m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

個展「タイル・ノスタルジア」終了御礼

2024-10-31 | 個展他

今年も須田画廊さんでの個展「タイル・ノスタルジア」が無事終了しました。 今年もフォロワーさんやリピーターの方々はもちろん、Xやインスタを見て、と初めてお越し頂いた方々、若い世代の方々にも多数お越し頂けて、若者に受け入れられたこと?!もとてもうれしく励みになりました。特に熱海から、わざわざ個展へピンポイントでお越し下さった方もおられて感激。 今年で4回目になるにも関わらず飽きずに通ってくださる方々にも感謝です。 
ご来場頂いた皆様には、自分の一年の成果、自分の好きな世界観をご覧頂くことができ、とても贅沢で満ち足りた時間を過ごすことができました。
お客さまからは、たくさんのパワーを頂けました。 あらためて今年も素敵な体験をさせて頂き感謝です。ご来場頂いた皆様、応援して頂いた皆様、サポートして頂いた須田さん、ありがとうございました




今日は、無事搬出でき、お迎え頂けたタイルたちをそれぞれ発送させて頂くことができました。
自分の作品がこれからそれぞれのお家で生かされると思うとワクワクします。また次の作品作りへの糧にさせて頂きます。皆様ありがとうございました。





花タイルシリーズ。


古材の活版印刷トレイと引き戸シリーズ。




























今年の推しカラー、マロン釉を使い、あたたかみのあるかわいいデザインを目指して。












昭和レトロなビーズのついた鏡の入っていた額を再利用して、タイルを入れました。



秋色の茶色釉のバリエーション、飴、黄瀬戸、鉄赤、そば唐津、金そばを使って。


四隅に花々を散らしたフラワーミラー。


今年初の試みは、窪みを付けたタイルに、ガラスの破片をトッピングし、
表面のひび割れや、透明感など、釉薬だけでは出せない風合いを出してみました。





織部の型押しタイルは、厚みを変えたりと凸凹感を出しました。


古材の引き戸を額縁に、タイルには、全て違う型押し模様をつけ、カラフルに仕上げてます。












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個展「タイル・ノスタルジア」始まります

2024-10-23 | 個展他

イケフェスと同時期開催の須田画廊での個展も、今回で4度目になりますが、10月25日から29日(11時〜18時(最終日は16時))まで、
個展「タイル・ノスタルジア」を開催します。

【タイル・ノスタルジア】


古い建築物を観て歩くのが好きで、そういった建物で見られる味わいのあるタイルを目指して、制作しています。

今回は特に、「昭和レトロ」をテーマに、「昭和の邸宅で見かけるようなタイル」をイメージして、いくつか制作しました。

昭和の邸宅では、壁泉や、暖炉、玄関ポーチなどに、美術タイルといわれる趣のある美しいタイルを見かけることがあります。現代では、そのようなタイルを建材として造ることは難しくなっていますが、そのような世界観を額の中に表現してみました。

又、昭和の邸宅にあった木彫りの鏡などの古材に、タイルを合わせる「昭和レトロ」シリーズ、前回の東京での個展でもテーマにした「花タイル」シリーズの新作もいくつかご用意しました。

様々なタイルでの表現を楽しんで頂けると幸いです。




DMの表裏のデザインは、今回もこだんみほさんにお願いしました。


「ライオンの壁泉風」


昨日、無事搬入を終えました。
去年に続いて、友人指導の下、手に汗握りながら自分で運転。
車線変更のタイミングをいちいち教えてもらい、超恐々;
到着した時には、どっと疲れが・・
てきぱきとした友人を頼りに、なんとか無事設営も終えることができて感謝!
帰りの運転の気力はもう残ってなかった・・





展示は25日(金)からですので、イケフェスと絡めて、お気軽にお立ち寄り頂けたらうれしいです。
お待ちしています〜



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台湾茶カフェ茶嘉葉さんでの個展「花タイル」終了御礼

2024-09-30 | 個展他

茶嘉葉さんでの8日間の展示が昨日、無事終了しました。
足を運んでくださった方々、SNSなどで応援して頂いた方々、どうもありがとうございました。
初めての東京での展示で、大阪人の私としては、やや心配でしたが、Xやインスタをいつも見ていて、タイルが気になり始めた。大阪には、なかなか行けなかったが、東京なので来ることができた、と言ってくださる方々に多数お越し頂いてお話できてうれしかったです。

画像では、分からなかった生のタイルの質感を感じることができました、と言ってくださった方、じっくりとお気に入りのタイルを選んでくださった方、展示の密度に満足したと言って下さった方、様々なお褒めの言葉を頂き、幸せな在廊期間でした。
自分の好きなことに共感して頂けるというのは、あらためて幸せなことだと実感しました。
又、古民家を手作りでリノベーションされた茶嘉葉さんの雰囲気と展示がマッチしてるとうれしいお言葉も頂け、東京での展示という貴重な機会を頂けたことに、茶嘉葉さんへあらためて感謝です。


茶嘉葉さんの2階での今回の展示。
花をモチーフにしてデザインした花タイルコーナー。





復刻マジョリカタイルなどを集めたコーナー。


古材の額縁、古材の活版印刷トレイを使用した標本箱仕立てにしてタイルを入れたコーナー。


お手頃サイズの額、ガラスをトッピングした新作、オリジナルタイルとデッドストックタイルとのコラージュ額などなど。


台湾の路地裏風景写真コーナー。


これまでに作った写真集などを集めたコーナー。


新作のDoorsはベルギー&フィンランドのドアとドアノブばかりを集めた写真集で、今回の展示に合わせてがんばって作った渾身の?!作です。
全く知識のなかったワードを駆使してなんとか完成させました。
初めての自作の冊子も、たくさんお迎え頂けてうれしかったです。







こちらは、現在、minneのサイトでも販売中です。






新作の花タイルの数点他は、お気に召して頂いた方々にお迎え頂けました。















ガラスをトッピングした新作たち。

週末の二日間の計4日間の在廊で、在廊時間も12時在廊までの自由時間も東京を満喫できました。楽しかった~
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台湾茶カフェ茶嘉葉さんで個展「花タイル」を開催させて頂きます。

2024-08-25 | 個展他



東京・阿佐ヶ谷の台湾茶カフェ茶嘉葉さんにて、9/21〜29まで個展「花タイル」を開催させて頂きます。
モチーフをテーマに、古材の額などとも組み合わせ、懐かしさや手作りの温かみが感じられる作品や、台湾でも見られる和製マジョリカタイルのデザインを復刻したタイルなどを制作しました。
関東では初めての展示になります。
関東方面のフォロワーさんやタイルに興味のある皆々様、お気軽にお立ち寄り頂けるとうれしいです。
21、22、28、29は在廊予定です(29日のみ17時まで)「バナーデザインはこだんみほさんにお願いしました」
どうぞよろしくお願いします。


今回個展のお声掛け頂いた台湾茶カフェ茶嘉葉さんは、私の推しでもある台湾の和製マジョリカタイルの宝庫、「台湾花磚博物館」の日本で唯一のアンテナショップでもあります。店内では、台湾花磚博物館から譲り受けた本物の和製マジョリカタイルの数々が迎えてくれます。

レトロな木造家屋をリノベーションした素敵な店内では、本格的な台湾茶を頂くことができます。ぜひこの機会に足をお運びください〜
お店のサイトはコチラ→⭐︎
















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バルト三国のアールヌーヴォー建築の本にマジョリカタイルのコーナーを掲載して頂きました

2024-02-19 | 個展他

世界中のアール・ヌーヴォー建築を巡りに巡っておられる小谷匡宏先生の6冊目の著書「バルト三国のアールヌーヴォー建築」が刊行されました。
ラトビアの首都、リガには800ものアールヌーヴォー建築があり、ユニークな装飾を持つそれらの建物の写真等がふんだんに掲載されています。







去年、ハンガリー&チェコの旅で、先生の著書「ハプスブルグ帝国のアールヌーヴォー建築」を参考にさせて頂き、その後講演会へ参加させて頂いたことがきっかけでご縁を頂きました。


私がマレーシアやシンガポールで撮影したアール・ヌーヴォーのマジョリカタイルに大変にご興味を持ってくださり、ぜひ新刊に掲載をとお話頂き、巻末の十数ページに掲載して下さっています。



建築業界の方に、アール・ヌーヴォー様式視点?でマジョリカタイルというものの存在を知って頂き、又感激して頂けたことがうれしかったです。帯と序文は、有名建築家の隈研吾先生が書かれています。
お手に取って頂けるとうれしいです。

「タイルの世界」?!にいると、当たり前のように知られていると思っていたことも、意外にも他の世界には浸透していないということも思い知りました。今後も地道に発信していければと思います。






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個展「タイル標本箱」終了御礼

2023-11-01 | 個展他



本日搬出も終え、須田画廊さんでの5日間の個展「タイル標本箱」を無事終えることができました。
ご来場くださった皆さま、応援してくださった皆さまどうもありがとうございました。
タイルを通じて、自分の好きな世界観を表現するという幸せや、それを見に来てくださる方がいて、共感してもらえる幸せなど、個展で多くのものを得ることができました。
Xやインスタをいつも見ています。」「応援してます。」というお言葉も度々頂き、有り難く、とても力を頂きました。
又、今回は、いくつかの奇跡を体験しました。長くなるので、こちらのXの記事より

思いがけない大先生にもおいで頂け、https://x.com/ma_yumama/status/1718257920000078107?s=46

又、タイル業界の方々にもお越し頂き、手作りのタイルに興味を持って頂けたこともうれしかったです。

そしてやはり、SNSの力も思い知りました。
タイル好きの方はもちろんのこと、自分のツィートだけではなく、他の方のツィートが流れてきて、興味を持って来てみたという方々にタイルの魅力に気付いて頂けたというのは、制作者冥利に尽きます。

そもそも、このような個展を開催できることだけでも有難く奇跡的なことだと思うのですが、更なるサプライズがいろいろと降りかかり、自分にとっては、本当に幸せな5日間でした。
またこれから新たな作品に取り組んでいく力を頂けました。
最後に、5日間サポートしてくださった須田さん、タイルの焼成でお世話になっている中村先生、いつも搬入&搬出を手伝ってくれる友人に感謝します。










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個展「タイル標本箱」展がはじまります

2023-10-26 | 個展他


明日からの個展「タイル標本箱」
無事搬入を終えました。
友人と須田さんに手伝ってもらって、なんとか設営も完了。

作品は、ハンガリアンフォークロアを意識してデザインしたものから、布目タイル、スクラッチタイル、乱貼り、古材×タイルなどなど、自分の好きなもの、作りたいものを全て盛り込みました。




古材の活版トレイ×タイルのコーナーも充実してます。




今回、鏡×モザイクタイルが新登場?!



著書メトロリスボン他タイルのフォトブックの他、マジョリカタイル、タイルマグネット、ヘアゴム、ブローチ、モザイクタイルトレイにモザイクタイルコースターなどの小物もご用意しています。



メインに置かせて頂いた、ハンガリーを意識してデザインしたもの。



ハンガリアンフォークロア調のお花をデザインしてタイルにしてみました。


今年、久しぶりに訪れた甲子園会館の泰山タイルをイメージして、
乱貼りのタイルの額を制作しました。



古材の引き戸を額縁に見立ててスクラッチタイルを入れました。


スクラッチタイルを色違いで。



こちらも古材の建具を額縁に、タイルをデザインしました。



鏡×モザイクタイル。余ったタイルや焼き損じのタイルをモザイク状に貼りました。



今回のテーマのひとつ、古材の活版印刷トレイ×タイル。
布目タイルに釉薬を重ね掛けし、深みのある色合いを目指してタイルを作りました。


古材の活版印刷トレイ×タイルのバリエーション。



古材の活版印刷トレイ×タイルのバリエーション。



古材の活版印刷トレイ×タイルのバリエーション。



古材の活版印刷トレイ×タイルのバリエーション。




ミニタイル額も多数制作しました。



オリジナルマジョリカタイル


アール・ヌーヴォーの復刻マジョリカタイル。


復刻和製マジョリカタイルの小さ目サイズ。

マジョリカタイルモチーフのタイルトレイ。

マジョリカタイルモチーフのタイルトレイ。


モザイクタイルコースターや

玉石タイルトレイ。

今回は、ほぼ全て展示&販売もいたします。
土日は、イケフェス大阪も開催されますので、お気軽にお立ち寄り頂けたらうれしいです。
大阪メトロ谷町線田辺駅下車右手すぐ(0分)
27日(金)から31日(火)11時から18時まで(最終日は16時まで)



















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個展「タイル標本箱」展を開催させて頂きます。

2023-09-12 | 個展他

今年も須田画廊さんにて、3度目になります個展「タイル標本箱」を開催させて頂きます。
10/27(金)~10/31(火)11時から18時(最終日は16時)
全日在廊予定です。
須田画廊さんは大阪地下鉄谷町線田辺駅下車0分(改札出て右手)とアクセスが便利です。その週末の28、29日はイケフェス大阪も開催されますので、
建築巡りのついでにでもふらりとお立ち寄り頂けたらうれしいです。


「タイル標本箱」
手作りのタイルと古材を合わせるのが好きです。
今回は、古い活版トレイを額に見立てて、布目タイルを並べ、タイル標本箱仕立ての壁掛けをいくつか作ってみました。
布目タイルは、一枚一枚、釉薬の掛け方に変化を加え、深く複雑な色合いを出す為に試行錯誤しました。
出来上がったタイルの色目を見ながらあれこれ組み合わせるのはとても楽しかったです。
又、今春、東欧のハンガリーとチェコへ訪ねたのですが、ハンガリーで見た様々な民族的なモチーフにとても惹かれました。その文様は、ヨーロッパでありながら、東洋的で懐かしい雰囲気を持つものでした。
自分でもそのような雰囲気のタイルを作りたいと試行錯誤してみました。作品から異国情緒も感じていただければ幸いです。



今回のDMもタイル絵画家のこだんみほさんに作って頂きました。
素敵に仕上げて頂けてうれしいです~
こだんみほさん→



古い活版印刷トレイの木の風合いをそのまま活かして、布目タイルと合わせました。



仕切りを残して、タイルと市松模様風に。



古材の額の雰囲気に合わせて、民族文様的な文様、タイルをデザインしてみました。
他、新作20数点を含む30数点、タイル小物や小額、これまでに制作したタイル写真のフォトブックなどを展示&販売予定です。
よろしくお願いします。



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台湾キッチンさんでのモザイクタイルコースター&トレイのワークショップ

2023-04-18 | 個展他


台湾キッチンさんでのワークショップのイベント、3回が無事終了しました。
1回目は、モザイクタイルのコースター2枚。
台湾キッチンさんのリクエストで、1枚は中央に台湾の吉祥モチーフを入れて、周りをタイルで装飾。
もう1枚は、自由にタイルを配置するというもので、なかなか細かい作業になり、しかも2枚だったので、予定より時間は押してしまいましたが、
皆さん、なんとか無事完成されてました。


それぞれ個性あふれる作品たち。


お作り頂いた後は、台湾キッチンさん、オリジナルのお茶とスィーツのセットを。


第2回目は、玉石タイルのトレイを制作。
大まかなレイアウトを決めてからは、接着、マスキング、そして、目地入れし、
余分な目地を拭き取って完成。

目地を拭き取ると、ピカピカのタイルが現れるのは、ちょっと快感で、、皆さん、きれいに磨き上げて完成させておられました。


そして制作後の台湾スィーツタイム。

第3回目は、玉石タイルトレイかモザイクタイルコースターということで、両方お作り頂いた方もおられました。

台湾がお好きな方、タイルがお好きな方と、様々な方々にお越し頂けて、タイルのおすすめスポットや台湾のおすすめスポット、台湾花磚博物館のお話などなどお話し、情報交換もできたりと、楽しい3日間でした。
ワークショップという初の試み、台湾キッチンさんには、貴重な機会を頂きありがとうございました。


台湾キッチンさんで頂いた台湾料理の数々肉飯、鶏肉飯、肉圓、葱抓餅、、
日本風ににアレンジされてない台湾現地のお味が、どれもこれも美味しく味わえて幸せでした。

タイル展示の方は、今週末から4月末までは2階から1階へ規模を縮小して、展示予定です。
ぜひ、お料理を味わいついでにお立ち寄りください。







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台湾花磚博物館徐館長によるオンラインセミナー

2023-04-10 | 個展他

昨日は、台湾キッチンさんでのイベント、台湾花磚博物館の徐館長によるオンラインセミナーが開催され、午前中のワークショップに引き続き、お手伝い&拝聴させて頂いた。
なかなか外国へ行けない中、お久しぶりの館長さんからリアルタイムでお話を伺うことができて感激だった。

2018年に訪問時には4000枚と言われていたタイルが現在では1万枚以上と、加速度的に救出枚数は増え、1000種類以上のマジョリカタイルの発見、リニューアルした博物館には、500種類のタイルの展示がされているという。
博物館に展示されているマジョリカタイルは、救出したものをそのまま展示するのではなく、カビなどの汚れを1枚、2.3ヶ月かけてクリーニングし、貼られた当時の姿に戻して展示されている。
土日は、長蛇の列ができるくらい台湾でも人気のスポットとなっている。



現在、博物館では、QRコードを読み取れば、そのタイルのメーカーや製造年が分かるシステムや、オンラインでデータベースを公開する準備もされてるそう。



高価なマジョリカタイルは、目につきやすい建物の正面、屋根の棟や妻に貼られていることが多い。



屋根の上のタイルを剥がすのは、体重の軽い館長さんの仕事とか。
高い屋根の上での作業は、危険極まりなさそう。



又高価なマジョリカタイルは、信者の寄付により賄われる寺院に数多く残され、富裕層のお墓、仏壇などに用いられることもある。

場所の分布でいうと、台湾の東海岸にはほぼなく、西海岸に集中していて、
台南がもっとも多いのだそう。
集中して見れるのは、金門だとか。

台湾にあるマジョリカタイルの95%は、日本製で、シンガポールになると、日本製は40%、ヨーロッパ産が60%を占める。
人気のタイルのデザインになると、一つのパターンで、20社ものタイルメーカーが製造していたそう。さすがに20社もあると、裏足を見なければ、メーカーは見分けられないなあ。



建物の正面に貼られる場合、複数のパターンのマジョリカタイルの組み合わせや、窓の格子に沿って貼られたり、「寿」の字にタイルで装飾、
幾何学模様で組んだり、洗い出し仕上げの壁面に絵付けされたタイルが貼られるなどという使用例がある。

マジョリカタイルの壁の中の一枚が盗まれ、欠けてしまったという金門のある家は、50年かけて同じタイルがないか探していたそう。
ある時、その家の方が台湾花磚博物館に訪れ、同じタイルを発見。
博物館では、無償で提供し、50年ぶりに壁が見事に蘇ったという。
台湾花磚博物館では、出来る限り、元あった建物でタイルを保存することを第一目的にしていて、やむを得ない場合のみ建物からタイルを救出し、保存するという形を取っている。


又、保存だけでなく、活用してこそ、永久に文化は残るという考えから、復刻マジョリカタイルを100年前の技術で製造し、積極的にそれらを使用。
こちらの写真は、復刻マジョリカタイルが貼られたトイレ。

又、既存のデザインの復刻だけでなく、台湾原産の白い胡蝶蘭、蝶々など台湾ならではのモチーフを取り入れ、台湾文化を融合したマジョリカタイルも制作しているそう。

更に今年は、台湾のマジョリカタイルスポットをマッピングした本も出版予定とのこと。
台湾花磚博物館の更なる進化が見られた貴重なセミナーだった。

世界的に有名になった徐館長さん、お忙しいところセミナーの依頼を快諾してくださり、とても有り難かった。
今後の日本での、台湾花磚博物館のマジョリカタイルの展示に繋がっていくと、とてもうれしい。
台湾キッチンのママさんとご主人のおかげで、言葉の壁を越えた素晴らしいセミナーを拝聴することができました。
ありがとうございました。

会場の皆さんへ、徐館長からのサプライズプレゼントもうれしかった。
台湾キッチンさんのおやつ、豆乳掛けの豆花など、博物館のある嘉義にちなんだお菓子をお作り頂けました。







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