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蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

東京五輪の新しい観戦のあり方  (bon)

2021-06-21 | 日々雑感、散策、旅行

    今日21日は、夏至です。一年で最も昼が長く、関東では4:25~19:00まで14時間35分が
    昼間で、冬至のそれと5時間ほど長いそうです。  梅雨の晴れ間で暑くなるようで、
    30度を超える地域があり、熱中症に注意するよう報じられています。

 

 東京オリンピックの開催まであと1か月余りに迫った今、コロナ対策分科会の尾身
会長の発言に『選手の皆さんにとってはかけがえのないチャンスであり、観戦を楽
しみにしている人にとっても大きな機会で、私自身もできるなら観戦したい。そん
なオリ・パラの存在ではあるが、世界中から大勢の関係者が集まるこの期間の人流
増はどうしても避けられないでしょう。この際、日本から新しいオリ・パラの観戦
のあり方、スタイルを提案してはどうか 』という意味のことが述べられていました。
 本音は、『本来この状況では開催は無理だと思うが、開催するなら、ぜひとも新
しい観戦のスタイルを提案すべき』だということだと受け止めました。

         

 さりとて残された時間は短く、今から何ができるか? という段階に差し掛かって
いるわけで、だけど何もしないで良いか? ということにもならないのではないか。

 今あるすぐに使える技術、設備で短時間に人流を極力少なくする方法は何か?

           

 毎年、元日にライブ中継される「ウイーンフィルのニューイヤーコンサート」は、
今年は楽友協会の黄金のホールは無観客で実施されました。 コンサートの状況は
世界中にライブ中継され多くの人々を楽しませているのは例年通りですが、今年の
特徴は楽友会協会の大画面の映像に、世界各地の観客の様子が「オンライン会議」の
仕掛けと同じように、分割画面に映し出されていました。つまり、楽友協会の客席
には観客は一人もいないけれども、世界中に はるかに多くの観客がいることを画面
を通じて会場に届けられ、拍手や歓声が中継されていたのでした。

      無観客の楽友協会ホール
       (中継画面より)

 

      インターネットによる各地域の観客映像
       ’ネット画像より)

 

 ネットのHP『Langsamer Satz』に「ウイーンフィル:ニューイヤーコンサートの
感想」( by nailsweet )に次のような文が掲載されていましたので以下に部分を
引用しました。

『 これはちょっとした「革命」だなと思いました。何しろ、ウィーン・フィルのナ
音が、元日に黄金のホールに集うことのできる、ごく一部の幸運な人たちの独占物
ではなくなったのです。富裕層だろうと、VIPだろうと、私のような平凡な一市民と
同じく、NHKなど公共性の高い放送メディアを通してしか、この権威ある格式高い演
奏会(同時に「お金の匂いがプンプンする」イベントでもありますが)をリアルタイムで
聴けなかった。その意味で、世界中の誰もが「平等」となったのです。それは、本
の演奏会のあり方からすれば、決して望ましいものではありません。(中略)

 その疑似革命のありようを象徴していたのが、第1部と第2部の終わりと終演後、
世界各地の聴衆が発する「拍手と歓声」が、インターネットを通して、会場のスピ
ーカーから流された瞬間ではなかったでしょうか。テレビの画面には、拍手要員と
なった人たち顔写真で埋め尽くされる演出がされていたので、様々なバックグラウ
ンドを持った人たちが、完全に対等な立場で入り混じり、めいめいが思い思いのか
たちで演奏家に拍手とブラボーを贈っているさまが可視化されていました。
 それまで静寂の中で演奏していた音楽家たちもようやく緊張がほぐれたのか、柔
らかな表情を浮かべて、ネット越しの拍手と歓声を聞いていました。音楽を共有す
る場において、世界中の誰もが完全に「平等」になるという「連帯」が生まれ、間
違いなく双方向のコミュニケーションが機能していたように感じました。』と。

            

 そんなことにヒントを得たとすれば、すべての競技を対象とするのは無理だとし
ても、このニューイヤーコンサートのような仕掛けが取れないものか? 無観客で
も選手、観客の一体感がそこに醸成されるのではないか? さらに、テレビ放映の
中で、すべからく副調正室において複数カメラの画面切り替えを行うのでななく、
競技によっては複数カメラを固定して置き、受信端末側でカメラを選定する(見た
いところ、選手を選んで見る)などの措置が可能な範囲で取ることはできないか? 
 
さらにこの場合、競技場のカメラが完全固定でなく、選手軍団や注目ポイントを
自動追随するような仕掛けが取れないか? など、各テレビ局の一致協力体制で実現
できないか? など素人考えでフト思い描いてみたのでした。

 パブリックビュー(PV)がすべて中止された今、家庭内TV、スマホ、タブレット
端末など のパーソナル受像機器の新たな活用の仕方が考えられないでしょうか?

        (ネット画像より)

 

 

 今年のニューイヤーコンサートです。長いですから、最後の方 2.24.20 あたりに
カーソルを移動して、最後の曲「ラデツキー行進曲」と終りのネット画像をご覧く
ださい。(6分)

2021 New Year Concert Vienna * Neujahrskonzert Wien * Concert Nouvel An Vienne * Complete (HD 720p)

 

 

 


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