蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

プレミアムフライデー  (bon)

2017-02-23 | 日々雑感、散策、旅行

              埼玉県三芳町の物流会社の倉庫4.5万㎡が6日間も燃え続けて
         ようやく鎮火したとあり、今年度決算発表を延期したそうです。 

 

 明日、2月24日(金)は、始めての“プレミアムフライデー”だそうです。

 GDPの約6割を占める消費を何とか盛り上げようと、どこかの クリエイティブ何とか
企画の担当者が考え付いたアイデアを政府や関係筋が取り上げた策?なのかもしれません
が、まぁ、ジッとしていても仕方ありませんから、やってみれば・・。
 関ジャニや人気タレントなどを動員して、囃し立てているフシも感じられなくはないで
すね。

  経産省と経団連を中心とした経済界が推進する“個人消費喚起キャンペーン”で、
毎月末金曜日は、午後3時に仕事を終えて 時間の余裕を作って、買い物や、旅行などを
し易くして、より豊かな生活を過ごそう・・というものだそうです。つまり、“プレミ
アムなフライデー”としたいようです。

 経産省HPには、以下のように定義づけられていました。

『プレミアムフライデーとは、個人が幸せや楽しさを感じられる体験(買物や家族との
外食、観光等)や、そのための時間の創出を促すことで、

 (1) 充実感・満足感を実感できる生活スタイルの変革への機会になる
 (2) 地域等のコミュニティ機能強化や一体感の醸成につながる
 (3)(単なる安売りではなく)デフレ的傾向を変えていくきっかけとなる
といった効果につなげていく取組です。』

そして、統一ロゴマークが決定されました。

         (経産省HPより)

 また、この取組を推進するため「プレミアムフライデー推進協議会」が設立されていま
す。 メンバーは、経産省、経団連をはじめ、商工会議所、旅行業協会、百貨店協会、
スーパマーケット協会、チェーンストア協会、商店街振興組合ほかで構成され、すでに
各企業や飲食・物販をはじめとした企画が目白押しに紹介されているようです。
 あるエコノミストのコメントに、『「モノ消費の場合、金曜日に買っても土曜、日曜に
消費を控える可能性がある。(旅行や飲食といった)サービスなどコト消費を拡大させる
ことが重要」』とあるように、この機会に、多くの人々が、生活の豊かさや、楽しみを
感じられる仕掛けづくりとなるように推進されるならば、一つの新しい動機付けとして
意義深いものとなるかもしれません。

 しかし、東洋経済のコメントにあるように、『結局、今現在で既に豊かな「公官庁と
大企業正社員ホワイトカラー」に、今以上に遊んで金を使ってこい。という施策であって、
今現在、低賃金・過重労働で青息吐息の「非正規サービス業従事者」にとっては、負担の
増える話だと思うのよね。』となってしまったのでは、ただ喜べないかもしれないですね。

 また、この施策の意義の一つに、最近の“働き過ぎ”を是正するきっかけの一つになれ
ば・・のような意味を持たせているようですが、これって、実態を知らない人の考えで
あると思いますね。 過労で自殺を考えるような人に、月末の金曜日は午後3時で仕事を
切り上げる・・といってみたところで、なんの響きも与えないだろうし、むしろ、コンビ
ニ店長などの長時間労働を助長することになるかもしれません。

 果たしてこの施策は、定着して行くかどうか、また、思惑通りの効果があるのかどう
か? “笛吹けど踊らず” では仕方ありませんね。



 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする