差塩と趣味の世界

故郷 福島差塩の想い出と徒然なる盆栽奮闘記

薄皮まんじゅう

2021年09月04日 | うんちく・小ネタ

  郷里の親戚の旅立ち、コロナ禍で帰省しての会葬もままならない。ということで兄にすべてを依頼する。昨日香典返しに郡山の銘菓、薄皮まんじゅうを添えて送られてきた。郷里では有名なまんじゅうである。今はどこでも手に入るが送ってくれた兄の想いが嬉しい。と同時に懐かしい想い出がある。

 戦後食糧難で甘いものにも飢えていた時代、サッカリンやズルチンなどという人工甘味料が出回り代用していた。米粒ほどのサッカリンを手のひらに載せて舐めたこともある。そうした中で柏屋の「薄皮まんじゅう」は人工甘味料では味わい無い甘く美味しいのでお土産として大変喜ばれていた。柏屋の前を通る度に落語の話ではないが、「まんじゅう怖い」といってたっぷり食べてみたいと想ったりしたものである。

 当時を想い出しながら美味しく頂こう。

 なおサッカリンは発がん性物質として一時出回らなくなった。今は使っている国もあるという。ズルチンは大量に取ると死に至ることも有り、子供が亡くなったという例も聞いたことがある。

 昨日は 4,776歩