蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

時代は変わった!(1)

2025-01-14 | 日々雑感、散策、旅行

 最近フト思ったりするのですが、どうも世の中変になってしまったのでは?と
思うことがままあるのです。詳細な調べに基づいた話ではなく、どちらかというと
表面的な事象を捉えた、感覚的な見方かもしれませんが、どこか違ってきている‥
そんな風に感じることがあります。

           (イラストくんより)       

 何がどうなのか?・・といえば、どうも人の意識というか、考え、行動が利己的
で排他的な部分が強調されて、モラルどころか社会規範、正義感などが無視された
と思う行動が目につくようになったのですね。 たとえば・・

 身近な、小さな事柄では、少し前から毎日のように詐欺電話がかかってきます。
すこしまえに遭遇した詐欺電話と同じ手口の電話がかかってくるのです。迷惑電話
撃退のために、留守電にしているのですが、以前はこれで済んでいましたが、最近
のそれは、自動応答で何やら喋った挙句、お問合せは○番を押してください・・と
言っているのです。最初の頃は、ほっちゃっていましたが、あまり頻繁なのでその
〇番を押したのです。そうしたら、『あなたは通信法を犯している。至急対処する
必要がある・・』みたいな話しから、おかしいと思いながらも、それを払しょく
してしまおうと話を聞くことに・・。これが詐欺の手口です。
 危うく被害は免れましたが、最近では、『この電話は、○日後に停止されます。
お問い合わせは〇番を・・』というような感じの電話が頻繁にかかってくるのです。

      (ネット画像より)

 最初の危うい対応の時に、うかつにも携帯電話番号を教えてしまったので、3日
おき位に、携帯の方に電話がかかってきています。知らない番号なので、無視して
いますが迷惑千万です。 コンピュータ発信で、まるで魚釣りの「撒き餌」みた
いな感じですね。 SNSを使った、闇バイトの募集、通信による指示など新しい
手口もありますね。

 

 別の事件では、報道からだけの情報ですが、大学生が、授業中に席を立って、
最後部座席の学生8人をハンマーで殴りつけてけがをさせた。ファーストフードの
お店に並んでいた塾帰りの高校生2人が、43歳の男に刺され1人は死亡、1人には
重症を負わせた。犯行は僅か30秒くらいの間だとあります。テレビ映像では大きな
立派な家に犯人一人住まいだとか・・。
 これらの事件は何が原因なのかはわかりませんが、どうしてこのような行動が
行われるのか?疑問です。その根底には「自己本位」の塊があるのかもしれません。
それが押さえられなくなってきている・・。

 

 サイバー攻撃もありました。年末から43もの組織を標的としたDDoS攻撃という、
通信・機能を麻痺させる行為が行われたのです。 この種の攻撃は以前からもあり
ましたが、今回は、航空会社や金融機関さらにはドコモなどのサービスを停止させ
る攻撃が行われ、このgooブログも1日普通状態に陥ったのでした。
 攻撃者はどこのだれか追跡できないようですが、標的とした機関のシステム(サー
バ)に、多くのポットネット(今回224を特定)から大量のデータを送りつけて
麻痺させる手口のようでした。

      DDoS攻撃
     (ESET-セキュリティより)

 パソコンが普及した頃、メールに添付された形式のウイルスメールが横行しまし
た。それも、知人のメルアドで送りつけられ、危なく添付ファイルを開くところ
でした。本文がどうも、日頃の知人とは文調が違うことから難を逃れた経験があり
ます。

                

 先の日本での選挙でも、候補者の選挙掲示板に選挙とは全くかかわりのない広告
まがいのポスターが貼られたり、当選を目指さない候補者が立候補して、他の候補
者を応援する‥という事態が起きましたが、「法律に違反していない。」むしろ、
そんなことは、これまで考えても見なかった社会通念から法律に規定されなかった
のであって、それを逆手に取った行為は、法律的な処罰はできないが社会の規範、
モラルからして言語道断の行為であるでしょう。
 法律に書いてないから何をしても良い・・そんな幼稚な御仁なのでしょう。
しかし、厚顔を堂々とさらして、賛同者までを集めたとか・・。
 世の中変わってしまったのですね。

              

 近時、台湾海峡やバルト海で通信ケーブル、電力ケーブルの破損事故が相次いで
いるそうですが、どうやら故意の仕業のようだと報じられています。錨を沈めて
船舶で引きちぎるような現象だとありますが、陰湿なやり方をする国があるよう
です。

 このような個々の事案ばかりではなく、思い返してみると、もう2年以上も続く
あのウクライナ侵略も、もとはといえば自己本位、利己主義が噴出した行動では
ないか。 勝手に相手の国に爆撃を仕掛けて侵略する・・遠い歴史上の戦争? 
みたいな図式が現在再現されているのです。 大国の利益優先による侵略行為が
厳然と許されている・・。多くの国がそれに反対を表明しているが、武器弾薬で
侵略する相手には通じない。人類が営々と築いてきた英知はどこに消えてしまった
のか? 世界規範、正義感、倫理観・・などに基づいた協調・共栄の精神などは
跡形もなく消されてしまっているのですね。どこかに、軍事、武力によって「強国」
を誇示している国もあります。

              

 そういえば、直接武力行使はしないまでも、カナダはアメリカの51州目となれば
関税はなくなるとか、グリーンランドは自国に必要だとか、信じられない発言が
まかり通っているのも不思議です。なぜこのような暴言が一国の首長にもなろうと
する人の口から発せられるのか? 信じられません。普通なら、このような発言を
すれば、「少しおかしいのでは?」とたしなめられるところだと思うのですが、
多くの大人(タイジン)も、発言に戦々恐々とするばかり。 もはや「何とかに
刃物」のような危険さえ感じられるのに、それを制することも能わないそんな世の
中になってしまったのでしょうか?

     グリーンランド
       (gooブログより)

 相手に最大級の脅しをかけ、何をするか分からないと思わせるマッドマンセオ
リー(狂人理論)の常道、駆け引きの一環として、常軌を逸した過激な言動を意図
的に繰り返して交渉相手国に要求や条件を吞ませることが目的の手段だとあります
が、困ったことです。予測不能で、国際規範に基づかないで相手国をおじけづかせ
て追い込む手法を用いる・・そのような態度が許されているのです。

 動物の世界とまではいわないにしても、どこか遠い昔の野蛮な時代に戻ったよう
な気がしています。

 

 

 

Richard Wagner:LohengrinーPrelude to Act 3

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする