
京都で学生時代を過ごした友人たちと、度々京都を歩く会を開催しているが、
今回は、その一人が学生時代に皆で集まる度に買ってきてくれていた布施の「モモヤ」の巨大饅頭を買いに行き、なつかしの友人の実家へもお邪魔するという企画。
大きな桃の木彫りの看板のあるモモヤ本店。


巨大な饅頭が並ぶショーケース。
これだ~、
柿と桃と栗の形の巨大な饅頭。
昔はこれを4人で切り分けて食べてた。
4人で切り分けても、かなりの大きさだったことが思い出される。
懐かしい~
これ以外にもバナナやミカン?型などもあったと思うのだけど・・今は三種類?!
これを皆でひとつづつ購入。

柿、桃、栗と外側の生地が違う。

モモヤの駐輪場?!というか倉庫ぽいところに、こんなかわいいモザイクタイルも発見。

縦横無尽に走る布施の商店街も散策。
可愛いコグマの看板を見つけた。
店頭では、おばあちゃんがすり鉢で擦って、手作りで七味をブレンドしていた。布施の名物のようだった。


ベビー服のお店でもあったみたい。

安くておいしそうなサンドイッチ屋さんもあって、友人が買い物したついでに中を見せてもらう。

入口から店内まで、床には六角形のモザイクタイルが貼られ、

店内壁面には、ややボコボコと波打つ表情のあるタイルが貼られている。

壁面の丸い照明も可愛かった。


入口付近には、店内の壁面のタイルと色違いのタイルが貼られている。
今度来た時には、ここでお茶したいな。

大きな工業用ミシンが店頭で存在感を放っていたミシン屋さん。


商店街は、この日は定休日のところも多かったが、2階部分が、タイル貼りや、テントやバルコニーなど趣向が凝らされていて、お店を見て歩くのは楽しかった。

お昼は、商店街の中にあったおうどん屋さん「屋島」へ。
香川の屋島?ひょっとして讃岐うどん?かと思ったが、、そうではなく社長の名前らしい。
さぬきうどんは、大阪では、ウケないらしく、やわらかな大阪うどんとのこと。
わかめうどんとかやくご飯のサービス定食を。
うどんはもっちりと弾力があっておいしかった。

タイル貼りの大きなビルはヒバリヤ書店。
友人いわく、昔はこの近辺にいくつもヒバリヤ書店があったそうだが、ついにこのビルの一店舗のみになってしまったのだとか。

1階の特に、この部分のタイルがきれい。

遠目で見たら、小口タイルかと思いきや、少し大ぶりなタイルだった。

レトロなアパートも発見。

軒を支える柱は、下細りでかっこいい、柱の下部と、ポーチはモザイクタイル貼り。

ガラス窓には、エッチング装飾が入っていた。
チューリップなどの花やわかめぽいものも描かれている。

玄関を挟んで左右対称にある窓ガラス。
もう一方は、少しデザインが違った。

ポーチの無釉モザイクタイル。

理容院には、

腰壁にふっくらとしたモザイクタイル貼り。
周囲は役物タイルでおおわれている。

蝶っぽいデザインの面格子と水色のタイル。

2階部分がタイル貼りの立派な建物が現れた。
回り込んでみると、1階の腰壁にも、モザイクタイルがびっしりと貼り巡らされていた。
焼き杉板ともマッチしたブラックコーデがおしゃれ。

モザイクタイルの上部は、モールディングタイルが覆っている。

扉に直接書かれた文字が台湾風をかもしていた窓辺。

アトリエ遊の看板装飾。
二匹のリスが可愛すぎる。

シンプルだが、かっこいい面格子がはまる邸宅。
置かれた植木鉢とのバランスも〇。

玄関脇に貼られた渋いタイル。

玄関脇に貼られた渋いタイルその二

青緑のタイルがいい雰囲気の家。

ひび割れ風面格子の家。

三か所ひび割れ面格子がはめられていた。

関西の浅草観音通りを歩く。

タイルが部分的に貼られた建物。
面格子もはまっている。

よく見ると、裸の女性が横たわる面格子だった。

回り込んだところに入口。
ポーチはモザイクタイル貼り。

たばこ屋さん跡。

うっすら、横ラインと爪痕のような地模様が入るタイルもどこかで見たことあるなあ。

タイル貼り、ガラスブロック、型板ガラスとザ・昭和レトロな玄関

ドアノブとのぞき窓周りの装飾

たまにお風呂屋さんが駐車場になってるようなところ見かける。
こちらもそのようで、お風呂屋の名残のタイルが残されていた。

モザイクタイルが目に飛び込んできたアパート、冨喜荘。


入口両脇の柱は、モザイクタイル貼り。

玄関ポーチからたたきまでの床面には、無釉モザイクタイルが貼り巡らされていた。

モールディングタイルのある壁。


愛染小路なる路地を入る

モザイクタイルがふんだんに貼られたお店も。



そして、友人の実家へ。
学生の頃、何度かお邪魔したり、泊まったこともある家。
友人のお母さんに出迎えてもらって、30年以上ぶり?だがほとんど変わっておられないお母さんにも驚く。
頭の片隅に残っていた、友人のお母さんが施した刺繡の衝立ともご対面させてもらった。
全てが懐かしい~

トイレへ入れば、床は丸モザイクタイルが敷き詰められていて、

扉のガラスは結霜ガラス。

他にも様々な種類の型板ガラスが・・
こちらは「スイトピー」

「ダイヤ」

「かすり」

和室の欄間も各所に豪華な透かし彫りが施されていて、まるで旅館のようだ。
たしかこの部屋で寝泊まりさせてもらったよなあ。

こちらの天袋は、お母さんが刺繍を施されたもの。
春夏秋冬の花々が刺繍されていて、こちらは、春と夏。
当時はそれほど意識していなかったが、友人宅は、昭和レトロの宝庫だった。
あれから30年以上も、手入れされて当時のままを維持されているのもすばらしい。
お茶をいただきながら思い出をなどを語り合ったのだった。

帰り道、駅へ向かう途中にも洋館を発見。

三角屋根の洋館、なんと、門脇の壁面には型押しタイルが蛇腹状に貼り巡らされていた。

門に向かってハの字型に配置された塀。
こんな蛇腹塀は初めて見た。
先日のグリル東洋軒にもこんな蛇腹タイル壁があったが、、
先日のグリル東洋軒にもこんな蛇腹タイル壁があったが、、
この日は友人たちとたくさん歩いて散策も充実。歩くとやっぱりいろいろと見つかるなあ。
布施には、特に何もないよ、と言ってた地元の友人も自分の知らない町を再発見できたと喜んでくれた。
なつかしくもあり、楽しい1日だった。

この日布施で集めたドアノブコレクション。
他にもあり、、
最近集めてる昭和レトロなドアノブ大収穫だった。