自転車で、この秋のうちにやってみたかったこと、それは香川でさぬきうどん巡り。
20年以上前に、家族の間でブームになり、当時年1,2回香川へ通い続けていた。
せっかく来たからにはと、うどん屋へ1日5軒も巡ってしまう為、食べ過ぎて太る、という理由でここ十数年封印してきたのだった。
が、しかし、自転車で回れば、摂取カロリーと消費カロリーはプラスマイナスゼロになるのではないか?と、、思い浮かび、久々うどん旅を決行することになった。
今回は瀬戸大橋から香川入り、坂出から高松辺りまでの範囲で、my定番のうどん屋を入れつつ大まかなプランを立てた。
予定してた丸亀の駐車場に車を停めると、なんと隣がこの有名タイル物件だった。
ラッキー!
旦那が自転車を組み立ててる間、建物をじっくり味わう。菱形の装飾の中には、外側とは違うモザイクタイルが入れられているのがほんとおしゃれ。
軒にも、軒裏にも茶色のマーブルタイルがびっしり貼られてる。
そうこうしてるうちに、自転車が組み上がり、出発。
出発した途端、いい感じのタイルが現れる、、
旦那の後ろに居てたのを幸いに、ついつい立ち止まって写真に収める。
土器川沿いを、一軒目の目標うどん屋「なかむら」へ向かって爆走。
するとまたまた保育園のいい感じのタイルが〜
だめだ、、こんなことをしてたら目的地に辿りつかない
でもいいタイルを見たらついつい止まって写真に収めたくなるこの習性。
形のきれいなさぬき富士が見えてきた。
なかむらの駐車場の看板を頼りに川沿いからお店へ。
が、しかし、なんとこの日は、臨時休業ー!マジ?!お腹空いてるのにー
この後予定の「山内」までは、軽いヒルクライム付きで1時間以上かかるはず。
ショックは隠しきれなかったが、次へ向かうしかない。
途中、近道をしたと思ったら、未舗装のガタガタ道が続き、砂煙は舞うわ、タイヤがパンクするんではないか?というくらいの悪路で、踏んだり蹴ったり;
山内は12時閉店なのでやや焦って、他店に寄り道も出来ず、道を間違ってしまったのか?と思うくらい思いのほか時間がかかって、ようやく到着!
お腹が空いていたので、お店が現れた時には有り難く、まるで後光が射してるかのように感じた。(ただの逆光だが)
急坂を上がると林の中から突如現るこのお店のシチュエーションも好き。
セルフなので、注文をしに並ぶ。
麺は冷たく、出汁は温かい、「ひやあつ」の小を。
そして、ここは名物の衣がやわらかなゲソ天も一緒に。
久しぶりのさぬきうどん、さすがにコシが強くて喉越しがいい〜ゲソ天も懐かしい味わい。
この後、次に予定してた山越が水曜定休日だということに気づく、、
がーーん
20年前当時のking of さぬきうどん、といえば、ここ山越だった。
今はどうかわからないけど…
気を取り直して、山越の近辺にある「池内」へ。
ここは製麺所。建物と建物の間の路地を入っていくと、奥に製麺所が現れて、そこで注文。
裏手には池があり、鯉が泳いでる。
こちらでは、温かい小に卵をトッピングして釜玉にして頂く。
私たちの後は、もう売り切れになった模様。やはり、製麺所は閉まるのが早い。
次に予定してた高松市内の「池上」念の為聞いてみると、閉店時間には、まだ間があったが、売り切れ寸前とのことで、、泣く泣く諦めた。
「池上」は私の記憶では、自分が好きな部類の、もっちりと柔らかいけどコシと弾力がある麺だったはず。食べたかった〜
その後、もう閉店時間過ぎてる田村の前に差し掛かかると、中からおじさんが出てきて、手招きしてくれた。
まだあるみたい。
奇跡的に田村で3軒目のうどんにありつけることに。
この日食べた中では、最もガツンと
腰のある麺。
この後は、高松市内まで行かなかったので、坂出、宇多津方面へ戻ることに。
次は4軒目なのだけど、うどんは、最後にして、製麺所からするとちょっと高級店、一般店の「おか泉」で最後の一杯を食することに。
おか泉といえば、やはりこの「ひや天おろし」
サクサクの海老天が2匹もついていて、美しく輝く麺と共に、まさにうどんの芸術品。
砥部焼の器がうどんに彩りを添える。
私の好きなもっちり弾力系うどん。
美味しかった〜
この後は、丸亀の車を停めてた駐車場に戻り、夕飯までお腹を空かせる為、私は街歩き、旦那は、自転車をバラして積んで休憩するということに。
香川での最後の本〆の定番は、一鶴の骨付き鶏を食べて帰ること。
自転車を降りた私は、自由の身になり、
タイルや建物見て歩き。
このかすかにグラデーションのあるブルーのタイル、きれい〜
厚みのある、砂糖菓子のコーティングのようなタイル。
丸亀は、何度も歩いているのだけど、久しぶりなのでやっぱり楽しい。
重厚感のある黒いモザイクタイル貼りの2階部分と、1階のポップなりんごの絵が対照的な、明治30年創業の重元果物店。
廃喫茶店かな?!
角丸の大きな窓や、足元のタイルに引き寄せられる〜
足元は、亀甲型の、落ち着いた色味のタイルが貼られてる。
このレースのカーテンが下りた扉もいい感じ。
商店街の中には、ファサードが可愛い洋品店が
こちらも凝ってる。
特にこの「や」がアール・ヌーヴォー風でいい感じだ〜
大野写真館。
こちらは、以前見た時は、まだ写真館の建物が残ってて、
この大野写真館の看板の下部分は、ショーウィンドウになってた。
この装飾的な看板部分が残されて、住宅に建て替えられていたのだった。
元商家の建物、まちの駅秋虎の館。以前来た時にはじっくり見せてもらったけど、この日は、休館日。
そして、5時の開店時間には、一鶴の中府店へ。
ひなどりと鶏めしを完食。
さすがにお腹いっぱいになったけど、、
やり切った(食べ切った)感でいっぱいになり、帰途へついた。
結局この日の走行距離は、70km、獲得標高622mと、高松市内まで行かなかったのでやや少な目。
久々のうどん屋巡りで、鉄則の、うどん屋の朝は早い、というのと、売り切れ次第終了というのが頭から抜けてた。定休日も調べないと、、
果たして今後リベンジは、あるのか?ないのか?