淡路島では洲本に大正時代の赤煉瓦倉庫を修復したレストランがあると知り、この日の最後に晩ご飯に訪れた。
訪れてみるとレストラン以外にも建物は全部で四棟にも分かれ、思ったより規模の大きな建物群だった。
明治42年から昭和50年頃まで鐘紡洲本工場だった施設を平成7年から13年にかけて再生した施設なのだそう。
日が暮れてしまって、写真が間に合わない~と思ったが、ちょうどライトアップが始まり、明かりに照らされた煉瓦造の建物もなかなか素敵でよかったかも・・
施設の一つにあった洲本市立図書館も赤煉瓦の外観を残してとても素敵に再生された図書館だった。
煉瓦のアーチをくぐり図書館の入り口へ向かうまでのこの広々とした煉瓦が敷き詰められた広場がとてもゆったりと贅沢な空間に感じる・・
図書館内も居心地よさそう。
洲本アルチザンスクエアは地場産業の振興や工芸やアートの紹介を目的とした施設。
こちらの倉庫もイベントスペースらしく、翌日のイベントの準備中だった。
そしてレストランとして再生された「淡路ごちそう御食国」
吹き抜けの天井と重厚な雰囲気の煉瓦の壁が残されていていい雰囲気。
レストランを後ろから。
淡路島の続き・・
洲本にある現代アートのギャラリー、「ギャルリBANYA」へ訪れた。
ここは現代美術家の前川さんという方が自宅である築100年の民家を改装し、ギャラリーとして作品展示されている。
自然にも囲まれたちょっと不思議で素敵な空間を味わえた。
彫刻家の息子さんが作られたという木彫りのヤギのオブジェが入り口で迎えてくれる。
こちらも息子さんが作られたという木の人形のオブジェ
廃物を再利用して作られた動物のベンチ。
しっぽには何かのハンドルが使われている。
こちらは前川さんが作られた小鳥のオブジェ。
こんな小鳥のオブジェがお庭のあちらこちらにあって、かわいい。
これもたしか何かの廃物を利用して作られたものだとか。
細い針金が繋ぎ合わせられていてとても繊細で素敵な作品だ・・
デザイン違いで入り口に三つかけられていた。
そしてこちらのギャラリーは元牛小屋だったところを改装されたそう。
天井の太い梁が印象的。
壁はご自身で漆喰を塗られ手を加えられたのだそう。
こちらは和紙で出来たアート。
息子さんの作られた椅子と、漆喰の白い壁と共に美しく調和している。
この階段箪笥も息子さんの作品。
引き出しの形がギザギザになっていて面白い。
この家具もこのギャラリーの雰囲気にぴったりだ・・
そしてこちらはちょうど昨日に関東で彫刻家としてご活躍中の息子さんから送られてきたという木彫作品。
窓辺の特等席?を飾っていた。
前川さんは普段は抽象画を描かれているそうだが、旅先ではスケッチもされるそう。
こちらのコーナーには旅先で描かれたスケッチ画が並ぶ。
独特な線だなあ、と思っていたらなんと割り箸で描かれているとか。
こちらの洗面台も手作りで作られたもの。
この色合いのきれいな青いタイルがなかなかなくて、やっとのことで手に入れられたタイルだそう・・
東・西・南にあるお庭もきれいに手入れされていて、花が咲く季節に来ると更に素敵な景色が広がってそう・・
淡路島のダントー(株)でマジョリカタイルを見せていただけ、興奮冷めやらぬ私だったが、実は満足していたのは私だけでその他の家族は皆退屈し、更にお腹をへらせていた。
そういうこともあるだろうかとこの後の行程に練り物製品を製造販売するオキフーズの工場見学を予定していたのだ。
オキフーズは明治40年創業の老舗蒲鉾店。
こじんまりとした工場だったが、工場見学にやって来た、と言うと気軽に中へ入れていただけた。
大体午前中に製品が作り終わるようで、「今製造中なのはちくわだけ」ということでちくわの出来上がるまでを見せていただいた。
ちくわの原料のすり身。
すり身がくるくる回りながら串に巻きつけられてベルトコンベアーで流れていく。
最初は15分くらいじっくり時間を掛けて焼き、ここで最後に一気にこんがりと焼き色をつける。
出来上がったちくわが手作業で箱に詰められる。
早速出来上がった焼きたてのちくわを試食に頂いた。
まだあたたかくておいしい!
この後、福良港にあるというオキフーズのショップでお土産を購入。
お正月用のかまぼこか?カラフルなかまぼこも並んでた。
日曜日は毎年恒例のE家とのクリスマスパーティーをした。
子供たちのデコレーション用のスポンジを炊飯器で焼いたのに玉子を泡立てすぎたのか?なぜか大失敗!
その後指先を切ってケガするわで、なかなか私は調子が出ず・・
結局スポンジは市販のものを買ってきて子供たちにデコレーションさせた。
ついつい手を出したくなるのをぐっと我慢・・;
息子は飾り付けには興味なし、って感じだったが娘と友達のSちゃんは楽しそうにやっていた。
完成したケーキを持って記念撮影
そして、まずは皆で恒例の?「イタリアン鍋」を囲んだ。
オイルサーディンとニンニク、トマトの水煮缶をベースに具材はいつもの鍋の材料と同じ。
私は直前に指を負傷した為、Eさんがほとんど用意してくれた(汗)
E家との恒例の夏旅行の話になり、今年は富士山に初登頂してみる?!
という話で盛り上がった。
我が家は昨年はしまなみ街道76kmを自転車で横断したし、今年はベトナム縦断したし、次のターゲットはやっぱり?富士登山かな?ってことで・・
が、子連れで富士山はどうなのか?
そもそも子連れで山登りもしたことがないので、もう少し暖かくなったらまずは近場の山から攻めてみようってことになった。
先週は体調があまり芳しくなかったにもかかわらずフル活動してしまい・・
週末にはかなり疲れがたまってきていて風邪気味でぐったり。
が、土曜は淡路島のタイルの会社、ダントー(株)でマジョリカタイルを見せていただくお願いをしていたので出かけた。
観光→車で爆睡→観光→爆睡・・・を繰り返してなんとか淡路島を日帰りで観光してきた。
淡路島のミン平焼を継承したというタイルメーカーの淡陶社(現ダントー(株))は日本で最初にマジョリカタイルを製造した会社。
福良にある工場だった建物は現在は研究所になっているということだったが、こちらにも数枚のマジョリカタイルが保存されてるということを教えていただき、見せていただくことに。
一観光客であるにもかかわらず、快く了承してもらい、説明を受けつつ平焼のやきものとマジョリカタイルを鑑賞。
更にはタイルの工場見学までさせていただけた。
研究所の一室のショーケースの中に並べられていたマジョリカタイル。
すばらしく美しい色合いのものばかりで大興奮・・
釉薬には今は使われていない金属や鉛などの成分が入っているため、今では出すことのできない色が美しく発色している。
淡いけれども深みのあるピンク、水色、薄緑、黄色のこの取り合わせがたまらん感じのタイル。
桃、ブドウ、ザクロ?とフルーツ盛り沢山でカラフル。
この釉薬の色合いも素敵
下の帯状のタイルはたしか、さらさ西陣で見たデザインだなあ。
さらさ西陣のタイルは淡陶社のタイル?!
違うメーカーでもデザインは同じというものもあったのだそうだが・・
四枚で一つの模様が出来上がるというタイルは模様が広がってすごい迫力。
模様がとても素敵な深いブルーのタイル。
明治41年の乾式成形品。
これは明治35,6年に作られた湿式タイルの裏側。
接着強度を強めるために竹串で引っかき、縦横にくし目がつけられている。
タイルの裏を見れば湿式か乾式か?更には作られた年代も分かるのだそう。
こちらは淡陶社で作られていたタイルの見本帳。
マジョリカタイルの金型。
金型が残っているのはこちらの会社だけだそう。
この金型は表側と裏側の両方から押して作られるもの。
これは銅版転写の専用の紙。
たしか残っていたはず、ということで探してきてきてくださった。
銅版転写用の紙は現在ではもう製造されていないそう。
柔らかい紙なので曲面にも簡単に模様を転写することができるという。
この紙を素焼きのタイルに載せて紙の上から水を吹き付けると、こんな風にしっかりと模様が写り込むのだ。
今は試験的にタイルを作られているという工場へも案内していただいた。
これは乾式タイルを作る時にプレスする機械。
この乾燥させて細かく加工した粘土をこの機械にかけてプレスする。
するとこんな風にタイルが出来上がってくる。
これは素焼きをする前。
乾式タイルってどんな風に作るんだろう?とちょっと疑問に思っていたのが、これらを見せていただいてよく分かった。
しかしプレスするだけであんな粉がこんな風に固まるとは・・
他にもタイルに模様を印刷する機械や焼成する機械、土を作る機械など興味深いものを見せていただけた。
こちらへ訪れる前に唯一この近くのT邸のお風呂場には現役でマジョリカタイルが使われているとお聞きしていた。
頼めば見せてもらえるのでは?とのことだったが個人宅で、しかもお風呂場なので・・と躊躇していたら、持ってきてくださった本。
この表紙になっているタイルがT邸のお風呂場のタイルだそう。
この本は淡陶社発行の非売品の本ということだったが「差し上げます」
と言われ、有難く頂戴した。
最近人から物をもらうことが多いような・・?!
(結局T邸には悩んだ末、せっかくなので教えていただいてた電話を掛けてみると、タイルは保管してるがお風呂はもう改装してしまったとのことだった)
すばらしいタイルの数々を見せていただき、興味のあったタイルの工場も案内してもらえ、大満足でダントー(株)を後にした。
淡路島まで来てよかった・・
前回の陶芸では残りの薄かったタイルの色付けで終わってしまったので、今日は久々の陶芸、そして久々に手びねりで小鉢を作った。
ちょうど家で小鉢が不足していたので必需品として、でも普通の小鉢じゃ面白くないので、いつか雑誌で見て記憶の片隅にあった、パズル風の小鉢にしてみることに。
小鉢の両脇に耳をつけて、横に並べるとパズルのように繋がるという小鉢。
が、これ、高さも大きさも適当に作ったので果たして出来上がってみてうまく繋がるのかは謎だ・・
いちかばちかということで・・出来上がりが楽しみ。
帰りに何度か前を通りかかって前から気になっていたカレー屋さんへママ友と一緒に立ち寄り、カレーとナンをテイクアウト。
カレーは300円、ナンは200円、二枚目以降は100円と良心的なお値段のお店。
このお値段だけどナンはちゃんと注文してからタンドールで焼いてくれる。
短時間でパリッと焼きあがったナン。
ちょうどマサラチャイもある、というのでママ友宅へお邪魔して、ランチした。
300円の野菜カレーも具沢山だ。
タンドールチキンも美味しい。
ナンも美味しかったけど、これならこの前インド料理の会で私たちが作ったKさんレシピによるナンの方が美味しいぞ!
タンドールで焼ければ至上最強かも?!
ってことになった・・
クリスマスのデコレーションを存分に楽しませていただいた後はティータイム。
お抹茶も立てていただいた。
今年入手されたというサンタ柄のお抹茶茶碗。
なんとサンタが担いでる袋がお茶碗になってる。
袋をイメージした丸くコロンとした形のお茶碗がかわいい!
お干菓子もクリスマスバージョンだ!
雪に見立てたコンペイトウと、色とりどりの雪だるまにトナカイやヒイラギが。
クリスマスの時期にしか活躍できない抹茶茶碗・・
そのお茶碗で抹茶を飲む贅沢なひと時・・
こんなかわいい香合まで。
そりに乗るサンタさんの香合には感激~
そしてクリスマス用の洋食器はTAITUで。
重ねても美しく収納できる二人用のセット。
逆さにしてもカップの底にも絵が入っていて隅々までかわいいカップ。
今年もとても楽しいクリスマスの演出に感動~!
ありがとうございました~!
ご近所のIさんのお家は毎年クリスマスのデコレーションがとにかくすごい!
今年もお招きにあずかり、ひと時クリスマス気分を味あわせていただいた。
以前にはクリスマスの雑誌にも取り上げられたこともあるというお宅。
今年も写真もブログもOKということで思う存分?!撮影させていただいた。
夜になるとイルミネーションが光る飾り。
ここのお家のすばらしいのは夜のイルミネーションだけでなく昼間もゴージャスで美しい装飾が楽しめるところ。
玄関を入ったところのシルバーでまとめられたという装飾。
このリースやガーランドはドイツ製のものだそうで緑の色合いに特徴がある。
こちらのコーナーにはホワイトハウスのクリスマスデコレーションも担当していた
というジム・マービンのお花のオーナメントをポイントに。
アイアンの十字架も素敵・・
リビングの窓ぎわのコーナーにはゴールドでまとめられた、これまたすばらしい空間が広がっている。
逆光が残念・・きっとここも夜になると美しさも倍増だろう。
天使の置物がクリスマスムードを一層盛り上げる。
ひとつひとつクリスマスグッズを手に入れたいきさつなどを聞かせてもらうと、Iさんのクリスマスにかける意気込みと情熱がただものではないことがうかがい知れる。
なかなか普通では市販されてないようなものも、これだ!と思ったらたとえ売り物でなくとも店主と掛け合い、手に入れられるという執念や、たとえクリスマス用のものでなくとも自分のアイディアとアレンジ次第で自由自在にデコレーションされるセンスがすばらしい~
このツリーには今まで旅先などで一つずつ手に入れた思い出のオーナメントがぶら下がる。
クリスマス好きのIさんを知ってる友人の方々からの各国からのお土産なども混じる。
ドイツのクリスマスマーケットのもの。
フィンランドの木製のベルにニューヨークの陶器のサンタ。
カナダ土産のブリキのサンタ。
ハロッズの鳩
オーナメントを見てるだけでそれぞれのお国柄などが分かって楽しい!
ここはマトリョーシカのコーナー。
マトリョーシカもクリスマスバージョン。
ちなみにひとつを並べるとこんな感じ。
お香を焚くと口から煙を出すサンタや、繊細なガラスでできたツリートップになるサンタなどなど・・クリスマスグッズは所狭しと並ぶ。
こんなインターフォンにまで抜かりなく・・
薪が入ったカバンがかわいい。
もっともっとIさんに代わってお見せしたいものはあるけれど、きりがないので今日はこの辺で。
とにかく今年もIさん渾身のクリスマスデコレーションが見れて大感動~
ティータイム編へ続く。
五月山で自然観察をしながらリース材料を集め、リースを作るという会に参加した。
緑のセンターから皆で山に分け入り、土台となるツルや飾りにする実などを探した。
山の中は紅葉もほぼ終わっていてふかふかの落ち葉の絨毯を踏みしめながらリース材料を採集。
誰に採ってもらったのか?いつの間にかめちゃめちゃ立派なツルをゲットしていた息子。
最後に戻ってきた渓谷ではまだまだ十分きれいな紅葉が残っていてなんだか得した気分に。
先週はもっときれいだったのだそうだが。
そしていよいよ戻ってきてリース作りに。
自分で拾ったものプラス用意していただいた材料を使ってそれぞれ自由に作った。
息子はせっかくゲットした立派なツルが大き過ぎる、と扱いあぐねて私のツルと交換・・
こんな自然素材を使ったリース作りなんて初めてのことなので、とまどいつつなんとか製作・・
あっという間に時間が来て、とりあえず作ったものをみんなで並べて観察&撮影。
娘と息子作のリース。
ちょっと寂しすぎるんじゃあ?!
でも飾りの素材をツルにつけていくのは結構難しい・・
家に帰って続きをしてなんとか完成?した私のリース・・
息子がゲットしたこのツルの力強さを生かしたい、と思ったがなかなかバランスよく飾りつけするのは難しい~
そしてこのヘクソカズラという黄金の実が気に入ったのでこの実の色を生かすために赤い実を使うのを控えめにしてみた。
でもこんな自然の素材だけでこんな立派な?リースができるなんて・・ちょっと感激。
しかも今回も会費は保険料の100円のみ。
ツリーをやっと出せた~
今年はあり合せのものを使って娘と遊びに来ていた娘の友達のセンスで飾りつけしてもらった。
ちょっとさびしいのでオーナメントを増やそうと思いつつ、なかなか買い物に行けずじまいで・・とりあえずしばらくはこのままで。
十数年前に友人よりフィンランドのお土産にもらった土人形のサンタを鏡の前に並べて小さなクリスマスコーナーを。
この人形、最初は束になって大きなベルのまわりに糸でぶら下がっていたのだけど糸が切れてバラバラになってしまった。
このサンタの表情とポーズが妙にかわいいのでとっておいていて、ついつい毎年出して並べてしまう。
去年花ビーズで作ったツリーも置いて、とりあえずにわかクリスマスコーナーができた。