m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

神戸モダン建築祭2024【デザイン・クリエイティブセンター神戸&子どもの本の森】

2024-12-08 | 建築巡り・街歩き【兵庫】
相楽園から、クリエイティブセンターへ向かう途中、去年も訪れた昭和ビルの前を通りかかる。



窓の面格子も素敵だけど、階段のアール・デコの面格子がよかったから見ていこう。


細かくデザインされてる。


同じデザインで、菱形のものも。
中のデザインは、崩れず美しくまとまってる。


向かいのビルのタイルは、この前、常滑のタイル博物館の展示て見たINAXのセラミックタペストリーというタイルだった。


この色は、初めて見る色。


そしてこちらも、前回素敵だなと思ったビル。全体がブルーのタイルに囲まれている。
改めて見ると、船の形をしてるな。


横から見ると、奥行きがこんなに短かったとは。







南面は、窓も広くとられてるようだった。


所々、濃いめ色のタイルが混ざる壁面。




そしてクリエイティブセンターへやって来た。


何度も来ているビルだけど、前回見逃してた、タイルを見に。






通常、非公開エリアの北玄関へ。
床一面の布目タイルが圧巻。


茶色味がかったものと、うっすら青味がかったタイルが混在していて美しい〜


壁面は、筋目の入った型押しタイルが
一段目は縦に、2段目以降は横に貼られている。





この円柱周りのタイルの収まり具合にも萌える〜




そして、こちらも非公開の旧エレベーターの昇降機機工



最後にやって来たのは、こどもの本の森神戸。
2022年に安藤忠雄設計により建築され、神戸市に寄付されたという図書館。


大阪のこどのも本の森は、見学したことがあったが、こちらは初めて。





館内は、天井まで届く書架に本がずらりと並び、ゆったりと幅広な大階段が2階へ続く。



階段は、そのまま座って本を読むベンチにもなっている。





南面は、一面にガラス窓が入っていて明るく、本の焼けを防ぐ為に紫外線防止ガラスが入っているそう。



歩道橋のような通路で繋がれた2階。
ちなみに本棚の5段以上は、本が固定され、落ちないようになっていて、5段以上上にディスプレイされている本は、同じものが下段に置かれているという。
このような表紙を見せてのディスプレイは、好奇心が刺激されて、思わず手に取ってみたくなる。




地下の小さな子どもたちの絵本のコーナー。
こちらも階段状のベンチがあり、引き出しの中にも本が仕組まれていた。
どんな本が入っているのか?引き出しを開ける楽しみがあるのもいいな。



ゆるくカーブを描く書架。
安藤忠雄氏が青春のシンボルとしてデザインしたという青いりんごのオブジェ。


一角に、円柱状の吹き抜けの空間も。


中へ入ると、コンクリート打ち放しの空間にトップライトから光が差し込んでいた。


中央には椅子が並び、やや緊張感のある空間。
外のリラックスした雰囲気とは又違う読書スペースが提供されていた。


館内には、あちこちに素敵な椅子が配置されていて、伺ってみると、3人の作家さんによるものだとのこと。
長いベンチや、子どもたちにぴったりな低めの背もたれの可愛い椅子たち。


こちらのデザインのものもかわいいな。








遊び心か?こんな蝶の形の象嵌?が入っていたり。
木材は、地元六甲山の木材が使われているという。

これにて、神戸モダン建築祭に参加した1日が終了。
建築祭の参加物件をはしごしながら、道中にあちこち寄り道、いろんなものも発見できて楽しかった。






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神戸モダン建築祭2024【原田の森ギャラリー(建築祭外)&日本基督教団神戸教会】

2024-12-06 | 建築巡り・街歩き【兵庫】


神戸高校から王子動物園駅へ向かう途中、原田の森ギャラリーへ立ち寄る。
原田の森ギャラリーは、1970年村野藤吾設計により建築。
旧兵庫県立近代美術館として使用されてきたが、2002年に兵庫県立美術館のオープンと共にその分館、貸しギャラリーとしてオープン。
近代美術館時代に何の展覧会だったか?訪れた記憶がある・・




ファサードから少し飛び出た入口


エントランスホールは、広々とした空間に。


ガラスの仕切り壁に白いソファが


二階の会場へ向かう長いスロープ


長いスロープを一往復すると2階へ。



真っ白な壁面につく泡のような大小のドットが間接照明になり、二つの窓からも光が取り込まれている。
装飾を兼ねた素敵なデザインだな。


2階会場では、この日は書道展が開催されていた。


ロビーの天井は、星のような照明


壁に直接設置されていた時計も数字の代わりに大小の球状のものが付き、
究極のシンプルさ。


そして村野藤吾らしさがにじみ出る階段。
何本もの細いラインで構成されていて、繊細で美しい。



階段を見上げる。



各階、二つの窓から光が入り、とても明るい階段室。





外階段もついていて、美しくらせん状に弧を描いていた。


王子公園駅から花隈へ。
阪急花隈駅のタイルは、ピンクの濃淡がかわいい~






たまにえんじ色が混じっていたり。


駅を上がると、すぐのところにベトナム料理店があった。
バインミーの看板にそそられて、ここでランチしていくことに。
久々のバインミー、パンもサクサクで、美味だった~


ドリンクの代わりにチェーがあったので注文。
氷にピーナッツが意外に合って、食感もよかった。


神戸教会を目指し歩こうとしたら、目に留まった本願寺神戸別院。
ここに来るのも久しぶり。


本堂を見学させて頂く。





道を挟んで向かいのビルのタイルも気になる。


好きな風合い。


更に出くわしたマンション、エントランスの上部には、丸モザイクタイルが貼られてる。


曲面を彩るには、ぴったりなモザイクタイル。



このフォントもかわいい~


アクセサリー店のショーウィンドウが階段状の形をしていて面白かった。


貼られていたタイルも素敵だな。


そしてやってきた日本基督教団神戸教会。
1932年、原料建築事務所設計により建築。
日本最古級の現役のプロテスタント教会だそう。


スクラッチタイル貼りの外観


エントランスには、布目タイルがボーダー状のモザイクタイルと交互に貼られていて、上部は波模様のレリーフの入ったモールディングタイル。



良い風合いだなあ。


更に、扉の内側の床には、無釉モザイクタイルで花模様が描かれていた。
入口からタイル尽くしでテンション上がる。






ロビー床には、モザイクタイルで縁取りが。


ゆるい尖塔アーチを描く聖堂内は、縦長のアーチ窓とステンドグラスが入り、
シンプルで美しい空間だった。









前方の左壁面にもステンドグラスが。











神戸教会まで来たので、徒歩圏内の相楽園で特別公開中の船屋形をついでに見に行くことにした。


途中、めちゃかわいいマンションに遭遇。
シックなピンクの柱といい、マンション名のフォントといい、
なんといっても階段に貼られたお花のタイルに心をつかまれた。
このカーペットがなかったら、もっと華々しく可愛かったことだろう。


ブラウンカラーも良いなー、うっとり。


こちらは、とある邸宅前の壁に貼られていた組み絵タイル。
トルコなどの海外のものだろうか?!
カラフルで素敵な絵柄。


そして相楽園へやって来た。
庭園内には、真っ赤に紅葉している木もちらほら。





あちらに見えるは、船屋形。
江戸時代に姫路藩主が河川での遊覧用に使用していた川御座船の屋形部分。
1978年にこの地へ移築されたもの。



以前も外観は、見たことがあったが、内部を見るのは初めて。







中に入れるかと思いきや、外から中を見ながら周囲を1周回るというものだった。
内外ともに艶やかな船屋形は、すべて漆塗り。



こちらは船尾部分から覗いた様子。
春慶塗の内部は、とても艶やかで美しい。



錺金具や舞良戸という桟の間に金箔を押したものも見られ、豪華絢爛。


こちらは船頭部分から覗いた様子。



船屋形の周りをぐるりと一周した後は、庭園を一周。
この日はお庭日和でもあり、庭園散歩気持ちよかった。


茶室浣心亭


そしてここへ来たらやはり旧ハッサム邸へは寄っておこう。
1910年頃、北野異人館街に建てられた英国人貿易商、ハッサムの邸宅。





暖炉には銅板転写タイルが貼られている。


家具もそれぞれ重厚感があって、
ソファの真ん中に柱がある面白いデザインのものも。







こちらもまた銅板転写タイルが貼られた暖炉。


先ほどのとは色、デザインが少し違っていた。







漆喰装飾の展示。
シーリングメダリオンの周囲の蛇腹状型板。こんな風に型を取るんだなあ。



最後に旧小寺家厩舎へ。

ここから、建築祭公開スポットのデザイン・クリエイティブセンター神戸へ、徒歩約40分となんとか歩き圏内だったので、歩いて向かうことに。
つづく・・
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神戸モダン建築祭2024【美野丘小学校&神戸高校他】

2024-12-04 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

今年の神戸モダン建築祭は、23日の土曜日のみ参戦。
去年見てないところを主に回ることに。
まず向かったのは、六甲の丘の上にある美野丘小学校。
六甲駅を降りて北上していると出くわしたビル。
緑が印象的な階段のフェンスや、コーナー部分の尖塔アーチのようになっている窓・・可愛い~と駆け寄る。




細かな図案の凝ったアイアンワーク。


バルコニーを支える柱と一体型になった照明。



入口のアーチにも細やかな細工。


写真を撮っていると、こちらのビルのお店の方が出勤されてきた。
可愛いビルですね~とちょっとお話。
こちらのカフェへ入って行かれた。
帰りに行けたら・・と思っていたが、違う方向だったので、機会あれば今度行ってみたいな。



昭和53年に建てられたビルのよう。


お隣のビルもなんだかただものではなさそうな?!
1階に雑貨屋さんや美容院などが入っている店舗ビルのよう。


階段を上がると、床にタイルが!
小口タイルが貼り巡らされた中に、中央に四枚一組で貼られていたタイル。
可愛い~


更に奥には、縦横6列、36枚のタイルがびっしり貼られてた。
うお~


エントランスは、白いアイアンのアーチが付けられていたり、煉瓦調の壁面、
物置なのか?緑の扉も凝っていて入口のアクセントになっている。


一部の壁面は、こんな筋の入ったタイルが貼られてたが、
これは、タイルの裏足だなと、、床のタイルを裏返して貼ってみたのだろうか?
床とはまた風合いが違っていいな。


外の壁についていた六甲パレスの看板も小ぶりだけど可愛い。


ビルの全景。
斜めの出窓やバルコニーも良い感じ。


しばらく歩くと、全面モザイクタイル貼りのビルも出現。



このクローバーという細かいモザイクタイルと縦長のモザイクタイルが帯状に交互に貼られてる。
建物の上階は、これに正方形の少し大きめのモザイクタイルが混ざる。
ビル全体モザイクというのは、なかなかないのでは?!


白いタイルと対照的な赤い扉と看板も印象的。
丸窓のショーウィンドウもいいな。


こちらもポイント的に赤が使われたマンション。
神戸のマンションやビルは、さすがおしゃれだなあ。


長~い外壁を持つ邸宅。
外壁に貼られたタイルが味わい深い。


通りがかりに教会も発見。
末日聖徒イエス・キリスト教会、モルモン教の教会のよう。
ちょうど大掃除中のようで、内部を見せて頂けた。
聖堂は、シンプルな感じでベンチは絨毯敷、屋内に天井の高いバスケットのコートなどもあって快適そうだった。(撮影禁止)


こちらのマンションもグレーのタイルに黄色が差し色の素敵デザイン。


一見普通のタイルでもこんな差し色をポイント的に入れることで
おしゃれ度が増すなあ。

あちこち立ち寄り過ぎて、まだ建築祭一軒目にたどりつかない・・
でも初めての道のりを歩きながら自分好みのポイントを見つけるのはやっぱり楽しい。
建築祭がなければ、こんな道を歩くこともなかっただろうから建築祭さまさま。


自転車でだったらここ上がれるだろうか?六甲山よりきつくない?
斜度何度?とか思いながら結構な斜面を上がりつつ見えてきた美野丘小学校。
ええっ、ここ入口じゃないの?!
ナビどおりに歩いたら裏門?を案内され、


ぐるっと回りこんでようやく受付に到着。


1956年、坂本鹿名夫設計により建てられた円形の校舎。
内部と屋上を見学させて頂けた。
内部は階段室以外は撮影禁止だったが、中央の螺旋階段を囲むように廊下、
教室が並び、各教室は扇形になっている。
ガイドさんによると、中央に屋上に抜ける吹き抜けがあることで、風通し
が横並びの校舎よりかなり良いとのこと。
又、共用部分を中央部に集約することで通常の建物より建築コストを15%も削減できた為、昭和30年代当時、流行し各地に建てられたそうだが、
増築できない為、高度経済成長期に年少人口増加で廃れていったという。
現在は全国では5校、兵庫県でも現存するのは、2校のみだそう。
こちらの学校でも、後ほどプレハブ校舎が別棟で増築されている。


見所の階段室。
屋上までの吹き抜けで光が差し込み美しい。












最上階の天井は、まるで満点の星空のよう。


全周囲窓ガラスで、とても明るい最上階。
更に天井近くに小窓までついてる。


最上階から階下を見下ろす。





そして屋上へ出る。
階段室の屋上部分。



とても良い見晴らし。
運動場の手前は、増築された校舎。

現役の円形校舎が見れて感激した~


美野丘小学校から、次なる目的地神戸高校へ。
こちらもナビどおりに向かったら、結構なアップダウンな道のりで、いい運動になった;
神戸高校旧本館は、1938年兵庫県営繕課設計により建築。
ロマネスクの古城を思わせる堂々とした佇まいにうっとり。






エントランスから見た車寄せの柱


受付の小窓?


階段ホールの照明。


すっきりとした印象のエントランスホール。


ホールの八角形の照明。


外観から想像すると、思ったより内部はすっきりとした印象。





3階の階段踊り場。
丸い照明に丸い階段親柱の装飾



この後は、王子公園駅を目指しつつ、村野藤吾の原田の森ギャラリーに寄っていくことに。
つづく・・
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神戸アートマルシェ2024&兵庫県庁

2024-04-24 | 建築巡り・街歩き【兵庫】


この日は、こだんさんにお誘い頂き、神戸アートマルシェ2024へ。
花隈駅で降りて、やって来た神戸メリケンパークオリエンタルホテル。


神戸ポートタワーが見え、
海がすぐそこで、いかにも神戸らしいスポットだが、この辺りに来たの初めてかも、、

モザイクタイルでできたオブジェもあった。






こちらは、降り立った花隈駅のタイル。
ピンク色がかわいい!
以前も、電車に乗ってて通りかかり、このタイルにつられて思わず途中下車してしまったことが。




神戸アートマルシェは、思ったよりとても楽しくて、作家さんや、ギャラリーの方々といろいろとお話しながらひとつひとつ見て回っていたら、全然時間が足りなかった。
その中から気になった作品など。
Xの自分の投稿から↓











アートマルシェを楽しんだ後は、用事のあるこだんさんと三宮で別れて、兵庫県庁まで。
平日でちょうど開館してるのと、
2026年には老朽化の為、解体されるという1号館.2号館を見ておこうとやってきた。

現在の県庁舎は5代目で、1号館は昭和41年に、2号館は昭和45年に、3号館は平成2年に、当時の営繕課長光安義光設計により建設された。





前を通る度にこの茶色のグラデーションのタイルが魅力的だなと思ってた。


タイルの質感もそれぞれ表情があっていいなあ。



正面玄関の車寄せ。
タイル貼りの柱から伸びる庇の菱形モチーフのデザインが素敵。
照明も仕込まれているみたい。



玄関ホール。
意外にシンプルな内装で、天井には、大きな四角形の照明が何ヶ所かついていた。


照明には、マーガレットのような花のレリーフが入ってた。
県花がのじぎくなので、のじぎくをモチーフにしたものだろうな。

ロビーの壁面には、大理石の象嵌作品も。


赤みを帯びた大理石に、白い大理石で抽象的な模様が嵌め込まれている。

階段ホール。




エレベーター周りに一部モザイクタイルの使われていたところも。




平成2年に建てられた3号館は残るそう。


車寄せの照明。

ロビーの天井には、三浦啓子さんのステンドグラスが全面に入っていて、とても美しい。


神戸らしい海の色がイメージされているのだろうか?ガラスの揺らぎが水の中を思わせる。
この後、道中で通った「けんもつ珈琲店」へ立ち寄った。
続く、、

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日生の牡蠣バーベキューとカキオコ&備前・cafe MUGENAN +

2024-03-31 | 建築巡り・街歩き【兵庫】



今期3回目の牡蠣を食べに、両親を連れて日生へやってきた。
ここ最近、母の病気がいろいろ発覚して、病院へ付き添うことが多くなってきたが、
まだ気力と体力のあるうちに行きたいと思う所にあちこち連れて行っておきたい。と思いつつ、ちょこちょこ出かけてる。
少し前に室津へ牡蠣の食べ放題に行ったから、カニとか別のものがいいんじゃないか?と提案したら、両親共、牡蠣がいい!と言うので、今回は、日生までやってきた。
日生へは、何度か訪れているが、18年前にも両親と訪れていて、ちょうどこのブログの1回目が日生の記事だった。


あの時と同じように、向かいの五味の市で牡蠣を買って、海の駅しおじでバーベキュー。
(前日までの要予約で90分2500円)
カゴに入った牡蠣、1番大盛りの3000円のものを買ったが、更におまけで追加してくれた。またお代わりに来ます。と言ったが4人ではこれで十分だった。


市場のお姉さんがいうには、今年は特に牡蠣が大きくて、焼いても縮まない、との言葉通り、身がすごく大きくて立派な牡蠣ばかり。


今回もアヒージョにと、オリーブオイルとニンニク、バゲット持参で。
3000円の牡蠣が食べても食べてもなくならない〜4人だと1人10個はありますよと言われてたが、もっと食べた気がする。
それに一粒が大きいので、結構すぐに満腹になった。
ひょっとして食べ放題より、効率よい?!
食べ切れなかった牡蠣は、火を通してからオリーブオイルと共に瓶に詰めて、帰ってパスタに絡めることに。


バーベキューの後は五味の市で買い物して、これまた18年前から根強く残ってたカキフライソフトを買って、後の食べる行程があるので、皆で少しずつ味見。
牡蠣フライにソフトクリームをたっぷりつけて、、と言われたけど、やっぱり別々で食べたいな。



そして、日生から以前は無人島であった鹿久居島へ渡る橋ができたとかで、車で渡ってみることに。
子供たちが小学校の頃に、この鹿久居島で縄文体験ができるというので、友人家族と1泊したことがある。
その時は、悪天候の中、小さなフェリーで渡って、転覆すんじゃないかと恐怖の体験をした記憶あり。
なつかしい、、あのまほろばの郷、調べたらまだ残ってた。



牡蠣の養殖の風景。



いいお天気で、海も空もきれい。
特に海の風景を好む父が喜んでいた。



鹿久居島の先の頭島まで橋は繋がっていて、
こんな魚のモニュメントも。


環境汚染の風刺的なモニュメントのようで、
魚の中は、漂流物らしき、様々なゴミが詰まってた。




再び本土に戻ってきて、次なるミッションのカキオコのお店へ。



日生の路地裏を入り、


「ほり」へやってきた。


さすがに1人一枚はキツいので、旦那以外、3人で2枚をシェア。


どちらかというと広島焼き風の生地に牡蠣がたっぷり入ってた。


焼いてる間に、周辺を駆け足で。


美容院の入口周りのタイルと、店名のサインも陶器でできてて良い感じ。


玄関周りに貼られてた瓦のような立体感のある形のタイル。



この後は、備前方向へ20分ほどドライブし、
備前焼の工房にあるカフェ、cafe MUGENAN +を見つけたので行ってみることに。



門が耐火煉瓦を積み上げて造られているようで、

所々に、釉薬などが貼りついた箇所が見られる。

これは、きれいだな。


山の上には、工房や窯があるよう。



薪が大量に積み重ねられている。
窯の焼成に使用される赤松の木材。
乾燥させる為に外に積み上げてるのだそう。
雨が心配だが、中までは浸透しないので大丈夫とこのと。


常滑でも見た焼酎瓶が積み重なる風景。
備前でも土管が造られてたことは伺ったことあるが、焼酎瓶も造られてたのかな?!

カフェは、門を入って手前にあった。



備前焼のショップも兼ねていてモダンな内装。


商品もモダンでおしゃれなものが多く、



備前焼は、ちょっと雰囲気重めのイメージがあったが、
可愛いケーキと合わせたら映えそう。







備前焼とドライフラワー、合うな〜


そして、こちらの備前焼を使ったスィーツがサーブされた。
かわいい〜



私はプリンに。



皆が休憩してる間に、山の上の工房へ。



登窯かと思っていたが、穴窯だそうで、三基あるとのこと。



昔、備前でも造られていた土管も並んでた。

牡蠣からカフェまで満喫できて、皆、満足して帰途へついたのだった。

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チャータードビルのギャラリーVAGUE KOBE&喫茶ポエム他

2024-02-08 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

お茶して、そろそろ帰ろう駅に向かっていた時に、午前中ご一緒してたフォロワーさんから連絡が入り、チャータードビルの布目タイルがすごい、との情報が。

これは、行かねばなるまい、と向かった。
チャータードビル、ずっと以前に1階のカフェレストランへ行ったことがあったが、そこが閉店してからずっと閉まったままだと思ってた。
確かに1階はまだ改装中だったが、去年4階にカフェ&ギャラリーVAGUE KOBEがオープンしたのだとか。


大理石に囲まれたエントランスホール。
ここからエレベーターで4階まで。


4階のカフェ&ギャラリーは、とてもシンプルな空間になっていて、お部屋のひとつひとつがゆったりしていた。


カフェも、何もない空間にテーブルがぽつんと置かれ、お茶するのも緊張感漂うかんじ。他の部屋も贅沢にスペースが取られてた。



家具などの展示もされていて、購入もできるようだ。




旧銀行時代の名残として、マントルピースも残されてた。
木製のマントルピースは、内側にタイルが貼られている。



窯変が美しい艶やかなボーダータイル。


金庫室もあり、中の床は、モザイクタイル貼り。



そして上階のルーフトップへ。
その階段壁から、すごいボリュームの布目タイルがびっしり貼られていた。






布目タイルを縁取るように、役物タイルが巡らされ、壁の凹凸に沿って様々な形状の役物タイルが使われて、うっとり。

タイルの布目のラインも、直線ではなく、ゆらゆらと動きがあるのがとても良い。



階段壁から、廊下スペースまで贅沢に貼り巡らされるタイル。


縁の役物タイルは、青みがかり、中の布目タイルは、茶色がかっていたり、


場所によっては、青みがかっていたり、
少しずつ変化がつけられている。


ギャラリーとして使われていた部屋は、コンクリートの壁が剥き出しで、何か内装材を剥がしたような跡がそのままのような無骨な雰囲気がかっこいい。


元浴室らしき小部屋もあって、
入口は、きちんと役物タイルで縁取りされていて、

床面には、モザイクタイルが残されていた。

2パターンのモザイクタイル。



窓の外は、お隣の新港ビルディングのアール・デコの美しい塔屋がバッチリ見える素敵なロケーション。


階段室は、贅沢なことに、2階まで布目タイルが貼られてそうだった。1階は大理石。
素晴らしいタイル空間が見れてよかった〜


前後するが、チャータードビルの前にお茶休憩した喫茶ポエム。
アーケードの商店街からちょっと入った所にある可愛い喫茶店。
たまたま目に入り、入店。

レトロな店内、棚には漫画がぎっしり。
2000冊あるのだとか。






プリンと珈琲を。
なんだか特別感ある感じのプリンの器がうれしい。

この日も盛りだくさんな1日だった。





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神戸そぞろ歩きツアー&欧風料理もん&タイル巡り他

2024-02-07 | 建築巡り・街歩き【兵庫】
昨日は、フォロワーさんに情報頂き、神戸そぞろ歩きツアーに参加してきた。
いくつかの近代建築や建物のさまざまな痕跡を巡り、詳しい解説を伺いながら2時間半ほど歩いた。
著名な元実業家の邸宅跡地に建てられたマンションのアプローチに残された石垣や塀、今はなき建物の銘板など、普段は見過ごしがちなものにも注目しながらの町歩きはまた新鮮で楽しめた。
(兵庫県公館~神戸栄光教会~兵庫県庁~竹中大工道具館収蔵庫~神戸市立海外移住と文化の交流センター~現神戸外国人倶楽部~モロゾフ住宅~旧ハンター住宅跡地~JR西日本ゲストハウス~小磯良平アトリエ跡他いろいろ)


後半に訪れたモロゾフ住宅。
昭和28年建築。戦前期にモロゾフ製菓を日本人と創業し、戦後にコスモポリタンを起業したロシア人パティシエのバレンタイン・エフ・モロゾフの住居だそう。


玄関の庇の持ち送りのラインが面白いラインを描いてた。



勝手口の小さな扉と面格子。
 

この日あちこちで出会ったタイルなど、、

角という角が全部面取りされてたタイル貼りのビル。






丁寧に面取りされ貼られたタイル。




アイボリー色のこのタイルの雰囲気もよかった。



兵庫県公館の車寄せの内側両脇に三浦啓子氏のステンドグラスのロクレールが入れられていた。




兵庫県庁のタイル。
前から渋くていいなと思ってたが、後2年で建て替えされるそうなので
それまでにまたタイルをじっくり見に来よう。
外から見て、ステンドグラスの素敵な部屋?も見えた。








内科クリニックのレリーフタイル


1階はレリーフタイル、2階以上は、グリーンのタイルがバランスよく貼られてた。


三幸学園。建物が新しいようだけど、タイル貼りで、灯台を思わせるような塔や丸窓が並んでいたりと、神戸らしいかわいい建物だった。


ブルーからグレーのグラデーションが味わいのあるタイルの家。




ライト風味のある中華料理店の壁面と照明。


アール・デコチックなこんな装飾も



タイルと面格子


久しぶりに見た絵の具を散らしたような印象派タイル

優雅な弧を描いていたタイル壁のあるらせん階段。


階段周りのやきものの良い風合いのタイル

床に貼られてそうな可愛いタイルが、お店?の外壁に貼られてた。

つるんとした光沢のある斑入りタイル



色とりどりの茶碗が埋め込まれた壁面

ザラっとした粗めの土とアースカラーが素敵な床タイル

お昼は、行きたかった「欧風料理もん」へ


階段の壁面は、赤茶色のタイル貼りに。

お昼時で満席だったので、2階へ案内され、しばし待つ。

南蛮人?が描かれた照明が可愛い。


アイアンの壁掛けや照明、藤田嗣治の絵も掛けられてたり、、

順番が来て1階へ。
インテリアが可愛くて目移りする。



背後の柱の上には、船の舳先についてそうな半魚人の彫刻。


クリームコロッケの定食にした。
美味しかった。

















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神戸シナゴーグと神戸の町歩き&日台レトロ・モダン建築シンポジウム

2023-12-16 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

日台シンポジウムの日、せっかくなので午前中は、タイルなどを愛でながら町歩きを少ししてから向かうことに。






茶系のタイル壁に赤いテントが映える窓辺。


釉薬の縮れがアクセントになっていた飲食店のタイル壁。


たまに見かけるデザインの華やかな面格子。


手摺がキュビズム味のあるビル。


以前門が閉まってるところを見ていいな~と思ったビル、ブーミン北野。
開いた扉と、後ろのフェンスが重なり過ぎてて混線状態の入口。


ギザギザ階段の手摺。


四層吹き抜けのホール。



全てのフェンス、階段手摺が、立体感のあるデザインに。













手摺だけでなく、各階、デザインの違うタイルや照明が使われていた。
ステンシルで絵付けしたような、ややポルトガルっぽさのあるタイル。




落ち着いたトーンのガラスタイルが貼られた壁面。



イスラム幾何学模様のタイル。


壁面の照明を仕込んだステンドグラスも。



最上階の屋上への門。
デザインの中に英語の筆記体があるような。


更に神戸シナゴーグ目指して歩いていると、地下の飲食店の下り口に貼られた
ブルーのタイルに惹き寄せられた。



小さ目の正方形のタイルは、白化粧で縦横の刷毛目が付いているものもあり、
濃紺の発色が美しい。


そして、神戸シナゴーグへやって来た。
外観しか見れないだろうなと思っていたが、ちょうど人が出入りしていたので、内部見学&撮影の許可を得れた。



神戸シナゴーグは関西唯一のユダヤ教のシナゴーグで、建物は昭和45年に建てられたもの。


扉の装飾。



礼拝堂



中央にはクリスタルのシャンデリアが下がり、



その両サイドには、フルーツを模したガラスの飾りがつくシャンデリア。


ガラスの飾りがとっても可愛くて、ぶどうやレモン、洋ナシ、青りんごなど、
色とりどりのモチーフがぶら下がっている。



両サイドには、アーチ窓が並び、小ぶりのシャンデリアがぶら下がっていた。

礼拝堂の隣には、大きな集会室が備わっていて、ちょうどパーティーの準備中だった。


タイル貼りのマンション。
所々に白いタイルが、貼られているが、規則性なさそうだし、なんだか補修跡のように見える。しかし補修するなら、もう少し馴染む色を選ぶかなあ?!





窓の付き方も、変わっていて、壁が目隠し兼ねて、外観のアクセントにもなっていた。



sky mansion-Ⅱ
ここには、白いタイルが一列整列していたので、、
やはり、外壁も装飾的に入れられてたのかな?!


玄関先の梅の花?のステンドグラスに見惚れてたら、
すぐそばの外灯も梅の花でデザインされていた。
素敵。



こちらの異人館の玄関。


壁のツタも紅葉がきれい。




こちらはグラデーションのきれいな蔦。


門の前に鎖で繋がれた像のある謎な家。


すぐ隣にあった、カフェ「クマとサーモンと」
まずこのネーミングに惹き込まれ、サーモンも食べたいし、お昼に入ってみよう、と2階のカフェへ。
1階もかわいいリースのお店だった。


シンポジウムまで、あまり時間がなくて、急いでる旨を伝えると、
ゆっくりと時間を過ごすカフェであるとのことだったが、
急ぎで作ってくださることに。
小さなお店の半分は雑貨などが置いてあり、使い勝手のよさそうな可愛い食器類もそろってた。



そしてサーモン丼にサラダとみそ汁のセットが登場。
お味噌汁は、メインの具材や大中小を選べて、
メインを鮭で、小サイズ選んだのに、具沢山ですごく美味しかった。
早食いするのがもったいなく、また今度ゆっくり来てみたいお店だった。



ランチ後は、慌ててシンポジウムの会場のクリエイティブセンター神戸へ。







エントランスホールの大理石の階段の親柱、いつ見てもソフトクリームに見える。


ピンクとグレーの大理石のコンビがかわいい。


会場には、台湾の面格子などが入れられた魅力的なアパートなどの写真の迫力の展示。





老屋顔のお二人のトークは、スライドを見ながら、台湾の魅力的な面格子の紹介など。


右のバットやボール、運動する人が見える面格子は小学校の体育用品室のものだったそうだが、、単純なラインのようで複雑。芸術的すぎる・・
今はもうないものだそうだが。



この斬新な3D状の面格子は、凱旋門とシャンゼリゼ通りを表したもの。
娘とのヨーロッパ旅行の思い出を面格子に込めたのだとか。
他にも自分の家の苗字や職業を表したものなど。
台湾の面格子、ほんとに自由だなあ。

この後は、わくわく建築のお二人や先生方のお話、神戸モダン建築祭のご報告など楽しんだ。
年々、「建築を見て楽しむこと」がメジャーになってきて、市民権?を得てきているなあと思う今日この頃。
自分にできることは、今まで通り、巡った建築やタイルを細々と発信してくことで、これまで建物やタイルに関心がなかった人に、少しでも魅力に気づいてもらえることかなと。
これからも建物やタイルを見ることを楽しんでいきたいな。


KIITOのお隣、新港貿易会館の建物コーナーに付くアール・デコな照明。





スクラッチタイルにもうっとり。


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老屋顔さんたちとゆく神戸近代建築巡り

2023-12-13 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

先日は、「日台レトロ・モダン建築シンポジウム」で来日された老屋顔さんおもてなしツアー?!にご一緒させて頂けた。
ツアーは、Q2上屋からスタート。
モダン建築祭で行けず、気になってた建物だったのでうれしい。


神戸市の方がご案内くださった。
昭和7年に建てられた神戸港新港第四突堤Q2上屋は、船のターミナルと鉄道駅を兼ねたもので、Q岸壁の2番目ということでQ2と呼ばれていたのだそう。
こちら船が発着するターミナルで、入国審査などを行っていたという。






1階へ下りると、こちらは鉄道駅のプラットホームだったところ。


アール・デコの意匠の大きな赤い扉が印象的。


お話では、ここからアインシュタインは日本へ上陸し、列車で京都へ向かったのだとか。


赤い扉の中へ入ると、広いホールの両端は、チケット売り場になっていて、
こちらは乗船チケット売り場に。



このチケット売り場のカウンターが、とっても素敵。
アールを描くコーナー、アール・デコデザインの窓の桟。





コーナー部分には、布目タイルが貼られ、額縁のような縁取りや、凹凸など
の変化が付けられていていい感じ。
木綿レンガという風に言われていたが・・布目タイルじゃないのかな?





階段下についていたアーチ窓の中は、階段下のスペースを利用した半地下の御手洗い。


たっぷりとした弧を描く階段の1段目、2段目。


こちらは鉄道チケット売り場のカウンター。
乗船チケット売り場よりちょっと窓が広く取られてた。




鉄道チケット売り場の中。


奥へ行くと、荷物預かり場だったスペース。


貴重品入れのロッカーも。


年季の入った無骨な鉄骨が渋い。


壁の風化具合もいいなあ。



1階から2階への階段ホールは、丸窓とアーチ窓から光が差し込み、柱にはアール・デコの意匠が施されている。







2階までは、お客さんが立入できる場所なので、
階段の幅もゆったり広く取られ、


フロアには、蜀江文様の無釉タイルが貼られていた。


こちらのお部屋は、通信関係の事務所。


部屋の窓からは、階段ホールのアーチ窓が見える。


電信電報室のカウンターの持ち送りも凝ったデザインに。


3階のデッキへ。



待合室のベンチたち。


改装されているが貴賓室だったという部屋。


緩やかに張り出した窓。


最も光が美しく入るという階段ホールへ案内して頂き、
こちらの窓の下で、一人ずつ記念撮影タイム。



老屋顔さんのお二人。



壁は剥がれっ放し、使用されていた当時のままの状態で残されているのがまた貴重で、雰囲気ありまくり。










そして3階の宿直室。
かまどや流し、調理台が残されている。


細工の可愛い流しの排水溝の蓋。


かまどの焚口の蓋のレリーフ。


玉石タイル貼りのお風呂も残されていた。



こちらは、トイレ。



最後は、このQ2の壁を背景に皆で集合写真を。
隅々までじっくり見せて頂けて、Q2上屋を満喫できた。


この後は、海岸通り沿いに建つ近代建築を眺めつつ、ランチ場所を目指す。
クリエイティブデザインセンター神戸。


新港貿易会館。


税関。
こちら側から見ると、まさに船の形。


神港ビルのアール・デコデザインが美しい塔屋。


商船三井ビルディング、海岸ビルディング。


サラダバイキング付きイタリアンのランチをした向かいにあった昭和ビル。
この建物は、初めて見る。かも?


1階にある二つの縦長窓に入る幾何学的デザインの面格子。


1階から2階の階段のアール・デコデザインの透かしが、複雑ですごく凝っていた。何か文字でも隠されているのだろうか?とも思ったが読み取れず。





給湯室だったかな?!
蜀江文様のタイルが床に貼られてた。



御手洗いの扉を開けると、床一面に、無釉モザイクタイルが市松状に。






2階以上は、階段の透かし装飾も少しあっさりしたものに。





通りがかり、ヘアーサロン石田の床も白黒の市松貼りで、とてもモダン。
内装も気になる。



明治44年に建てられた海岸ビルディング。
中を見学。



1階から3階まで、入口入って正面に階段が通っていて、
3階天井には、ステンドグラス。


ステングラスは新しいもののよう。





タイルがめちゃめちゃいい感じのビル。


裏側。




思わず走り寄って見たが、ブルーのグラデーションの美しいタイルだった。






神戸港震災メモリアルパーク。
阪神淡路大震災で被災したメリケン波止場の一部がそのままに、保存、整備されている。



三宮のアーケードの入口。
モザイクタイルがびっしり。


途中に遭遇したパズル風タイル。


このタイルの風合いも良い~



旧神戸市立北野小学校の「北野工房のまち」で時間調整の為、見学&休憩。
入口の布目タイル。


近くにハープの面格子があると聞いて見に行く。
ハープと音符がデザインされた面格子、音楽教室が入っているようだったので、特注で作ったものかな。



バイオリンの看板も素敵だった。



お家の門に嵌められていたトルコ風の絵付けタイル。



双子のようなお家、ピンクの門がかわいい。



レンガ塀と植物


そして神戸華僑総会へ到着。
華僑総会の写真は、モダン建築祭で散々撮ったので→
今回、特別に入らせて頂けた渡り廊下。




渡り廊下の先にあった和室。


前回気になっていた暖炉だけど、よく見たら、1階のダイニングと2階にあった暖炉は、元あった暖炉の前にかぶせるように置かれたものだというのに気付いた。元の鉄板のレリーフが見えてる。




2階のチェストから、いろいろとお宝が出てきて、皆でわいわいと品定め。


ステンドグラスの扉が美しい小さな棚。



この後は、お茶からの食事会へ。
いろいろと楽しく、長い一日だった。



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神戸モダン建築祭2023その二

2023-12-01 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

神戸モダン建築祭、山側をほぼ制覇した後は、港方面へ向かった。
途中で通りかかったカトリック神戸中央教会。
以前見せて頂いたことがあったが、せっかくなので立ち寄る。


聖堂内へ入ると、間接照明のようなやわらかな光が差し込んでいた。
建物内には、14本のスリットが入っていて、そのスリットにはステンドグラスが入る。




ステンドグラスを通して入る光がカラフル。


ステンドグラスは、正面からは見えないのだけど、
横から覗き込むと、地面から天井まで、細長いステンドグラスが嵌められている。


14本のステンドグラスは、ブルーの寒色系から暖色系まで、虹のように変化していく。















祭壇側から見ると、ステンドグラスが目に飛び込んでくる。


コンパクトに螺旋を描く階段。


建物内外の壁面は、白っぽい表面が荒々しい煉瓦のようなタイルが貼られていて、建物の雰囲気共々村野藤吾ぽいなと思っていたが、
サイトによると、村上晶子さんという方の設計だそう。
他にも小聖堂も見どころだったようで、次回訪れた時には見てみたいな。


お昼ご飯も食べておかねば、と思ったところにちょうど現れたタイ料理店、
「クルアタイ」人気のお店のようだった。


ここで、人気メニューだというガパオライスのランチを頂く。
生春巻き、スープ、タピオカスィーツ付き。
スパイシーで美味しく、お腹いっぱいになった。


更に繁華街のタイルをチェックしつつ南下。







渋いタイルが貼られた階段壁。








高砂ビルに到着。
昭和24年に建てられた高砂ビル。
1階は事務所、上階は倉庫として使われていたそう。
時代のニーズに合わせて50年前に賃貸ビルに転換。
当時珍しかったロフトを作り、
現在もギャラリーや、飲食店、音楽スタジオなどに活用されている。


入口はガラスブロックが入り、レトロな照明がつく。


エントランスホール。



ドラマや映画などのロケ地としても使用されていて、
映画「アウトレージ」の組長事務所として使われた部屋もあった。


その後、子供の本の森にやって来たら、見学時間は15時からだった~
断念・・


そして神戸税関へ。
建物は、昭和2年に建てられた2代目庁舎を保存活用しながら船をイメージして建てられたという3代目庁舎。



エントランスホールは、柱に囲まれた吹き抜けの空間が圧巻~
以前は、入れても撮影禁止だったので、写真に撮れるのはうれしい。



吹き抜けの空間を見上げる。


ホール床は、モザイクタイル貼り。



大理石の階段ホール。


上から見下ろす。



2階の回廊はモザイクタイル貼りに。



御手洗いの扉は結霜ガラスに金物のドアハンドルが渋い。


内部は、黒い大理石がシックな空間だった。


個室扉のドアノブ


そして貴賓室へ。
扇状に弧を描く室内。


上品な漆喰装飾や、



扉の寄木細工のデザインも素敵。


3階へ上がると、吹き抜けの天井装飾が目の前に。
とても細やかな装飾だった。


中庭へ。






新館までやってきたのに、屋上へ上がれること気づいてなかった;


次なる建物、フィッシュ・ダンスを見にメリケンパークまで歩く。
こんなモザイクタイルがいくつか。





フィッシュ・ダンスは、世界的なアメリカ人建築家フランク・ゲイリーによる
日本で唯一の作品なのだそう。
魚が跳ねたようなオブジェ。
この中に、部屋があるのかと思ってたら違った・・


魚のオブジェの表面。
金網のような素材がツギハギされて造られていて、所々に錆が生じてる。


魚とは別に隣にある建物、こちらも対になっていて、
この建物の中にオフィスや会議室があった。
外観からしてとぐろを巻いたような形なので、内部も螺旋を描く個性的な
建物だった。
建物内は撮影禁止。


更に松尾ビルへ足をのばす。
松尾ビルは、大正14年に建てられた神戸に残る最古の百貨店建築だそうで、
大正時代のオリジナルが極力残され、現在も現役で活用されている。



商店街に面した1階は三連アーチ、その上には階段状の飾りと窓が見られ、
ドラッグストアが入っている。



両脇にガラスブロックが入れられた玄関。


玄関ホールを入ると、大正14年当時から導入されているという
手動式エレベーターが今も現役で残されている。
希少な国産エレベーターだそう。




エレベーターの階数表示板も美しい。



エレベーター内部。









天井や柱などに装飾も残されていた。
この後、神戸山手女子中高等学校の見学ツアーの時間が迫ってきていたので
慌てて向かう。


商店街の中、地下へ下りる階段壁がタイル貼りだったので、
思わず吸い込まれるように下まで下りてしまった。


緑の濃淡の中に所々、白が混じるタイル壁。


面格子やバルコニーの格子があちこちに取り付けられていた家。


帰りも歩きで・・


散策しながら下って行くと、タイルがいい感じのマンション発見。
入口にはヤシの木もあって、その植え込み周りもタイル貼り。


グリーンの、様々な色味が混じった、立体感のあるタイルが贅沢に貼られてた。
床のタイルもいいな。








そして、近くまで来たので久々に関帝廟のマジョリカタイルを見て帰ることに。


本堂の入口両サイドに、上部はカラフルな透かし彫り、
下部には、その透かし彫りに負けない華やかなマジョリカタイルが貼られてる。


よく見ると、縁取りのレリーフタイルも細くて可愛い。


もう一方は、違ったデザイン。
中国寺にぴったりのカラーリング。


やきものの狛犬も参拝ルートに組み込まれていて、
その風貌が味わい深かった。





おもしろい面格子発見。


ショーウィンドウに、紙工作で作られた紅葉。


最後に見覚えのある喫茶店、ヒュッテに通りがかったので、
ここで締めのお茶して帰ることに。



お店に入ると、夕方だったからか、一人貸し切り。
ホットケーキと紅茶を注文して、写真を撮らせてもらう。
以前入った時は、お昼で、お客さんもたくさんおられた記憶。




誰もいないので写真撮り放題だ~







奥は喫煙者用の部屋とのこと。
水槽があり、魚が優雅に泳いでた。


この間接照明的なもの、見覚えあった。


少し時間がかかります、と言われたホットケーキ、
いびつだったが、かなり大きくて、美味しかった。


この後は、三宮まで歩いて、帰途へ。

この日もよく歩き、たくさんの建物が見れて充実の一日だった。。
時間配分ミスで神戸港新港第4突堤Q2上屋が見れなかったことだけがちょっと心残り。




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