急に冬到来みたいな感じの寒い土曜日(12/7)でしたが、午後、板橋区立文化会館
大ホールでの恒例『Christmas Concert』(板橋区混声合唱団)に出かけました。
開演午後3時というのに、2時半ころには長蛇の列となっていました。超満員でした。
夏には定期演奏会、冬にクリスマスコンサートと毎年2回の公演に必ずご招待を受け、
楽しませていただいています。バスパートに、会社同期入社のW氏がおられ、かって
団長も務められたことがあります。
会場入り口 プログラム
プログラムは、ハンドベル演奏によるウエルカムステージから始まるのですが、今回
は、ハンドベル演奏が始まる時には、すでに暗いステージに合唱団員の皆さんが勢揃い
していて、舞台袖のハンドベル演奏の10人ばかりだけがライトを浴びた状態で演奏され、
終わると同時に、舞台全体がパッと明るくなって、一斉に『愛するふるさと』(板橋区
愛唱歌、薩摩忠詞、山本直純曲)の力強い合唱でコンサートは始まりました。
ハンドベル演奏
続いて、カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲より、マスカーニの「アヴェ・マリア」
の流れるような美しいメロディーに乗った合唱が響きわたり、ホール全体がその大きな
花園に引き込まれてしまいました。
第2部は、混声合唱とピアノのための「アメイジング・クリスマス」と題した、9曲の
お馴染みの曲や民謡、讃美歌を一つの組曲風に編曲しまとめたステージへと進みました。
演奏が始まる前には、この組曲を作った作曲家、アベタカヒロ氏が客席からステージ
へ上り、指揮者のO氏との作品に関した短いトークがありました。
曲は、あの文部省唱歌『雪』(ゆ~きやこんこ、あられやこんこ・・)を面白く導入
部として配置され、ウエールズ民謡の『ヒイラギ飾ろう』など次々と変化を利かした、
アレンジで、時にリズミカルに、讃美歌を和の感じに歌い、あの『アメイジング・グレ
イス』は、明るく華やかに歌い上げ、最後はイギリスキャロル『おめでとうクリスマス』
をリズミカルに締めくくられていました。
休憩の後は、みんなで歌おうコーナーで、歌手の夏川りみらが歌って知られた『わら
びがみ~ヤマトグチ~』を、指揮者の指導で、ホールの皆が歌います。団員の皆さんが、
客席通路の間に入って、みんな一丸となった歌声はホールに響き渡ったのでした。
皆が参加した大合唱の後は、第3部、ゲストによる演奏に移りました。
A氏の口笛演奏で、4曲が披露されました。A氏は、10年前に国際口笛コンクールで
総合優勝され、その後も超絶技巧選手権でも口笛で優勝されるなどの実力者で、口笛が
これほど素晴らしい音色や音域、さらには強弱の変化を表現するとは思っても見ません
でした。要するに素晴らしい演奏でした。 4曲演奏され、うち1局はオリジナル曲の
美しいメロディーが奏でられ、ラストには、あの『チャルダッシュ』(V.Monti曲)の
小刻みな音の変化、バイオリンでも超早い曲のところも口笛で演奏される凄技に、会場
は割れんばかりの拍手が飛びました。
口笛演奏
第4部最後は、クリスマスながら、夏姿の皆さんによるメドレー「風わたる、島々の
うた」を楽しく、面白く愉快に演奏され、会場を夏のリゾートにいるような雰囲気に
誘い、中に『ワルティング・マチルダ』や『バナナボート』など聞きなれた曲も楽しい
リズムで歌われ、初めと終わりは沖縄の曲を配置されるなどなかなかの演出を感じまし
た。指揮者のO氏は真っ赤なジャケットにサンタ帽、ピアノのH嬢は、ハワイアンスタイ
ル、団員の皆さんもアロハシャツ・・そんないで立ちでステージを絞められていました。
アンコールは、みんなで歌った『わらびがみ』とオーラスにはクリスマスらしく
『きよしこの夜』で幕となりました。
満足した2時間を過ごして、外に出ると早や陽は落ち、大山の商店街は、夜の雰囲気
となっていました。
今回も、楽しいコンサートをありがとうございました。
【世界最速】口笛世界王者が本気出したらヤバかった!終盤は異次元の速さ! V.モンティ チャルダッシュ / V.Monti Csárdás