湯布院を散策した後、佐賀の武雄温泉にやってきた私たち。
ここで武雄温泉に浸かって一休みして、国重要文化財の武雄温泉新館の建物見学を、と思っていたが
温泉はもう朝入ったからいい、との父母の意見で新館の見学のみすることに。
武雄温泉は20代の頃一人旅で有田、唐津のやきもの巡りした時にやってきたことがあって、
温泉に入って近くのユースに泊まったことがあるのだけど、
夜だったからか新館の建物を見た記憶がなくこの日はリベンジ。
このそびえ立つ竜宮城のような朱塗りの楼門は大正4年に辰野金吾の設計により建てられたもの。
楼門をくぐると純和風の外観を持つ新館が建つ。
こちらも辰野金吾設計により大正4年に建てらたもの。
もともとは温泉の他、劇場やビリヤード場などを備えた大きな温泉レジャー施設として計画されていたそうだが、
計画の全ては実現することはなく客足の減少で昭和38年に新館は閉鎖されてしまったのだとか。
平成15年に復元工事が完了し、公開されているのだそう。
こちらが五銭湯浴室
浴室は八角形の形をしていて、天井を見上げると湯気抜きが
この八角形の浴室が男女用にそれぞれ左右対称に設けられている。
浴槽は大理石で、周りに貼られている正方形の白い腰タイルは、工業化された工場施設で生産されたタイルでは、
日本で初めて佐賀県有田町で造られたものだそう。
浴槽を囲む洗い場。
メインの浴室にしては思ったより狭いなあという気も・・
こちらは十銭湯浴室。
浴槽の底にはマジョリカタイルが一面に貼られていて贅沢な雰囲気。
五銭湯浴室よりもさらに小さめ。
鮮やかなマジョリカタイル。
こんなに一面贅沢に貼られたマジョリカタイルをみたのはじめてかも?!
こちらの十銭浴室も男女とも同じデザインになっていた。
そしてひのきの家族風呂も。
こちらは十五銭だったそう。
階段を上がって二階へ。
二階の八畳の間はおもてなしの空間として銘木である地栂の柱を使って造られている。
天井には洋風のシャンデリア。
窓の外には八角形の五銭湯浴室の外観が見える。
廊下にある花頭窓からは武雄の町並みが見下ろせる。
当時も湯上がりにここでくつろぐ人たちが眺めていたのかなあと。
この日のお昼は武雄の北方ちゃんぽん街道で大賑わいのお店だった「井手ちゃんぽん」で
ちゃんぽんを食べた。
野菜が丼から山盛りに盛り上がっていてボリュームたっぷり。
美味しかった~