m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

京都を歩く会【紅葉の地蔵院&勝持寺&大原野神社&正法寺】

2018-11-30 | 建築巡り・街歩き【京都】

恒例の学生時代からの友人たちとの京都を歩く会、今年の秋は紅葉狩りに、まずは地蔵院へ訪れた。

嵐山行の満員の電車から解放されて、上桂駅で降りて徒歩十数分。

 

 

人も少なく、ゆっくりと紅葉見物。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここのお寺はコケもとてもきれいで、前日の雨に濡れたコケが瑞々しく美しかった。

庭園もコケできれいだったけど、方丈と庭園は撮影禁止。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、浄住寺へやって来たが、歩く道すがらに出会った散歩途中のおじさんに

これから行くべき紅葉の美しい穴場の寺を教えてもらうことができた。

この後ランチ後には嵐山方面へ向かう予定だったが、ものすごい人だと想像がついてたので、

そのおじさんを信じて、大原野の方面へ向かうことに。

後々聞いてみると、おじさんは有名芸能人を何度も案内したことのあるガイドさんだったようだ。

 

 

おすすめのお寺は願徳寺、勝持寺、大原野神社、正法寺とのこと。

ちょっと不便な場所だったので、タクシーで向かった。

 

 

道すがらの竹林はオレンジの紅葉とのコントラストがきれい。

 

 

 

 

勝持寺へ。

塀の外からでも中の紅葉がすごそうなことがわかった。

 

 

 

 

 

 

勝持寺の境内は黄色、オレンジ、赤、とさまざまな色合いのグラデーションがきれいな紅葉が見れた。

 

 

 

 

境内はとても広く、高低差もあって、見渡す限り紅葉の嵐で感嘆の雄叫びを上げっぱなし。

今まで見た紅葉スポットの中で一、二を争うすばらしさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光を受けて青空に映える紅葉もきれいだけど、

 

 

日陰でしっとりと落ち着いた紅葉もきれい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きれいだなあ~

こんなにすごい所なのに、ほとんど人がいない・・

まさに穴場!おじさんを信じて行ってよかった。

来年はお弁当持ち込みで来たい感じ。有難いことに、アルコール以外の飲食持ち込みOKのようだ。

 

 

鐘楼堂ともみじ。

 

 

 

 

その後、大原野神社へ。

 

 

 

 

 

 

真っ赤なもみじがきれいだなあ。

 

 

 

 

最後に、正法寺へ。

 

 

こちらのお寺は枯山水の庭園が美しかった。

 

 

あちこちに置かれた庭石は全て動物に見立てたもの。

 

 

この日は急きょ予定変更して、出会ったおじさんの言う通りのおすすめスポットへ行ってみたが、

期待を裏切らない思った以上にすばらしい紅葉が見れて、行ってよかった~

今回はちょっと紅葉に夢中になってしまって、やや話し足りなかったので、また近々会いましょう~

 

 

 

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奈良の町歩き

2018-11-28 | 建築巡り・街歩き【その他】

旧奈良監獄への行き帰りに見た建物など。

昭和43年、片山光生設計の奈良文化会館。

  

 

 

 

正面玄関

 

 

 

内部へ

 

 

寄木の木目がきれいなドアハンドル。

 

 

国際ホールロビー

 

 

豪華なシャンデリアを下から見たら花のようだった。

 

 

タイル壁に囲まれた階段ホール。

 

 

この多角形の照明も魅力的。

 

 

休憩ホール。

 

 

昭和40年、同じく片山光生設計により建てられた奈良県庁舎。

 

 

 

 

 

 

ゆったりとしたピロティ

 

 

 

 

そして、以前も一度訪れたことがあった、工場跡事務室へ

大正14年に建てられた乳酸菌飲料を研究開発していた工場の跡をカフェにリノベーションした建物。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パストラミサンド、美味しかった。

 

 

帰り道、タイルがかわいい美容室発見。

 

 

あまり見かけない組み合わせのモザイク。

 

 

 

 

ポーチのタイルはヘキサゴンタイルをお花状に並べたもの。

 

 

こちらは理容院。

 

 

階段にびっしり丸モザイク。

 

 

とあるお家の玄関壁面に貼られたタイル装飾。

 

 

帰りは奈良女子大の前を通りかかったので。

相変わらずメルヘンチックな門と建物がかわいい。

 

 

 

 

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旧奈良監獄特別公開

2018-11-26 | 建築巡り・街歩き【その他】

三連休の初日、旧奈良監獄の特別公開へ行ってきた。

以前、まだ監獄として使用されてた時に塀の外からは見たことあったが、内部へは足を踏み入れたことはなく、

今回は日本初の監獄ホテルとして生まれ変わる前に、竣工当時の姿を見れる最後の機会ということで楽しみにしてた。

  

 

初日の初回の1時からの予約で、少し過ぎてからやってきたらこの長蛇の列・・

門から建物までのアプローチが思ったより長い。

旧奈良監獄は明治41年に山下啓次郎設計により、監獄の国際標準化を目指して建てられた5大監獄の一つ。

 

 

建物は赤れんが造りのロマネスク様式で建てられていて、一見お城か別荘か?というような

雰囲気でとても監獄とは思えない。

 

 

最初の部屋で見た映像では、旧奈良監獄の鳥瞰写真が見られ、思ったより規模の大きな建物と敷地に驚いた。

重要文化財となってるこれらの建物は日本のれんが建築の文化財の中では最大だそう。

 

 

 

 

看守が立つ中央の監視所から放射状に伸びる収容棟は、少ない職員で、監視の目が行き届く仕組みとなっている。

旧奈良監獄をはじめ、明治五大監獄の建物はこのようなハビランドシステムという欧米で取り入れられていたシステムで

建てられているそう。

 

  

そして、その中心の監視所へ。

 

 

監視所から放射状に伸びる収容施設は第一寮から第五寮までの5棟からなる。

 

 

2階の監視所周りは、1階への見渡しと、採光、落下防止のために床には格子が。

 

  

独居房が並ぶ棟。

 

 

独居房の内部はトイレと手洗い、そして窓が一つ。

広さは4.7㎡あるそう。現在の単独室では7.5㎡のスペースがとられてるという。

プライバシーの観点や複数の犯罪者を同室に収容することの悪影響の懸念から単独室が採用されていた。

 

 

独居房の扉。

上の格子が入った監視用の扉と、下の扉は食事などの出し入れ用

 

  

重厚感のある鍵。

 

 

食事の受け取り口。

厚みのある扉。

  

 

独居房が並ぶ廊下は所々に天窓が入れられていて、とても明るい。

 

 

廊下にあった掃除道具などを置くコーナーと左は階段室。

 

 

地下へ下りると、細かく仕切られた部屋にはお風呂の浴槽が並んでいた。

コンクリートに囲まれ、寒そう・・

 

 

地下のボイラー室。

 

 

放射状に伸びる棟と棟の間を外側から。

 

 

壁面をれんがで積み上げた建物は開口部を造ると、強度が弱まるので

縦長の窓が多くなっているとか。

  

 

1階へ。

2階の廊下の天井についていた天窓からの光が届くように、2階の廊下も真ん中は塞がず格子が入っていて、十分光が届いていた。

  

 

そしてこちらは雑居房。

雑居房は3人部屋で9.6㎡。現在は6人部屋で25㎡だそう。

短所は受刑者同士が悪影響を及ぼし合うという悪風感染が起こりやすいことだという。

 

 

マル房と呼ばれる規律や秩序に違反する行為をした受刑者に対する懲罰として収容する部屋へも実際に入らせてもらった。

寝具は与えられず、7日以内という期限が決められていたとか。

今は蛍光灯が取り付けられているが、豆電球一つの暗く小さな円筒形の部屋で、壁はラバーぽいものに覆われていて

その壁には爪で描いたのかあちこちにある落書きが生々しかった。

ガイドさんが言われるには、この中では3日ももたないと言われてた。

心身を著しく害するおそれがあるので現在は行われていないそう。

 

 

 

 

 

こんな池のある庭園もあった。

 

 

こちらは独立して建っていた隔離病棟。

精神病患者が大声出したり、暴れたりする場合に隔離するのに使用されたのだとか。

 

 

奈良奉行所の屋内にあった牢舎で、資料保存のため、移築されたもの。

キリギリスを入れておく虫かごに似ていることから、通称「ギス監」と呼ばれたそう。

 

  

こちらは放射状に伸びる収容棟の先端部分。

この更地になっているところには既に取り壊されているが、当初はそれぞれの棟の先端に、さまざまな工場がつくられていて、

受刑者の刑務作業が行われていたという。

 

 

敷地を囲む長いれんが塀。

れんがは小口積みと長手積みを交互に段違いに積むイギリス積みが採用されていて、

旧奈良監獄での工事は刑務作業の一環として、受刑者がれんが職人と共に、れんがを製造して作り上げたという。

受刑者の労働力を活用するというのは設計者山下啓次郎の意向でもあったとか。

 

 

別棟には妙に明るく、カラフルな扉のつく部屋が並んでいたので伺ってみると、

こちらは選ばれた優秀な受刑者の中で、日中は監獄外の一般の工場などで働くことができるようになった受刑者の

部屋だそうで、独居房や雑居房で使われていたような分厚い扉でなく、

鍵もかかってない普通の扉のついた部屋が並んでいた。

 

 

他にも刑務所作業製品展示即売会や、少年院・少年鑑別所コーナーでは収容されてる少年たちが作った作品の展示なども。

この手前のお茶碗?なんて、すごい斬新なセンス・・

少年矯正にも使用されている性格検査を簡単にした性格テスト体験などもやってみた。

 

 

独居房を利用して、飲食スペースとしてレンタルなんかもやってた・・

独居房でちょっと飲食する気にはなれないなあ。

旧奈良監獄、2021年のホテルオープンが楽しみ。この日は旧監獄を満喫できた!

 

 

 

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木の実のツリー&クリスマスのミニモザイクを作る

2018-11-24 | クラフト&木工

今年も三色彩道の紅葉を見に行って、かえでの木の実を拾ってきて、

今まで拾い集めてた木の実と100均の木の実を合わせて、今年はリースでなくツリーを作ってみた。

 

 

 

 

 

そもそもこの木の実のツリーを作ろうと思ったのは、水野撚糸工業所でたくさん頂いた糸巻きを何かに利用したいと思ったから。

この糸の上からグルーガンで木の実をつけると絡みもよく、うまくくっついた。

 

 

円錐形の裾をより開いたツリーが作りたかったので、こちらは芯のコーンに好みの形に

糸を巻き付けて作ったので少し裾広がりにできた。

土台には家にあった小さいテラコッタの植木鉢を伏せて、その上にかぶせてみた。

 

 

モザイクは、土台に100均で手ごろな形のものを見つけたので、この木のオブジェをベースにすることにして、

ニッパーでタイルをカットして貼り付けた。

 

 

グリーンのツリーとカラフルツリーを。

 

 

雪だるまとトナカイも。

 

 

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歩かない?!タイルツアー

2018-11-22 | 建築巡り・街歩き【京都】

以前、リュウさんの台湾料理教室でご縁があってご一緒したHさん。

その後フェイスブックで友達になったのだけど、私がフェイスブックに日々アップしてるタイル写真を見るうちに、

どんどん洗脳されて来たようで、今まで眼中にもなかったタイルが目に止まるようになってきたとか。

そして一度タイルツアーを催して欲しいと、依頼を受けてた。

でも歩くのはイヤなので、歩かないタイルツアーをと、、

歩かないタイルツアーって、、

普段は歩かずしてタイルを見ることなかれ派の私だけれど、せっかくのタイル啓蒙の機会なので

その無理な願いを聞き入れて、ツアーを決行することに。

 

 

歩かずして、観れるところといえば、さらさ西陣界隈しかないだろうと、

そして、温泉はパスと言われたので船岡温泉は外し、移動して、きんせ旅館へお連れすることにした。

 

 

大徳寺前でバスから降りたところからツアーはスタート。

紙商カワハラの錯覚タイルが見えてきた。

白と黒のタイルはほんとは長方形なのに目の錯覚で横向きの台形に見えるという・・

「おおっ」とちょっと感心してもらって、、これでつかみはOK?!

 

 

少し行くと、本業タイルの貼られてた壁をUさんが目ざとく発見。

 

 

こんな窯変が美しいタイルも魅力的なんだけど・・

 

 

そしてさらさ西陣に到着・・

私はつい先日も徐さんを案内に訪れたばかりなので、

再び参上!

 

 

しかし何度訪れてもこのタイルたちにはうっとり・・

お二人にもこのすばらしいタイル空間を存分に味わって欲しい~

 

 

一通り観察して、写真を撮った後は、ランチを食べながらタイルの話もしつつ、

ラジオのパーソナリティでもあるHさんの弾丸トークも炸裂!

最後にはここからHさんの京都学生時代の思い出のあぶり餅を食べに行くことに話はまとまった。

ここから徒歩15分、に渋っていたHさんだったが、観念して・・

 

 

今宮神社のあぶり餅屋さんへ向かう途中もタイルチェックは怠らず。



やきものならではな風合いのタイル。

 

 

ただの青ではない雰囲気あるタイル。

 

 

型押しのデコボコに釉が溜まり表情あるタイル。

 

 

面格子とタイル。

 

 

お地蔵さんの祠があったが、石に浮彫になった顔が白塗りされていて、

かなり不気味なタイプ・・

 

 

可愛いタイルとテラコッタのタイルが貼られてた建物。

ステンドグラスも素敵。

 

 

中はお店兼何かの施設になってたので、ステンドグラスを中から見せてもらう。

 

 

中のカウンターも手作りのモザイク壁が。

すてきだなあ~

タイルを使った手作りの改装をされたそう。

 

 

しばらく行くと、更に地蔵祠が現れ、やはり中のお地蔵さんは顔が白塗り。

この辺りの風習か何かなのかなあ?

 

 

祠の卍はタイルで現わされてた。

 

 

ランタン型タイルも発見。

色合いが素敵。

 

 

 

 

そしてこのシミぽたタイル。

こちらは閉店になったお店の隣との境の壁にびっしり貼られてた。

 

 

正面からは建物両端のこの幅分しか見れない・・

 

 

とあるお宅の玄関脇に貼られてたタイルも重厚感ある。

 

 

大徳寺の塀は、以前も見たけどいろんな瓦がねじ込まれて?てユニーク。

 

 

今宮神社までやってきた。

お参りを済ませ、

 

 

2軒向い合せに並んでるというあぶり餅屋にやってくると、

なんと、閉まってる~~ガーーーン

2軒とも閉まってた;

餅を食べる気満々だったのに。

 

 

仕方なく、きんせ旅館へ向かうバス停へ向かう。

壁の飾りや門やフェンスのデザインが独特なお家。

 

 

華麗なデザインのアイアンの門

 

 

下見板貼りの腰壁が見える。

ポストもオリジナルなのか?妙に可愛い。

 

 

妻壁にはイニシャルを装飾した漆喰装飾らしきものが見えた。

 

  

並びのお家の窓もモダンで素敵。

この後、船岡山からバスに乗ったのだけど、なんと金閣寺辺りのバス停で、

突然のハプニング。バスの扉が閉まらなくなり、、降ろされるハメに;

  

 

結局タクシーできんせ旅館へやって来た。

何度も写真を撮ってるけど・・撮りたくなる玄関ホール。

 

 

そして泰山タイル。

 

 

私は今度はこんな複雑な色合いのタイルを何枚も焼いて、壁泉みたいなのを作りたいと思ってるので、よく観察。

 

 

この日はラッキーなことに、お客さんは私たち以外は1組で、しばらくして帰ってしまったので

この空間を三人締め。

 

 

ステンドグラスと泰山タイルの競演にみんなうっとり。。

 

 

忘れてはならないトイレのタイル。

 

 

十分、味わった。。

 

 

残り2個だと言われたパウンドケーキを3人で仲良く分け合って食べた。

 

 

帰りは島原口のバス停へ向かう。

洋品ユカワのりんご飴の飴のようなきれいな赤のタイル。

 

 

これは前回通った時には気付かなかった花屋さんの壁面にモザイクで描かれた「花」

 

 

これまたきれいな宇宙系タイルも。

 

 

建物の下に隠れるように貼られてたふっくら飴釉のタイル。

 

 

下のえぐれた 部分は何だろう?とよく見ると、マンホールのカーブに合わせて

タイルが貼られていたのだった。

 

そして無事タイルツアーは終了。

歩かないタイルツアーだったけど、京都NO.1&NO.2タイルスポットを押さえつつ、

バス停までの道すがらでもバラエティーに富んだタイルも見ることもでき、お二人にも喜んでもらうことができたようでよかった。

 

 

 

 

 

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万博公園の紅葉2018

2018-11-20 | 季節の花・自然

この前の関西文化の日、入場無料だった万博公園へ紅葉を観に行ってきた。

紅葉の時期にはいつも行く日本庭園の普段は非公開のお茶席のある汎庵・万里庵へ。

 

 

しかし、今年のお茶室の紅葉は全体的にはいまひとつのような感じだったので、

できるだけきれいなところを・・

 

 

 

 

 

 

 

 

光を受けて透けるもみじ。

 

 

キラキラ玉ボケが撮れた。

 

 

先っぽだけが赤く紅葉する紅葉。

 

 

青もみじのシルエット

 

 

日陰のもみじもしっとりと落ち着いた色合いが美しい。

 

 

日本庭園を出て、池の周りを針葉樹が取り囲む好きなスポット。

こちらもあまり色づきはないけど、かなり葉が落ちてる様子。

 

 

 

 

自然文化園を歩いてると、真っ赤なもみじも見つけた。

 

 

 

 

真っ赤な紅葉をバックに真っ赤な紅葉を撮る。

 

 

もみじの滝をソラードの上から

 

 

 

 

バラ園ではバラも満開だった~

 

 

この後、日本民藝館とみんぱくへ。

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池田泰佑 陶製モザイク展へ

2018-11-19 | 美術館・ギャラリー他

今日は、昨日ツイッターで今日までの展示と知った「池田泰佑 陶製モザイク展」へ訪れてきた。

池田泰佑先生とは、あの泰山タイルの創始者、池田泰山のお孫さんにあたるお方で、

以前、川島先生の建築講座で、自宅の方へお庭などに敷かれてるタイルを拝見しに訪れたことがあったが、

個展へ伺うのは初めてだった。

2年に一度のペースでされておられるとのことなので、今日を逃すと2年は見れないと思って急きょ行くことに。

 

 

三条にある北野ギャラリーへ伺うと、池田泰佑先生と奥様がおいでになられた。

泰山タイルが大好きだということを告げ、泰山タイルのこと、先生の制作されておられるモザイク画のこと

いろいろとお話を聞かせて頂くことができた。

素人の私にもとても親切にさまざまなことをお話してくださりとても感激した。

(写真掲載ご了承頂いた)

 

 

先生の作られているモザイク画を拝見すると、とても深みのある素敵な色合いのタイルが使われていて、

ひとつひとつのピースが宝石のように美しい。

私が惹きつけられたこのモザイク画は、写真では正確に色が表わせなくて悔しいのだけど、

緑のさまざまな色合い、濃淡によってデザインされたもの。

 

 

緑だけでも8種類もの色合いがあり、それぞれに濃淡が5段階。

8×5で40種類もの色を焼き分けられているという。

この一見黒かと思うピースも、部分によればやや緑がかって見える箇所があり、その焼きムラが奥深く美しい。

森をモチーフにされたという作品はご自宅近くにある東福寺の裏山や旅先で見た景色からインスピレーションを

得られるとのこと。

 

 

こちらは青を基調とした作品。

こちらも本当にきれい!

 

 

写真の下部に使われているタイルは釉薬が薄くかかったもので、土の質感が見え隠れしている。

青の濃淡、細やかな窯変にうっとりしてしまう。

驚いたのはこの真ん中の青にピンクがかった部分。

こちらは青にピンク色の釉薬を重ね掛けされたものかと伺ったら、

こちらも窯変によって現れた変化なのだそう。

釉薬の濃さだけでなく、窯の中である一定の温度に当たった場合に出る色合いなのだという。

温度が高すぎても低すぎても出ないものだとか。

泰山タイルにもいえるということだけど、基本、重ね掛けはせず、一色の釉薬で、濃淡や温度による窯変で

あのような美しい色合いがでるのだそう。

面白く、とても興味深い・・

 

 

こちらは白いタイルが基調となっていたが、白といっても、とても温かみがあり、表情があるのだ。

 

 

真ん中のブルーのタイルが目の覚めるようなきれいな色で素敵なアクセントになっていた。

通常、モザイクで使われるタイルは150mm角の5mm厚のものを色毎に焼き上げられるそう。

下絵を描いたところに、その部分部分に合わせてタイルニッパーでカットされるという。

そのカットのラインがちぎり絵のようにやわらかく、和の風合いを感じる。

 

 

中にはこのようなとても明るいオレンジ色や赤色もあった。

こちらは赤楽といい、他の本焼きのタイルと違って楽茶碗を焼く時のように低温度の750度で焼かれたものだそう。

 

 

スペインタイルのような鮮やかさがあるけれど、単調な鮮やかさではなく、奥行きのある鮮やかさというか、とても美しい発色なのだ。

まるで日本の鮮やかな紅葉を表わしているような・・

 

 

いちいち質問をしてしまう私に、丁寧にさまざまなことを教えて頂いた。

泰山タイルの復刻、もお願いしてみたが、後継者も今のところはおられないそうで

受け継いだ釉薬の調合も、土や鉱物、窯などの条件が昔とは変わってきているので、昔と同じものを焼くことは難しいという。

 

 

私は泰山タイルで、モザイク画は今まで見る機会がなく、

取り壊された別府湯は見逃していたし、東京国立博物館のは学生の時行って以来でまだ見たことがなく

あまり印象がなかったのだけど、タイルを割って貼り付けて柄を作るという集成モザイクの技術は泰山タイルが日本初だとのこと。

ちなみに今も観れる泰山タイルのモザイク画は京都にありますか?

と尋ねると、京阪鳥羽街道駅の稲荷山武田病院(旧大羽病院)を教えて頂けたので、後ほど行くことにした。

今日は本当に貴重な話を聞かせて頂き、長居させて頂いてありがとうございました。

又、次回の展覧会を楽しみにしております。

 

 

その後、先生に教えて頂いた稲荷山武田病院へ。

玄関を入ると壁面にモザイク画が現れた。

うわ~っ、すごいなあ。

 

 

さまざまな鮮やかな色合いのモザイクタイルが船を美しく形づくっていた。

泰山タイルならではな辰砂釉も見られる。

 

 

深みのあるこのオレンジや黄色のモザイクは先ほどギャラリーで拝見したものととてもよく似た色合いだ。

 

 

美しいなあ。。

 

 

泰山の銘も入っていた。

額縁も陶製のもので素敵!

病院の方に何かいわれがあるのか聞いてみたが、前の病院時代からあって、詳しいことはわからないとのことだった。

 

 

その後、清水五条まで歩いて、池田泰佑先生の作品があるという京都陶磁器協会へ。

入口入ったところの床面に入れられていたモザイク画。

とてもさわやかな色合いだなあ。

 

 

こちらも辰砂が美しい。

 

 

この日は泰山タイルのモザイクにどっぷり浸れた感動の一日だった。

 

 

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イケフェス2018【スリープカプセル他】

2018-11-18 | 建築巡り・街歩き【大阪】

イケフェスで最後に当選したのはスリープカプセルのガイドツアー。

このツアーは小中学校の子供とペアでないと応募できなかったのにうっかり見落とし申し込んでいた

確認メールが来たけど、うちの子は高校生だしまさか行くとも言わず、条件に合わず落選。

その後、人数が少なかったのか、施設の方のご厚意により、参加できることになったと連絡があった。

普段は男性専用の建物なので、見学できるのはこんな機会だけ。

ロビーラウンジにて、倉方先生によるスリープカプセルと設計者の黒川紀章についての解説の後、見学へ。

 

 

スリープカプセルは昭和54年に黒川紀章により、世界初のカプセルホテルとして設計されたそう。

黒川紀章が世界でも注目され、売れっ子だった時代につくられたという。

ひとつのカプセルは高さ1.1m 幅1.05m 奥行き2m。

強度のあるFRP素材により作られている。

 

 

見学では実際にカプセルの中へ入ってみることもできた。

宇宙カプセルをイメージしたという空間は、入ってみると、思ったより広い空間で、

包まれた感じがあってなんとなく落ち着く。

 

 

カプセル内にはテレビ、ラジオ、目覚まし時計、調光式ルームランプなどが備えられていて、

手元のナイトパネルで操作できる。

これは寝転んだまま撮った写真。

これは快適かも~

 

 

鏡、そして非常口の案内地図も。

 

 

それぞれの入口にはロールブラインドがついていて、それを下すと、完全に独立空間に。

 

 

外から見るとこんな感じに。一見、ペットホテルのような見た目も;

カプセルは強度があるので上下2段に積め、隣とも隣接してるが、カプセルの間に入れられた不燃ボードには遮音性もあるそう。

 

 

上段に上がるステップ。

 

 

5階建てのこのビルにはなんと450室ものカプセルルームがあるという。

カプセルの為、100坪に70人という人数が収容できるそう。

共用スペースにはサウナやスパの他、温水プールやレストランなど施設も充実。

個室スペースと共用スペースを分けることでスペースの効率化と合理化が図られているのだそう。

 

 

当時のポスターには若かりし頃の設計者、黒川紀章の顔写真。

「この新しい個室空間をどう使いこなすか・・・。

 これこそ一人旅の男のセンスだ」と、ちょっと笑ってしまうような「キャッチフレーズが入っていた。

当時はシングル1泊1600円だったようだ。

 

 

共用の洗面所。

 

 

ロビーラウンジ

カプセルホテル、思ったより快適そう。

これで宿泊料が安いなら、合理的でいいかも。ここには女性は泊まれないけど、

一度旅先でカプセルホテル体験してみたくなった。

それにしても大阪のこのスリープインが世界初のカプセルホテルで、更には黒川紀章の設計だったとは知

らなかったなあ。

 

 

この後は、せっかくなので、もう1軒、黒川紀章設計のグランキューブ大阪へも立ち寄ってみることに。

グランキューブ大阪は平成12年に開館した大阪府国際会議場。

イベントホールに、メインホール、大小の会議室などが供えられた建物。

1、2階はプラザというステージなどもある外部空間。

こちらは6本の太い柱で天井が持ち上げられている。

 

 

玄関出入口

 

 

見学できるのは3階までと言われたので、ここまで。

ホワイエのエスカレーター

 

  

 

 

 

 

 

 

 

建物を見上げたところ。

 

 

中のホールや特別会議室など見どころもあるようなので、次回はガイドツアーに応募して、中の施設を見学してみたいな。

 

 

帰り道、見つけたタイルで抽象画?が描かれた壁面。

1階は松屋が入っていた。

 

 

ぽつんと一つ、ハチのレリーフが入ったタイルも発見。

お店でもなさそうだったけど、何か意味があるのかなあ。

 

 

この面格子も変わってるなあ。

 

今年のイケフェスはこれにて終了に。

今年も普段は見れないような建物内部をいろいろと見せて頂くことができて刺激的な3日間だった。

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イケフェス2018【赤レンガ倉庫&日本聖公会川口基督教会他】

2018-11-16 | 建築巡り・街歩き【大阪】

年n

イケフェス、ピース大阪の見学ツアーに参加した後は大阪築港の赤レンガ倉庫へやって来た。

ここも新しい施設になってからまだ訪れたことがなかった。

赤レンガ倉庫は大正12年に住友倉庫として建てられ、その後大阪市に移管され、現在はクラシックカーのミュージアムや

カフェ、レストランとして活用されている。

 

 

ミュージアムは有料のようだけど、倉庫前などに停められてるクラシックカーが赤レンガとマッチして、

辺り一帯が外国の雰囲気を醸してた。

 

  

 

 

倉庫時代の荷揚げ用のクレーンも残されている。

 

 

一部の赤レンガの倉庫は駐車場に。

 

 

耐震補強された内側。

 

 

 

 

レストランのテラス席も絵になるなあ。

赤レンガ倉庫はフォトジェニックでおしゃれに再生されてた。

 

 

赤レンガ倉庫を見た後は2時からのスリープカプセルのツアーまでに、川口教会へも行っておきたかったので

大阪港を後にすることに。

駅に移動途中、きれいな宇宙色のタイルを発見。

 

  

リリー文具店のタイル。

 

 

ううーーん、きれいだなあ。

  

築港温泉。

 

 

「築港温泉」の文字がモザイクタイル!

 

 

そしてやって来た日本聖公会川口基督教会。

大正9年に建てられたゴシック様式のレンガ造りの教会。

川口教会のある川口地区は大阪港開港に伴い、かつては外国人居留地が設置され、各国の商社事務所や

洋館などが立ち並ぶ一帯だったそう。

 

 

現在は川口教会を残すのみに。

 

 

厳かな雰囲気の礼拝堂内。

 

 

祭壇の後ろには幾何学模様のステンドグラス。

 

 

シザーズトラスといわれる木製のトラスが屋根を支える。

 

 

尖塔アーチ窓にはステンドグラスが入っていて、デザインは全て花というのが珍しい。

 

 

旧約聖書にちなんだ花が描かれているのだとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

2階席から

 

 

照明を間近から。

 

 

礼拝堂入口前のステンドグラス。

 

 

教会の向かいに建つ、川口アパートは昭和3年建築。

大阪新聞社社屋として建てられたもの。

 

 

教会へ行く途中に現れた木造の洋館は、大正期に建てられた木村家住宅。

当初は大阪府の官舎として使用されていたそう。

 

 

昭和13年に建てられた大阪府工業奨励附属工業会館の建物。

現在、江之子島文化芸術創造センターとして使用されている。

かつては大阪府庁舎がこちらの建物のすぐ隣に建てられ、この辺りが大阪の行政の中心地だったそう。


この後はスリープカプセルのツアーへ向かった。

  

 

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アイシングクッキー作り

2018-11-14 | 食・グルメ

友人Kさんの子供の学校のお祭りに出すためのアイシングクッキー作りに

去年に引き続き、私と娘が助っ人で行ってきた。

 

 

前日にKさんがせっせと焼いたクッキーにひたすらアイシングを施す作業を。

アイシングは約1年ぶりくらいなんで、コツを掴むまで少し時間かかったが、

途中から職人のように熟練してきて、みんな集中!

 

 

ツリーに

 

 

肉球、、

 

 

子供向けにちょっとかわいい星やブーツ、家などなど、

途中で、Kさんお手製の美味しいホットサンドやかぼちゃプリンを頂きながら・・

三人の分担作業、チームワークもばっちりで、ノルマの分量を完成させた。

最後に完成品を記念撮影。

ちょっとした達成感を味わった。。

 

 

 

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