年末の気ぜわしいところですが、BSの映画2本を観ました。 12/19に放送された
「用心棒」と昨日放送の「椿三十郎」です。 共に、監督黒澤明、主演三船敏郎の
定番映画で過去にも観たような記憶がありますが、すっかりと忘れていました。
「用心棒」が1961年(昭和36年)で、「椿三十郎」はその翌年、1月1日封切の理屈
抜きの娯楽映画です。「用心棒」の大ヒットに続いて「椿三十郎」は、更に殺陣の
リアルさを表現した、当時では斬新な手法がとられたそうです。最後に仲代達也との
男を立てるための勝負では、一瞬の居合で仲代が切られますが、凄い血潮が噴き出す
のですね。黒沢がこだわったシーンはポンプ仕掛けであったそうです。
(noteより)
めっぽう強い主役の浪人(三船敏郎)の名前は、どちらも、名前を聞かれて、フト
窓越しに眺めた時に目に入った、「用心棒」では、それが桑畑の続く光景だったところ
から「桑畑三十郎」といい、隣の椿屋敷に生い茂る椿を見て「椿三十郎」というの
ですね。そして、どちらも、もうすぐ四十郎か・・などとつぶやいています。
懐から手を出して顎髭をなでたり、肩を怒らせて風貌を飾らない浪人は、ぶっきら
ぼうで自信たっぷりな横柄な態度ですが、確かな腕前と共に度胸があり、知恵が働く
ところから、やくざの集団でも、藩の侍衆の中でも一目置かれる存在で主導的な立場
を演じています。
(music.jpより)
「用心棒」では、やくざと元締めが対立するさびれた宿場町。風が砂を巻き上げ
る中、一人の浪人者がやってくるところから始まります。立ち寄った居酒屋のあるじ
から、事情を聞き対立するグループ交互に自分を用心棒として売り込み、双方の対立
をあおって壊滅に向かわせ、宿場町に平穏が戻ったところで、「あばよ」と町を出て
行く・・そんな西部劇的なドラマは、後にマカロニウェスタン「荒野の用心棒」と
して上映されることになります。荒野・・では、当時テレビドラマ「ローハイド」で
人気のあったクリント・イーストウッドが主役を演じています。
用心棒から
(gooBLOGより)
「椿三十郎」でも、ユーモアと知略を駆使して、上役の不正を暴こうと立ち上がった
9人の若侍をその凄腕で助けていく痛快ものです。加山雄三をはじめとした血気にはや
る若侍たちをうまく制御し、敵方の用心棒仲代達矢と知恵比べをしつつ、有名なラ
ストの決闘シーンへと物語は進むのです。
小林桂樹や団玲子など懐かしい顔ぶれもありました。
椿三十郎シーンから
(映画.comより)
黒澤明と三船敏郎・・の名コンビで一世を風靡したヒット作品ですが、モノクロ
画面と言葉が聞き取りにくく(映像から)どちらかといえば「椿三十郎」は、さすが
‥の感じでしたが、「用心棒」の三船の凄さはあまり感じられず、巨匠に申し訳ない
ですがややもの足りなさが感じられました。
12/31日には、BSで「七人の侍」が放映予定とありました。
「椿三十郎」/見どころとエピソード/「シネマプロムナード 」 クラシック映画チャンネル
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