m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

舞子・喫茶スイス

2022-06-26 | 純喫茶&リノベカフェなど

舞子公園の移情閣へ訪れた後、どこかでお茶したいと、ググった時に出てきた
喫茶スイス。
移情閣からは歩いて30分近くかかるのだけど、せっかくなので行っておきたい、とやってきた。



結構な坂道を上ってきてようやく到着。



ショーウィンドウを覗くと、軽食もデザートも充実しているよう。


入口天井のカラフルな照明に迎えられ、期待が高まる。


広い店内、ソファや椅子のシートがクラシックで重厚感あって素敵。


お店も広々。
最後、一人だけになったので、店内の写真を自由に撮らせて頂くことができた。






お店は45年ほと前からと言われてたかな?
店内の内装も素敵で素晴らしかったのだけど、


注文したフルーツパフェが、見事で、、
フルーツがとにかく盛りだくさんな上に、飾り切りが芸術的、
器の底の底まで、アイスに隠れて甘夏がごろごろ入ってた。
これこそ真のフルーツパフェ。
これが700円とは!コスパも最高~


この感激を伝えなければ、と帰り際にパフェの美しさ、美味しさを伝えたところ、店主さんにはとても喜んでいただけて、
こちらもうれしくなった。


近くにあれば、行きつけにしたい喫茶店。



この日は行くことができてよかった。


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旧武藤山治邸&孫文記念館(移情閣)

2022-06-25 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

網干に訪れた日、帰りに舞子へ途中下車し、旧武藤山治邸&孫文記念館へ訪れた。
建物は日本の紡績王として会社経営に携わり、衆議院議員としても活躍した武藤山治が明治40年に建てたコロニアル様式の住宅。
「鐘紡舞子倶楽部」としても従業員の厚生施設に利用され、
平成19年から現在の舞子公園へ移築、修復され公開されている。


建物に入ると、まず目についた階段の上がり口にあるステンドグラス。
淡い色彩が美しい。
植物がモチーフなのか?中央は花が開いているようなデザイン。


乳白色のガラスも混じっていてきれいだなあ。


すぐそばにあったガラスが嵌められた扉は、背景の格子がステンドグラスのデザインと似通ったものでまとめられていて、
こちらも素敵。



食堂として使用されていた部屋は、木製格縁天井や大理石のマントルピースが豪華。




応接室。


広間は応接や社交場として使われていたそう。



天井装飾もとても細やかなもの。


広間からはベランダへ直接出ることができる。絶景ロケーション。


ベランダのタイルは網代模様だった。


明石海峡大橋もすぐそば。


大理石のチェッカー模様の床のある洗面所。


階段で2階へ。


こちらは書斎。
6割以上が洋書でナポレオン関係の書物が多くあり、
武藤山治はナポレオンを熱心に研究していたとか。


家具や絨毯、照明はオリジナルだそう。


貴賓室は元々は千代子夫人の部屋だったそうで、客用の寝室として使用されていた。


鏡台や椅子などの家具も残されていた。



主寝室として使われていた広間は、鐘紡舞子倶楽部時代にはダンスホールとしても使用されていたそう。


旧武藤邸を堪能した後は、歩いてすぐの孫文記念館(移情閣)へ。
外観は残念ながら修復中。


建物は神戸で活躍していた中国人実業家、呉錦堂の別荘「松海別荘」が前身で、別荘の東側に大正4年に建てられた八角三層の楼閣「移情閣」が現在、孫文記念館として公開されている。
移情閣は現存する日本最古のコンクリートブロック造建造物だそう。


中央の天井装飾は龍。
中国で吉祥の象徴。


暖炉にはマジョリカタイルが貼られている。
オリジナルではなく、イギリスで復元されたものだそう。




そして壁には明治時代の製法で復元された金唐紙。





階段壁面にも復元された金唐紙が貼られてる。





2階も1階と同じく八角形の室内。



2階の天井は鳳凰と牡丹の浮彫が華やか。




もう一軒、徒歩圏内で行ける木下家住宅はこちら→
この日は閉館時間が近かったので行かなかったが。

この後は、直前に調べてぜひ行ってみたいと思った、喫茶スイスへ。


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杉江製陶所タイル見本室の腰壁の施釉タイルを再現してみた

2022-06-24 | 陶芸&タイル作り


旧杉江製陶所のタイル見本室で見た、こちらの腰壁の施釉美術タイルの再現をしてみたい、とやってみた。
とても美しい模様で、一見複雑に見えるが、正方形の中に描かれた一つのパターンを回転させ、組み合わせて作られているようだ。

正方形の中は大、中、小の半円と四分の一円の組み合わせでできていて、コンパス使って下絵を描き、石膏に写し取って型を作った。


実物には、うっすらと地模様に布目が見えたので、


紙やすりの網目が程よさそうなので、たたらで作った生地の上からローラーで更に布目をつける。
しかし、石膏の型に押しつけた段階で、すでに布目が薄くなってしまった。


そしてひたすら大量生産。

素焼き前、周囲のバリを取り、腰壁のと同じデザインに並べてみた。


素焼き後は、釉薬掛け。
型のデザイン通り、塗り分けが必要なので、一枚一枚、スポイドと針を使って慎重に釉薬を落としていく。
今回は赤土で、使用した釉薬は、鉄赤、飴、織部、金茶結晶、白萩。


塗り分けた後は、更に白萩を上から細かく散らした。


そして、焼き上がり!
杉江製陶所のものとは、色合いは違うけど、好きな風合いに仕上がった。



組み替えると、こんなデザインも作れる。
又色違いの別バージョンや、デザインを変えて作ってみたい。


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蜀江文様のタイルを作る

2022-06-23 | 陶芸&タイル作り

タイルや着物の図案でよく見かける八角形と四角形を組み合わせた図案、
蜀江文様のタイルを制作。
蜀江とは中国の蜀を流れる河のこと。
古くから蜀は良質な絹織物の産地として知られ、その織物の文様が八角形と四角形の組み合わせが多かったことから、蜀江という名前がついたそう。
基本のこのパターンに、着物などでは花や幾何学模様などを組み合わせたもののバリエーションが豊富にある。


今回は、シンプルに八角形と四角形の中に、身の回りにあるものでスタンプして、花模様などをデザイン。
色味はトルコ釉と透明釉を掛けて、さわやかな感じにまとめてみた。





オリジナルマジョリカタイルを中央に、レースのタイルで囲んだミニ額も作った。
以前、引き出しの飾りにも似たものを作ったことあるが・・

今度はこの中央のマジョリカタイルを蜀江文の四角部分に取り入れて
タイル額を制作中。

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【京都を歩く会】京都府立植物園&高麗美術館他

2022-06-22 | 建築巡り・街歩き【京都】
久しぶりの「京都を歩く会」、今回は京都府立植物園へ行ってきた。
現地集合ということで、私は定番の西院からレンタサイクルで向かい、道中も楽しむことに。


玄関ポーチにタイル柱がある理容院。


ベージュに茶混じりのモザイクタイルが貼られた面格子のある窓辺。





2階壁面の中央にはモザイクタイルが貼られた看板?が







「モダン」という名の理容室。
花柄のテントがモダン~


北大路駅の近くだと勘違いしてた植物園、北山だった~ちょっと道草してたら
時間がギリギリに・・
しかしこんな時に限って素敵なタイルが登場!
こんなブルーのタイルは初めて見た。
なんと美しいブルー。


民家の壁面に広範囲に使われていたタイルにうっとり。
横貼りと縦貼りを途中で切り替えているなど凝った壁面。


玄関ポーチの壁面には、陶板も貼られていた。



4分割されたレリーフタイルは網代の地模様に馬が荷車を引くデザインがされている。
なんだか只者ではなさそうなお家。


更に壁面にはタイルの装飾と、ステンドグラスの窓が並んでる。



紫のこのようなタイルは初めて見たかも?
美しい~
小口タイルとそれをカットしたものだけ?を使用して
こんなインパクトのある図案が出来上がるんだなあ。
色合わせも素敵。
後ほど、ツィッターで、こちらの家は武田五一の自邸の一部だったと
教えて頂いた。
もっとゆっくり観察したかったが、待ち合わせの時間に遅れそう~
と慌てて退散。


植物園に到着した時には、汗ダラダラ。
お隣の陶板名画の庭との共通券を購入して、入場。
ここは学生時代にたぶんオープンしたての頃、このメンバーで行った記憶がある。

旧京都商工会議所にあった矢橋六郎の床のモザイク画がたしかここで展示されていたのでは?
と思っていたら、期間限定だったらしく・・なかった。
あの床のモザイクたちはどこへ行ったのだろう?!


そして植物園へ。
ゆっくり歩きながら季節の花を愛でる。


紫陽花も見たかったので、見れてよかった。
ちょうど去年の今頃は皆で紫陽花を見に三室戸寺へ訪れていた



















紫陽花園の中には蓮池もあった。


鉢植えの蓮もあって、近くで見れた。
蕾が美しいな。








しょうぶ池も。


これはアーティチョークの花らしい・・


なぜか温室でウーパールーパーも見た





ぐるりと一周回った後は、お昼ご飯へ向かった。



途中、民家で見た不思議な模様の入ったタイル。



入口の赤いテントが可愛いキッチンポットは洋食屋さん。


いろいろな組み合わせがあって迷いつつ、エビフライとビーフカツ、チキンピカタのスペシャルセットを。
エビはプリプリで美味しく、リーズナブルなランチだった。
ランチの後は高麗美術館へ。


上賀茂神社へ続く道を歩く。
月2で京都の歴史ツアーに参加してる友人いわく、
この辺りは社家町といって、代々神社に仕えてきた神職の家々が集まっている地区とのこと。
上賀茂神社の境内から流れてきた明神川が民家のすぐそばを流れている。


川の水は澄んでいて清々しい。



この川の水は各家にも取り込まれ、生活用水や禊の水として利用されているそう。これは、取水口。


この辺りは、すぐき漬けの発祥の地だそうで、歴史のあるお店もあった。


そして高麗美術館に到着。
入口の石像に迎えられる。
ここも学生時代にこの面子で訪れた思い出がある。


庭には朝鮮でお墓の守り神として置かれるいくつかの石像が見られる。


十二支のレリーフ


この狛犬的な石像が可愛すぎ。


入口のやきものの引き手。
真ん中に釉が溜まってきれい。



企画展は朝鮮王朝の動物クリムということで、動物モチーフのやきものや家具、絵画などの展示が楽しめた。
展示室は撮影禁止。
朝鮮のゆるい作風の動物たちの図案がほのぼのして好み。
牛の角を薄くスライスして、内側に絵を描いて家具に貼り付ける朝鮮独自の「華角」という技法も絵柄が鮮やかに浮かび上がっていてきれいだった。


昔もここで記念写真撮った、テラスで記念写真を。
キムチや醤油など発酵食品を漬けた朝鮮の甕や日本各地の信楽、丹波、常滑、越前などの大壺や甕が置かれてる。


受付前のこの顔付李朝家具も好き~


この後はカフェを求めて放浪。
途中見つけた竹田病院のグリーンのグラデーションが美しすぎるタイル壁。



広範囲にこのタイルが使われていて、圧倒される。



スターダストというおしゃれなカフェを見つけたが、予約なしでは入れず・・
更に歩いてやっと入れるカフェに行きついた。
カフェの名前がなんだったか?出てこない・・
このキャラメルベリーパフェ、美味しかった!
チョコパフェもすごいボリュームで美味しそう。
久々に皆の近況も聞けてよかった!
また今度は秋かな?


この後は北大路駅へ向かう皆と別れて、私は自転車で、西院駅へ向かった。




角丸窓のついた2階部分にはブルーのきれいなタイルが貼られている鍼灸院。


新大宮商店街のバッグショップササキ。
可愛い店構え。


砂糖を上からコーティングしたかのようなタイル。
美味しそう~



美容院だったか?
カラフルなモザイクが入口に。


和のやきものの風合いたっぷりなタイル。


玄関上部のアールに仕上げられたタイルコーナーも美しい。


タイル貼りの洋館がついた邸宅。


縦長の窓、バルコニーなど良い感じ。




喫茶杉。
閉まってたが、やっているなら又入ってみたい。

この日もたっぷり京都を楽しめた。




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旧網干銀行湊倶楽部&網干のタイル歩き他

2022-06-16 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

網干百年祭に、久しぶりに網干へやってきた。
旧網干銀行が洋品店だった頃に訪れて以来で、リノベーション後の姿も見たく再訪。
建物は大正11年に旧網干銀行本店として建てられ、昭和45年からはタケダ婦人服飾店として営業されていたが、平成28年に閉業。
その後リノベーションされ、令和元年からレストラン旧網干銀行湊倶楽部として営業中。


この日は、レストランはやっておらず、内部を自由に見学することができた。
洋品店時代は1階に天井があったが、取り払われて吹き抜けに。
1階にも2階にも縦長窓が並び、明るい店内。


1階には金庫室が残されている。





階段の手すりなどはそのままのよう。



上り口にあった装飾。


階段の上には天窓があり、洋品店時代に見た時には、透明なものだったが、
ステンドグラスが新たに入れられ、レストランらしい華やかな雰囲気になっていた。


吹き抜け部分の2階の天井装飾。


新しいもののようだけど、鈴なりにたくさんついた照明が可愛い。


吹き抜け周りに巡らされる回廊。



2階にも小さな金庫があった。


2階の部屋は一部既存の壁がはがされ、中の煉瓦がむき出しになっていて、
よい風合いの壁が作り出されていた。


アンティークの家具とも雰囲気がぴったり。
今回はレストランは営業してなかったが、また機会あればランチしてみたい。



商店街にたしかボロボロのアーケードがあったのは
この通りだったか?!
さすがに撤去されてた。
タイル貼りとテラコッタの残る建物。


ファサードの装飾が豪華な看板建築、「電気のカナイ」。
以前は時計店だったよう。


電気のカナイは創業110周年だそう。
商店街があった当時の写真が店頭に飾られていた。


廃喫茶店らしき店舗。


古民家カフェ集い場TAO。
前回来た時は、ここでお茶した。



お隣は元病院だったそうで、前回中を見学させて頂いた。



TAOの並びに、子供たちの遊び場?だったか、
古民家を使用した施設があって、そちらも中を見せて頂けた。



図書室のように本も並んでいて、
こんな素敵な古民家で放課後の時間を過ごせたらいいなあ。


大きなテーブル、天井には太い梁が通る。



箱階段もあった。
「あぶないので階段に上がらないよう」にとの張り紙も。



奥には広い土間もあった。


元カメラ店の建物。
こちらでも古い写真の展示がされてた。
今後、カフェも考えておられるとのこと。



「ご自由にお持ち帰り下さい」
興味あったけど、なんか怖いのでやめた。


食堂ことぶき。
よさそう~食事してなかったら入ってたなあ。


可愛い窓とタイル。


型板ガラスの模様が1枚ずつ違ってる。



窓下の腰壁にもタイルが貼られてた。


2階が銅板貼りの家。
銅板は鱗状のデザイン


大きな丸窓が三つもあった美容室。




近くにあった理容きくやは、タイルとガラスブロック貼りの建物で、



腰壁にはマーブルタイルも。


たっぷり貼られたマーブルタイルに萌える。


民家の玄関周りには、立体感のあるレリーフタイル。


こんなパターンも。


こちらは廃店舗のウィンドウ下に貼られてた飴釉モザイクタイル。


渋い取り合わせのタイルが貼られた玄関。


黒っぽいタイルにグリーンのタイルがいい感じに混じり合う。


蔦が絡まる網干商工会の建物。


ポーチ柱のモザイクタイル


内部もいつか見たいなあ。


2階が亀甲模様の銅板貼りの家。


山本家住宅もこの日は公開していたので、再訪。
こちらの水井家住宅の公開について尋ねてみると、
来年から一般公開されるとのこと。
楽しみにしたい。


お昼は、近くを通りかかったこちらの「喫茶シン」にて。


ランチはいろいろ充実してるようだった。


ゆったりとした広めの店内。






えびフライ定食を注文。
リーズナブルで美味しかった~


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とこなめ陶の森資料館の杉江製陶所コーナー他

2022-06-13 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

とこなめ陶の森資料館へも立ち寄った。
こちらでは、杉江製陶所から出てきた発掘品が早速展示されていた。


「テラカッター」という箱に入ったタイルの試作品の展示がいくつかあり、結晶釉が現れたタイルはまるで宝石のよう。



裏足には三本杉の杉江製陶所の刻印が。



煙るような窯変タイルに、石のような肌合いの


これも結晶というのか?とても美しいタイル。



マットな釉薬がかかったものや、見た目は石のようなマーブルタイルなども。





「杉江製陶所 満州代理店」の陶製看板も圧巻。
文字も陶製、文字の背景は細かなモザイクタイルが貼られてる。


常設のコーナーには常滑のやきものの歴史の展示が充実。
ノベルティや動物のクッキージャー、かわいい。


流しもやきもの。
常滑のたぬきは信楽より素朴な感じ。


土管のパーツいろいろ。
こんなにいろんなバリエーションがあるんだ。



出来上がった土管を荷車で運ぶ際には、大忙しで、犬の手も借りたいほどだったという。
実際に犬が荷車を引いてる写真があった。
犬がそんな戦力になるなんて・・


井戸筒にクリンカータイル。

土管、井戸筒、クリンカータイル・・まさに杉江製陶所で作られていたもの
そのまま。
杉江製陶所の歴史は、常滑のやきものの歴史そのままと言っても過言ではないんだなと、あらためて思った。



井戸筒には一番上の印として縁に模様が入れられている。


りんずという模様を付ける器具。
花紋や幾何学文様などさまざまな種類があり、


その器具を使ったりんず体験もできる。
粘土にりんずを転がせて、文様をつけてみた。
他にもミニチュアの窯詰め体験や、急須のパーツを組み合わせるなど
体験コーナーも充実してた。


戦時中は、戦闘機の燃料製造に使用された耐酸性の呂号大甕なども作られ、
戦後はトイレなどの衛生陶器に応用されたという。



建物を装飾するテラコッタも。

常滑で作られてきたやきものを一通り見ることができた。
無料なのに分かりやすく充実した展示だった。


入口には電らん管型傘立てがおしゃれ。


すぐ隣には常滑陶芸研究所。
堀口捨巳設計。


紫いろのガラスブロックが入るエントランス。




壁面は薄紫のモザイクタイル貼り。
よく見るとグラデーションが入ってる。


階段にも細かなモザイクタイル。





駅への行き帰りで通った風景。


さわやかな色合わせのタイル塀。
下部がモザイクタイルなのも珍しい。









大善院というお寺にあったテラコッタに囲まれた照明?!
お寺にフランク・ロイド・ライト風?


大判の風合いのあるタイル。


穴あきブロック塀。



民家の玄関周りに貼られてたモザイクタイル。


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サイクルコンピューターとスパイスカレー・ヨナナ&山のテラス

2022-06-13 | ロードバイク


いつも自分的に限界ギリギリで山道を走ってるので、
ひょっとして体を害しているのではないか?という疑惑が生じ、
前から気になってた心拍計がついているサイクルコンピューターを導入してみることに。
先日、初めて心拍計を付け、まずは勝尾寺に上った。
最大心拍数は220から自分の年齢を引いたものだそうだが、、
測ってみたら、ほぼ常に最大心拍数超え、ゴール前の最後の坂では189もの心拍数を記録・・これってヤバいのでは?!
自転車って有酸素運動だと思ってたのに、無酸素運動になってる・・
道理でしんどいわりに痩せないわけだ。



心臓を酷使し過ぎてるのではないか?と不安になりながらも
一応妙見山での心拍も見てみようと上った。
やはり妙見山でも自分の最大心拍数は超え、同じく最後の坂は爆上がり;
果たしてこのままでいいのか?体を鍛えてるつもりが、痛めているんじゃあ?!


妙見山から野間峠を下り、以前友人からおすすめされていたスパイスカレーの店「ヨナナ」へ向かった。


背景の山に溶け込むように建つお店。



サイクルラックも完備。


風通しのいい店内。
入った時はお客さんでびっしりだったが帰る頃には空いてきた。









そしてミールスを頼む。
南インドのカレー、ミールスは、数種類のカレーを混ぜ合わせて
ご飯にかけて食べる。
いろんな味わいが混ざりあってとても美味しい。



食べ方の丁寧な説明書きがあった。
現地では、手で混ぜ合わせて、手づかみで食べるようだ。
以前、別の店でやったことはあるが、、
今回はスプーンで食べた。


食後はやっぱりチャイが飲みたい。
スパイスケーキは半分ずつにして、チャイと一緒に頂いた。
お腹いっぱい。
この後は、またかなりな距離を自転車こいで帰ったので、カロリーは帳消しになったと思いたい。



トイレの手洗い周りに使われてたタイルが、お店の雰囲気にぴったりでかわいかった。



ヨナナに行く途中に、通りかかったバス停がなんと茅葺き屋根でできていて
めちゃめちゃいい感じ。


妙見の森ケーブルの駅。



ここからは別の日の記録。
同じく妙見山へ上った日、ご褒美ランチへ「山のテラス」へ訪れた。
3月にオープンしたばかりで、少し前にテレビでやってたそう。
平日なのにかなりの賑わいだった。


川沿いにあるテラス席が、とても気持ちよかった。


風通しがよくて、山の緑が清々しい~




ドッグランもあって、犬連れの人たちもたくさん。


ハンバーグのセットを。
パンは食べ放題。



自転車の記録をつけようと思っていたのが、
最近は自転車で訪れたランチの記録になりつつある・・


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東窯工業タイル見本室と最後のお別れ&拓本とりに

2022-06-11 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

いよいよ昨日から東窯工業旧事務所棟のタイルの切り出し救出作業が始まった。
数日前にタイル見本室との最後のお別れと、拓本を採りに伺ってきた。
事務所の中は以前あった机や棚などが撤去されて、タイルが全て見える状態に。


事務所棟の中で、この状態で見ることができるのはこれが最後であるので、
まずは一枚一枚のタイルを写真に収める。


三本杉がモザイクで描かれた杉江製陶所のマークモチーフのデザイン。


以前は机などがあった為、隠れて見えなかったタイルも。










































そして見学会の際には、什器や荷物に隠れてほとんど見られなかった第二室の
クリンカータイルの部屋。


この中でも特に、入口に敷かれてる小ぶりのクリンカータイルが好き。
ダークブラウンに紫がかった色合いがいいなあ。


お隣は、少し大き目の赤っぽいブラウンのクリンカータイル。


手前のデザインはあまり見かけない。


クリンカータイル部屋の中に少し、無釉タイルも混じる。


こちらはキャラメル型(と勝手に呼ぶ)
一つ一つのマス目には細かく網目模様が入る。


無釉タイルが2パターン。
この蜀江文様柄は、今自分でも作ってるタイルのテーマのひとつ。


そして第三室。
こちらは窯変がすばらしい風合いを醸し出している美しいタイルが敷き詰められた部屋。



奥の方は以前テーブルや物が置かれ、埃も厚く溜まっていたが
お掃除のおかげで全貌が現れていた。
奥には明るめのタイルがまとまっている。


本当に何度見ても惚れ惚れするタイルたち。















端に溜まる釉薬の美しさ。








一番奥の網代に組まれたタイル。


一通り写真に収めた後は、フロッタージュを。
紙の上からタイルをなぞり、何度も塗り重ねると浮かびあがってくるシルエット。
そのシルエットにはタイルの現物とはまた違う美を感じた。





一人静かにタイルと向き合い、無心になれる至福のひとときを過ごすことができた。


フロッタージュをした後、解体が進む構内を少し案内して頂けた。
建物がいくつか密集していたはずの構内が、もうすでにガランとただっ広い
広場になりつつあって、あっけなさと寂しさを感じる。


蔦の絡まる2本の煙突とがれきの山。


最後に取り壊されるという双子窯がポツンと残されていた。


双子窯の内部へ。


窯の内部は塩釉が積み重なり、独特の味わいと景色が生み出されていた。






移動し、こちらもまだ残っている4階建ての棟、
土管の型枠やモザイクタイルの貼り板など、様々なものが
発掘されたという所。





タイルなどの乾燥に使われたのではないかという棚。


ガラス越しに外のやわらかな緑が目に入った。


屋根の上には無造作に土管が転がる。
屋根の棟瓦として土管が使われていたのだとか。


屋根越しに2本の煙突を眺める。


事務所棟第1室のタイルをコラージュしてみた。
あらためて、さまざまなデザインのモザイクタイルを一同に見渡すことができる本当に稀有な場だったということを再認識できた。
今後、できるだけまとまった形で再びお目見えする日を待ち望みたい。




残念ながらこちらの工場とタイル見本室はなくなってしまいますが、
今後、これらの美しいタイルたちを少しでも多く、より良い形で保存公開できますように、杉江製陶所「見本室タイル」緊急救出プロジェクトのクラウドファンディングにご協力をお願いします。詳細はこちら→


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信楽・陶芸の森

2022-06-06 | 建築巡り・街歩き【その他】

カフェ&ギャラリーOgamaから、陶芸の森まで、20分少々で行けるようだったのでぎりぎり最終入場時間までに間に合うかも~と、早歩きでやって来た。が、グーグルマップの時間は、陶芸の森の入口までだったようで、
観たかった展覧会の会場の陶芸館は最も奥の山の上!
行けども行けども全然たどり着かない~
汗をダラダラかきながら坂道ダッシュするはめに;

陶芸館までの道のりには信楽で焼かれた火鉢がずらりと並ぶ「火鉢ロード」
になっていて、これは後でゆっくり見たいと、とりあえず先を急いだ。


陶芸館では、「信楽・クラフトデザインのあゆみJAPAN STYLE」が開催中。
クラフトデザイン運動の指導者として活躍した日根野作三他の器やガーデンオブジェなどなど。
フォルムが素敵な器の数々、北欧ぽさもあり、懐かしさもあるデザインをいろいろ楽しめた。


陶芸館外壁。
信楽らしい雰囲気のタイルが貼られてる。


トイレへのアプローチの壁面と床のタイル。



扉の取っ手はやはり信楽焼のもの。


中庭のオブジェ。





帰り道は下りながら、「火鉢ロード」の火鉢を見ながら歩いた。
火鉢は信楽では明治から昭和初期にかけて主力商品として作られていて、
当時は全国シェア80%にも上ったそう。


信楽でも最もポピュラーななまこ釉の火鉢。


こんな絵付けがされたものもあった。
モダンだなあ。


絵付けのバリエーションも豊富。
こちらも素敵。
火鉢デザイナーなどが存在したんだろうか?!
「白たたき火鉢」と書いてあるように、白い釉薬を細かく叩きつけた
ような跡が全体にあって、その上から絵付けがされているよう。


いっちんで、葉の輪郭のラインを浮き出させたものも。


バラなどの花がワンポイント的に描かれ、塗り分けされている。


幾何学模様が素敵なデザイン。





これも変わってるなあ。
線引き火鉢と書かれてるが、釉薬をライン状に乗せてから
乾かないうちに上から更に描いたものだろうか?
面白い表現。


千段絵付け火鉢。
地模様のラインが細くて無数に入れられている。


こちらはいっちんで描かれた豪華な鳳凰模様。



萩流しルリ釉薬火鉢。
とても美しい文様が釉薬で描かれている。


茶系の釉薬で描かれたバージョンも。
べっ甲と名付けられているが、本当にきれい。


たたき付けといっちんを組み合わせたものも。


勢いのある力強いラインで描かれた八角火鉢。


ゴム抜きモダン絵付け火鉢。
液状ゴムを置いたところが白いラインとなって残ってる。



窓絵付け網掛け火鉢。

まだまだたくさんの火鉢があったがきりがないのでこの辺で。
今まで火鉢と言えば単色のものの印象だったが、
信楽ではこんなに表現豊かなものが様々な技法により作られていたのだなと、
火鉢ロード、とても楽しめた。

火鉢ロードは、陶芸館まで車で直行したら見ることができないので、
車の方はふもとの駐車場に停めて歩いて上がるのがおすすめ。


陶芸の森には、いくつか施設があるが、もう閉館時間を過ぎたので、建物外回りの園内をうろうろ。
さすがにプランターもやきものでできてる。






駐車場の車止めは、なんと陶器の犬。


ダックスフントのような犬が2匹寝そべっている車止め、かわいいなあ。


庭園内にはアーティスト・イン・レジデンスで滞在した陶芸家の作品も
点在してる。



ユニークなガーデンファニチャー





管理事務棟のチョコレートタイル。


陶芸の森に、信楽窯業技術試験場が移転するようで、
新たな建物が出来上がっていた。


このタイルも貼りたてのよう。



ガラス越しに、中にも素敵な陶板レリーフ作品があった。


陶芸の森を後にし、駅方面へ向かう途中。
ざらざらした質感と深いブルーが美しいタイル。



グレーから薄紫のグラデーションがきれいなタイル。


ガラスブロックと宇宙タイル。


タイルの宇宙~美しい~


陶器屋さんの店先に、徳利がずらり。
ちょうどお店の方が出ておられたので、これは?
と、伺ってみた。
収集された酒屋さんの徳利だそうで、名前は酒屋さんの名前、
白い徳利は瀬戸のもの、黒は丹波、茶は信楽のものだそう。
産地によって色が決まってるんだ?!


そして登り窯カフェ、という窯の中でお茶ができるカフェも発見。


もうお店が閉まっていたが、中を見てもよいとのことで。


昭和9年に築窯されたものだそう。


洞窟のような窯の中でお茶してみたかった。

たぬきだらけ。


野積みされた植木鉢。



そして駅へと戻ってきた。
数時間だったけど、久々に窯元の風景を楽しむことができた。

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