差塩と趣味の世界

故郷 福島差塩の想い出と徒然なる盆栽奮闘記

成人式

2010年01月11日 | 日記・エッセイ・コラム

 数年前、市の委員を解かれてから成人式への招待はないが、それまでは参加していた。そこではいつものことだが、仲間との話や携帯に熱中するあまり式辞などを聞かない子達が多く、皆に祝福され感謝の意を表す態度があまり見られなかったという印象がある。今はどうなっているのだろう。

 50数年前、郷里での成人式には汽車賃が惜しいと思う貧乏学生ゆえ出席しなかった。大学の寮で帰省しない仲間と酒を酌み交わし自分たちで祝い、夜は今はない神田青果市場の夜間パトロールのアルバイトをしていたのを覚えている。睡魔に襲われながら朝まで頑張ると結構いいお金になったのである。

 今の子達は恵まれている式の間ぐらい厳粛な心で受け止めてもらいたいと思うのであるが、今夕のニュースを見るとあまり芳しくない。残念である。

 上野から郷里の駅まで汽車賃は片道290円、5時間ほど掛った。

 


暖冬?

2010年01月10日 | 日記・エッセイ・コラム

003  この冬は暖冬との長期予報だったが、昨年の暮れ以来日本海側は大雪であり、我が家の池は凍結することもありで好ましい予報は誤りであったのか厳しい寒さが続いている。もっとも田畑がカチカチに凍る阿武隈山中の田舎の寒さを考えたらその比ではないのだが、やはり年寄りにとっては温かいのに越したことはない。

 昨年の今頃は、嵐雪の詠む梅一輪一輪の、、、句でいう光景が見られたのだが、ご覧のように蕾は固いままである。日差しはだいぶ明るくなってきたのだが春が待ち遠しい。これからが冬本番だろうが、、、。


新年会

2010年01月07日 | 日記・エッセイ・コラム

 職場の若い方たちから新年会のお誘い。会場は今流行りのチェーン店酒場。安い会費で酒類は飲み放題という。早速出かけてみる。一番経済的なコースを注文されたが、新鮮な魚料理がメーンというだけあってなかなかなものである。しかも盛りだくさん、食べきれない。酒類はビール、日本酒、ワイン、焼酎ほか女性が好みそうな各種カクテルと豊富である。酒飲暦は長いが、その良し悪しを判断する味覚力はとんと成長せず、出されたものを美味しく飲む当方にとっては不足はない。

 オーダーを重ねるのと楽しい会話とで、すっかり楽しい気分となり、新年会の目的は達したので酩酊一歩手前で後は若い方たちにお任せし退席した。

 それにしても嘗て在った個々の居酒屋は駆逐され、このようなチェーン店ばかりが目立つ街となってしまったものである。そんなことを感じながら通りのバス停へと急ぐ。明日から頑張ろう。


初夢

2010年01月04日 | 日記・エッセイ・コラム

003    初夢は、2日から3日にかけてみる夢のことを言うそうである。中でも夢の中で[1富士、2鷹、3茄子」を見るのが縁起が良いといわれている。しかし、夢の世界ほど自由にならないものはない。こうした縁起のよい夢は嘗て見たことがない。

 昨夕は、たびたび見る夢「災患あいよりて逃れるべからず」式の世界に迷う込んだ自分が出てきた。あまりに過酷で理不尽なことの成り行きに、夢の中で「これはおかしい。夢ではないか」と思ったりして早暁目覚め安堵した。どうしてそう言う夢がでてくるのか、叶うことならフロイトに聞いてみたいものである。

 今は亡き働き者の父母がいて大勢の兄弟たちと屋敷周りを走り回っている自分が出てくる夢、、、こんな夢を見ると1日中楽しいのであるが、こんな初夢を見たいものである。


田舎詣で

2010年01月02日 | 日記・エッセイ・コラム

005_5 お正月、親が健在のころ子供たちを田舎に連れて行くことは楽しみの1つであった。親は孫の成長を楽しみに歓迎してくれたし、また子達はお年玉は勿論、久しぶりの従兄弟たちとの遊びを楽しみにしていたものである。そこでの体験は楽しい思い出になっている、、。

 今、お正月を共にお祝いした子や孫たちが帰って家の中はいつものように静けさを取り戻した。嘗て親たちがそうしてくれたように子や孫の健康を灯明を掲げ神棚に祈った。孫たちには健やかに成長し人の痛みが判る子になってほしいものである。


初日影を迎える

2010年01月01日 | 日記・エッセイ・コラム

 東の空が茜色に染まる中、初日を迎えるため多摩湖へと急ぐ。早くも改修なった多摩湖堤防には、ご来光を拝むために善男善女が大勢集っていた。千人は超えようかの賑わいである。

 やがて初日に両手を合わせ拝む人、じっと見つめている人、友と歓声をあげている人と様々である。例年の事ながらこうした光景は美しいものであり、そこにはDsc00112 Dsc00116 Dsc00119 なんとも言え難い連帯感が漂うのである。わたくしも今年の無病息災をお日様にお願いし清清しい気持ちで帰宅した。写真はクリックでご覧ください。