にやって来たようだ。
現在も、湿式の押出し成型により、人の手の加わるタイルづくりをされているそう。



実際の立命館大学の布目タイルのサンプル。
紫がかった赤茶色の上品な色合い、「赤失透」
これだ~!


工場も見学されますか?と聞かれ、
もちろん!
と、案内して頂くことに。
寿山(丸仙化学工業所)さんでは、土づくりから自社で一貫生産をされている。


岐阜県美濃地方の粘土を中心に、岡山県の陶石などをブレンド、こちらにあるようなリサイクル品も交え、14種類もの原料を混ぜ合わせ、オリジナルの土を作られているという。
やきものの色合いは、釉薬だけでなく、土と釉薬の相互の作用により決まるということ、その為土づくりが大切であることを知る。



こちらは、原料を細かく挽くフレッドミル。


布目タイルは、粘土とドンゴロスの布をサンドして、ローラーで
圧力を加えて作られているそう。


押出し成型の為の様々な金型。


製品が押出され、カットされているところ。


完成品、釉掛け前、乾燥前。


乾燥後、釉掛けされた後は、一枚一枚、手作業でこちらのさやに入れられ、


トンネル窯で38時間かけて焼成される。



出来上がった製品たち。



表には、試行錯誤されながら開発中のタイルがずらりと並ぶ。


見たことのないような表情のタイルも。


現在販売中の布目タイルとスクラッチタイルのバリエーション。



こちらは、縁を手でちぎって風合いを出されたという商品。
土の質感や手作りの風合いも良いなあ。


さまざまなサンプルが貼られた壁面。



昔作られていたという印花で模様をつけたおもしろいデザインのタイルも



世界的な高級ブランドの店舗に使用される立体感のあるタイルは
湿式の押出し成型でしか実現できない複雑な形。
半円状のめくれ上がった部分はすこしずつ角度が違うため、それぞれに金型が必要なのだとか。



こちらも高級ブランドロエベの店舗用の試作品。
色に対して妥協しないブランド側に応えていく苦労も。



事務所兼ギャラリー。
タイルだけでなく、器も製造販売されている。


床のタイルも素敵だった。





展示のボーダータイルは、どれも好きな雰囲気。


泰山製陶所のタイル見本も。


泰山製陶所のカタログなども見せて頂いた。
右端には、喫茶フランソアと同じデザインの八芒星のタイルも。


社長さんの古いタイルのコレクション。
この窪みのあるタイルは、何度か見かけたことある。







こちらのタイル壁の塊は、京都の和菓子店、大極殿本舗本店のタイル。
手の込んだ覆輪目地が入れられている。
こちらのタイルの復元も手掛けられたという。



復元されたタイルのサンプル。


そばにあった旧小学校の校舎を曳家で敷地内に移築した建物は、



今後ギャラリーとして整えられるそう。


お手洗いのタイルが、これまた素敵だった。
腰壁のボーダータイルと床のタイルの色味が美しく、


上部はオフホワイトの布目タイル。



女子トイレは色違いのグリーンが基調に。

一通り見学させて頂き、寿山さんのものづくりへのこだわりや情熱を感じ、
このように今でも手仕事を大事にしたものづくりをされている会社があるのだということを知って感激した。
この後は、寿山の社長さんに多治見駅まで車で送り届けて頂き、
無事帰途へつくことができた。

タイル三昧の一日、各所で貴重なお話をお伺いすることができて、実り多き一日だった。


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多治見・丸万商会さんのショールームへ

2024-04-07 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

モザミューを後にし、平田元会長に連れてきて頂いたのは、丸万商会さん。
ショールームの入口付近には、レトロな好みのタイルが貼られていた。素敵〜


ショールームの中には、これまた違ったパターンのレトロタイルが数種類床に貼り巡らされている。


これらのタイルは、現在は作られていないものだそうだが、
昔、海外輸出用に製造されていたものだそう。


現在は、ショールームとして使われているお部屋は、以前は、事務所として使われていたという。


丸万商会さんでは、新たなタイルのデザインの開発や、海外へ向けての輸出もされている。
現在販売されているタイルも素敵なのだが、


目が釘付けになってしまったのは、昔、海外輸出向けに作られていたというタイル見本。


渋い色味のラインナップが並ぶ。


わあ~これも素敵。
可愛いデザインに渋い色味、というのが超自分好み。


こちらも色のラインナップはさまざま。
でもどれもシックな色味で、今もあれば、人気が出そうに思うのだけど・・
現代の主流はミニマムでシンプルなインテリアなので、
こういった重みのあるデザインのものは一般ウケはしないのだとか。



海外輸出用とは伺ったが、レトロな喫茶店などの床などに貼られていそうなデザインだなあ。





細かいパーツなこのタイルも可愛い。







輸出用のタイル、どれもこれも好みのタイルばかりだった。


こちらは、現在作られているタイルの中で、最も気になったもの。
一枚のタイルで、釉薬が何色か掛け分けられている。
その掛け分けラインがまちまちなのと、土の質感に温かみがあり、手作り感があっていいなあと・・


こちらは色違い。


オリジナルのマジョリカタイルも。
左から柊、葵、ポインセチアをデザインしたものだとか。
こちらのタイルは、ハンドメイドで、職人さんが一枚一枚手作業で色を塗り分けされて作られている。


台湾やシンガポールでは、昔のマジョリカタイルが、ずらりと並べられて用いられているが、日本ではこういったポイント使いの方が受け入れられそう。


輸出向けでは、海外ではプールを持つ人が多く、プール向けのタイルとして、ブルーが基調の素敵なタイルが多かった。



ショールームを出て、外回りにも貼られているタイル。
グリーンと葉っぱのデザインがさわやか。


葉っぱのタイルの中に、お花がいくつか加わることで、ガラッと雰囲気が変わった。



お手洗いを借りると、トイレの壁面に貼られていたタイルも味わいがあって素敵だった。
こちらもカタログに掲載されていたので、現在も販売されているもののよう。

この後は、社長さんに、次なる目的地の寿山(丸仙化学工業所)さんまで
車でお送りして頂けた。









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名古屋&津島&岐阜の旅2023【名古屋・最古のコメダ&中産連ビル&モザイクタイル巡り他】

2023-03-31 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】
犬山から名古屋へやってきた。
名古屋では、まだ見たことなかった中産連ビルへ行こうと高岳駅から向かう途中、
前回閉まっていた日本最古のコメダ珈琲店へリベンジ、お茶することに。


日本で2番目にできたコメダらしいが、
1番目はもうないので、現存する最古のコメダだそう。



レトロな店内。


壁に描かれた壁画。


赤いベルベットのソファに古時計。



壁面の飾りは何を意味してるのか?
と思ったら、漢字で「珈琲」と書いてあるのだとか。


シロノワールで一休み。


休憩後、更に歩く。
ブルーのタイルに覆われた5階建てのスリムなビル。


各階の窓の横に付く面格子が可愛いな。



女子力高いビルだった。


そしてやってきた中産連ビル。
昭和38年坂倉準三設計により、社団法人中部産業連盟の研修施設として建てられた。



改めて見てみると、縦長、横長、正方形の窓がランダムな感じで並んだ窓の配置が面白いなあ。
グリーンのグラデーションのタイルも素敵。
もっと近くで見たかった。


1階の回廊。


深緑混じりの大理石が使われた壁面も。


1階階段ホール。



床に入れられた真鍮のラインが優雅な曲線を描く。


鮮やかなブルーの階段、


つややかな木製の手すり。








1階のカフェ。

う〜ん、タイルが良い色。


その後は、まだ名古屋で見てないモザイク巡りを。
名城大学八事キャンパス、薬学部の体育館棟外壁に設置された矢橋六郎による「薬と生命」


全体を見渡した後は、やはり細部が気になる。色とりどりの大理石、目の覚めるようなブルーのモザイクガラスがきれい。





遠目で見ると、色合いが単調に見える箇所も、寄って見ると、さまざまな色合いのモザイクが使われている。


淡い色合いのモザイクもきれいだなあ。


八事駅のモザイク画。






こちらの、ベンチが一体となったモザイクタイル柱も素敵!
楕円の柱にガラスモザイクがびっしり貼られている。



メロン色のモザイクもきれいだな。


そして最後に名古屋メトロ鶴舞線原駅へ。
長〜い壁面に貼られたモザイクが圧巻。


鳥や木々が見える。森や空の色だろうか、ブルーからグリーン系のモザイクがさわやかで、うっとり。


所々、光沢のあるピースが入っていて、それが効いてる。



透明感のある色彩も素敵。



こうして、1泊2日の名古屋、津島、岐阜の旅は、終了〜
建物とタイル、がっつり楽しめてよかった〜&今頃になったけど記録が終結できてよかった;
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名古屋&津島&岐阜の旅2023【犬山の街並み】

2023-03-31 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

迎賓館サクラヒルズの川上別荘旧後藤別荘を見学した後は、名古屋へ向かう途中に、犬山を通るようだったので、久しぶりに犬山へ立ち寄ることに。
駅近くの孔雀のビル、これはモザイクタイルのようだ。
いきなりスケールの大きいタイル物件。




バラの花をかたどった華麗な面格子発見。



今にも落ちそうな「R」が絶妙な理容院。





そしてまずやって来たのは、レストラン開晴亭。
前回来た時には閉まっていたので、リベンジしたかった。
ちょうど閉店間際の駆け込みで、セーフ。


壁面を飾るこのタイル。
フリーハンドで描いたようなやわらかいラインがいいなあ。


腰壁のタイル。


店内は、お昼をとっくに過ぎ、閉店時間近かったのでだれもおらず。


藤のパーテーションと椅子も素敵。


カニクリームコロッケのランチを。
美味しかった。


食後、街中をぐるりと一周。
やきもの店のショーウィンドウ下のタイル。


ふっくら厚めのクリーム色。


豆腐屋さんのタイル。


ガラスブロックとタイル。


何屋さんだったか?パステル調のモザイクタイルが可愛い入口。



もやっとタイル。

慶長2年創業、荵苳酒 という薬用酒を製造されている小島家の建物。
蔵を改装した味噌カツ丼のお店。


お土産屋さんで活用されてたモザイクタイルのショーケース台。


赤い目地に白いレリーフタイルが映える。


ベンガラ色の赤い壁、旧遊郭らしき一画も。


扇形の透かし彫りが入ったうっすらピンクのコンクリートブロック。


腰壁に細かいえんじ色のモザイクタイル。




玄関脇にグリーンと白の市松模様のタイル。










この後は、駅へ向かい、一路名古屋へ。 
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ワークセンターかじま 杉江製陶所タイルテラス竣工お披露目会

2023-03-28 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

先週末は、常滑のワークセンターかじま
杉江製陶所タイルテラス竣工お披露目会のお手伝いへ行ってきた。
杉江製陶所見本室タイルの解体が決まり、初の見学会が開催されてから約1年。
クラウドファンディングに始まり、さまざまな交渉事、複雑な手続き等、
加藤さんをはじめ、実行委員の皆様の超絶なる実行力、支援者の皆様のおかげで、ベストな形で保存することができて、本当に感謝!


除幕式で、徐々に姿を現すタイルテラス。


今後は、こちらのワークセンターかじまにて、誰もが目にすることができ、テラスとしても活用されるという、最も良い形での保存がすばらしい〜
竣工式後は、にざまつ散歩道店特設会場にて、グッズ販売やフロッタージュワークショップのお店番を。
かじまにタイルテラスを見に来られたお客様などが、時折立ち寄ってくださった。

木版画の晴三さん×杉江社長コラボデザイン手ぬぐい二種、Lindenさんデザインのクリンカータイル手ぬぐい。

Lindenさんによるニューデザインの絵葉書いろいろ

杉江製陶所で発掘された、クリンカータイルをはじめとする様々なタイルを使った
誰もが夢中になれるフロッタージュコーナー。

この他、加藤さんのスライドトークなども行われ、2日間、まったりと無事終了。



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名古屋&津島&岐阜の旅2023【迎賓館サクラヒルズ•旧後藤別荘】

2023-03-24 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

萬松園と同じ敷地内、サクラヒルズ創寫舘に建てられているのは、旧後藤別荘。
日本で初めて毛織業を始めた後藤恕作の別荘で、木曽川の下流にあったものを
移築し、リノベーションしたもの。

赤煉瓦造りの外観に瓦屋根が乗り、唐破風の車寄せがつく、ちょっと不思議な和洋折衷風。


エントランスホールは、格天井、同じく格子の装飾や窓ガラス、擬宝珠のような階段親柱など和風の造り。



玄関入って右手の部屋は、折上げ格天井に寄木貼りの床、壁に描かれた桜が華やか。桜は後から描かれたものだそうだが、結婚式場の雰囲気にぴったり。


お部屋の入口にもこんな唐破風が乗っている。
螺鈿の装飾が細かく入り、


入口両サイドには、瓢箪や扇子などの細かい象嵌細工が可愛い。





格子が細かい格天井。



3Dに見える寄木貼りの床。


2階への階段は一部鏡貼り。


アンティークの家具調度品も雰囲気にぴったり。





各部屋天井装飾が異なり、



1階のホールはヴォールト天井の縦長の広いホールに。
新しい部材で復元された箇所もあるだろうけど、新旧が馴染み、アンティーク家具と共にセンスのよいリノベーションで楽しめた。

萬松園と併せて、和洋どちらも写真映えするスポットが充実してて、結婚式場としても、良いなと思った。



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名古屋&津島&岐阜の旅2023【迎賓館サクラヒルズ川上別荘(萬松園)見学

2023-03-23 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

岐阜の続き・・今回の旅のもう一つのメインは、岐阜の「迎賓館サクラヒルズ川上別荘」萬松園の見学ツアー。
萬松園は昭和8年、川上貞奴が菩提寺である貞照寺に年三回の参拝時に滞在する為に建てられたという別邸。
貞奴自ら内装に4年かけて完成したというこだわりの26部屋は、細部に渡って趣向が凝らされ、見どころ満載の建物だった
各部屋、解説を聞きながら、案内して頂いた。



茶色く見える建物の屋根瓦は、特注の鋳物製だそう。実物が庭の片隅に置かれてて、触らせてもらったが、ずっしり重く、当時は、今の値段で1枚3万円ほどもしたとか。



「桐の間」は天井も高く、折り上げ天井、桐文様の透かし彫りの入った欄間、
福沢桃介と開発した桃山発電所の風景が描かれた襖絵があり、



三間の広い畳床、壁面は打雲紙貼りが施され、花頭窓も。


源氏香をモチーフとした襖の引手。

「梅枝の間」には杉戸に、中国風の意匠「胡蝶の夢」をテーマにした絵が描かれ、皮付きの赤松、大きな節が現れたこぶしがインパクトのある天井が見られた。





最も興味深かった部屋は、中国風の「藤袴の間」。
ガラス戸に雷文、羅漢竹で氷割れ文様がデザインされ、



金唐紙が使用された引戸や、棚板の裏の見えない部分にも施された網代など、細部にまで、行き届いた細工がされている。



ガラス戸の下部は、蝙蝠の意匠で細かく編み込まれ


天井の網代も渋い。

仏間として使われていた「御法の間」は、天井には天女が描かれ、


襖に金泥で描かれた菩提樹から、



腰壁に描かれた蟻の行列が仏間を回り、菩提樹へ戻る様子は、輪廻転生を表している


こちらのお部屋は船底天井に、大きな欠け円窓があり、絣のようなデザインの竹節の桟が入っている。

そして唯一の洋室のサンルームは、床がタイル貼り。
窓ガラスはひし形のステンドグラス。外の庇も、光が取り込めるよう、
ガラスの庇が使用されている。

床は、つやつやと光沢のある、グレー~黄土色のタイルが貼り巡らされる。


広い風呂場には、木製の浴槽が二つ。床と腰壁にはタイルが使用されていた。

茅葺屋根の民家風の部屋も。


部屋毎に趣向が凝らされた引手いろいろ。

廊下の壁にかかる、鳳凰の彫刻が施された額は、


蓋を開けるとスイッチプレートが隠されているなど、見た目の細やかな配慮がされている。


他では見たことのない金属の板を透かし彫りし、扉の装飾に使用したものも。



4年間かけて、内装を手がけたと言われるだけあり、ひと部屋ひと部屋、細部にまでこだわりが感じられ、とても見応えのある建物だった。





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名古屋&津島&岐阜の旅2023【喫茶雲雀他】

2023-02-17 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

岐阜に泊まった朝、モーニングを食べに喫茶店へ。
その前に、矢橋六郎のモザイク画を見に行こうと、岐阜市文化センターへ行ったが、なんと午前中、点検日では入れなかった〜
事前に電話で自由に見れると聞いたのに、、無念。
他にも自転車で回る予定してたけど、11時から川上別邸の見学予約があるし、雨で無理そう。
あ〜、岐阜に泊まった意味が、、


7年前に岐阜に来た時は、この甍というお店でモーニングをした。
懐かしい、、
でもこの日は看板が引っ込んでたのでお休み?

ちょうど、前回来た時はお休みだった向かいの喫茶店雲雀が開いてたので、この日は、そこでモーニングすることに。

前回も、このお店周りに貼られてた水玉タイルが印象的で、写真に収めていた。

お店の中は、椅子やテーブルは、上品なベージュ系で統一されてる。



シンプルなトーストと玉子のモーニングを。

駅に行くまでの途中、繊維問屋街を少し歩いた。
この日は平日だったけど、開いてるお店は、ちらほら。


路地裏にあった素敵アート。
カラフルなデザインも素敵だけど、2匹の猫も可愛い。


花札みたいな構図の鹿と楓。

津島と、この繊維問屋街で捕獲した、シャッターのわびさび。
ただのサビもいいけど、下から違う色が覗いてる剥がれサビも好き。

岐阜のトイレは、こんなタイル貼りだった。


赤は、透明感のあるガラスのようなタイル。

この後は川上別邸へ向かった。
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名古屋&津島&岐阜の旅2023【津島の町並みとタイル】

2023-02-16 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】
旧魚半別邸の見学を終えた後は、翌日は雨の予報だったので、この日のうちに歩けるところを歩いておきたいと、まだ訪れたことがない町、津島へ向かった。上街道沿いなどに古い町並みが残っているということなので歩くのを楽しみに。


住宅街を進むと、不思議なデザインの門があり、


近づいてみると、やきものが嵌め込まれていた。模様も独特で面白い。


2階にはベランダの手すりがついている洋風の下見板貼りの建物


わぁ〜きれいなタイル


このタイルが、1階にも2階にもびっしりと貼られてたお宅。


お隣にあったのは、喫茶飛鳥。
Googleマップには、12時に閉まる風に書いてあったけど、まだ開いてるみたいで、
まだ津島に着いたばかりだけど、入っておこう。


扉を開けると、いきなりのタイルの床にテンション上がる。
モダンな蜀江文柄。色合いもいいな。


もう少ししたら、一旦閉めるところだったらしく、滑り込みセーフ。
Googleマップに12時に閉まると書いてた、と伝えたら、ええっと驚かれ、
12時どころか夜もスナックとして営業してるという。
お店は、50年ほど前からあるそう。
てっきり店主さんかと思ったおじさんは、お世話好きな、ご近所のおじさんだった。


カウンターの足元にもこんなモザイクタイルが貼られてて、細かい所までデザインが
行き届いている。



カウンターの上には、真っ白な大きなカサブランカの生花が、清々しい。
そのカウンターの背後にもモザイクタイル。


大きなガラスブロック窓から、ほんのり明かりが差し込む。
扇型のオレンジのアクリル?窓とブルーのカーテンの色合わせもいい〜




四隅の角が落とされた八角形のテーブル。


店内に二つあったこの菱形の窓も素敵だった。



珈琲を頼んだら、おじさんがお菓子のカゴ盛りを持ってきてくれた。
まだ津島に着いたばかりで、暗くなる前に歩き回りたかったので、一休みさせて頂いたら、出発。


歩いていると、錆びたトタンの奥にタイルらしきものが、チラ見え。


近寄ってみると、タイルではなかったのだけど、木製の六角形のパーツがタイルのように貼り合わせられてた。目地らしきものもちゃんと入っていて、カラフルで可愛いかった。
何のお店だったんだろう?!


こちらは、細かな茶色のタイルと黄土色のタイルが貼られた建物。
ショーウィンドウを見ると、アンティークショップのよう。
窓から見えるカーテンもいい感じで、



この可愛いタイルたちの雰囲気にぴったり似合うお店だった。


他にもタイル貼りの建物もちらほら。


ミントグリーンのモザイクタイルが、一部に貼られた建物。


タイルとガラスブロック、型板ガラスが見えたので駆け寄ると、


玄関ポーチには、カラフルなモザイクタイルが貼られ、手前は、より細かいモザイクで包み込むように貼られてて、その丸みに萌えた。




こちらは喫茶店。
真っ赤なタイルと、庇のように貼られたタイル。タイルの角を並べてギザギザ感を出すなんて、斬新な貼り方。






風化してしまったばこの自販機。



丸窓が開いてるのかと思ったら壁が丸く塗られてた。


風格漂う早川薬局。

昭和4年に建てられた旧津島信用金庫本店の建物が、現在は、津島観光交流センターになっていた。
案内所の方によると、信用金庫の前は、東海銀行だったとか。


中に入ると、吹き抜けの大空間が広がり、
2階には回廊が巡らされている。
観光案内所兼ショップになっている。


正面奥には、大理石に囲まれた大きな金庫も残されてた。


鮮やかなミントグリーンの分厚い鉄の扉は、当初からこんな色だったかは、わからないそう。
岩津金庫の重厚なプレートがついている。


観光案内所を出て、再び歩く。
2階のベランダがアールにカーブを描くタイルが貼られた家。


花々とタイル。


イラボ風にもやっとした釉薬がかかったタイル。微妙にさまざまな色が混じり合ってるのが美しい。


肉のとりじん。
両サイドの柱がモザイクタイル貼りに。


夕日を浴びて輝くパズル風の赤茶色のタイル。


そして、素敵タイル物件が登場。
元美容院だろうか?!
バラエティに富んだモザイクタイルが貼られてる。



両サイドは、正面とは違うタイルでカラフルに。


木製の九つの窓枠、下のモザイクタイルと合って、ピンクなのが可愛い。


コーナーの柱には、縦長のグリーンのモザイクタイルが引き締めてる。


郵便局のタイル。


猫にも出会った。





もう一軒、年季の入った薬局も。

屋根神様の乗った立派な町屋。


コンクリートの覆いをかぶせたようなモダンな造りの美容院。


タオル専門店の店先には、



一見、石のような模様のパズルタイルが貼られてた。

久しぶりに知らない町を歩けてワクワクした〜
暗くなってきたので、撤収。





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名古屋&津島&岐阜の旅2023【喜与女茶寮他】

2023-02-15 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

高速バスにて、お昼前に名古屋に着き、1時からの旧魚半の見学前に、
熱田神宮周辺を歩く。
あわよくば、この2階の喫茶ロアールへ行きたかったのだけど、やはり午前中までのようで閉まってた。


近くにきよめ餅の喫茶部、喜与女茶寮があり、ランチもできそうだったので、そこでまずお昼ご飯。


お店に入ると、手前は和菓子屋さんに、奥には喫茶スペースが広がってた。


日替わりランチがハンバーグで、きよめ餅付き、というのがあったので、
せっかくなのでそれにした。


きよめ餅は2個付き。
ボリュームいっぱいで、美味しかった。


熱田神宮へ行く前に、裏通りを少し散策。


元料理屋さんらしき廃店舗が並ぶ。



2階の面格子。



コンクリートブロックが入口ドア周りに使われてた斬新な建物。


一層ディープなゾーンに突入。

不思議な意匠の建物。
周りの建物もほぼ廃墟のよう。


そして熱田神宮へお参りに。



タイルでできた看板を掲げてたお店。

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