アップしたのは、以前にも記したがナラ枯れ病に侵されたミズナラやクヌギの大木である。いずれも日頃訪れる都の公園内の散歩道沿いの木々である。キクイ虫が無数に穴を開け木元に木屑を落としているのである。春まで元気だった一抱えもあろうかという大木たちの無残な姿である。頭上を見上げると黄葉したかのような枯れ葉となっている。
今人様はコロナ禍で悩まされているが、林のブナ科の仲間も大変な時を迎えている。僅か4,5㎜のキクイ虫が運ぶナラ菌による害がもたらす被害だそうだが、何故こうした虫が異常発生したのだろうか。
人手が入らないことによって山が荒れるに任せと言うことと関係無いのだろうか。子供の頃は虫が繁殖する朽ちた木々は絶好の燃料、山林主に断り無く誰でも入山して採ってもかまわなかったし、また薪炭をつくるためによく山は手入れされていたので荒れることは無かった。
この無残な姿を観てそんなことを考えてみた。
昨日は 10,058歩