倉敷をあとにして尾道へ向かいます。列車までちょっとあったので、倉敷駅の北口を
見てみると、ヴェネツィアみたいな時計台。その向こうには大きなショッピングモール。
南口の美観地区とは違った様相です。住み分けるのは大切ですよね。こんなのが
美観地区の近くにあったら興ざめですから。
ローカル線と化した山陽本線に乗ります。
久しぶりの尾道です。なんか駅前がきれいになっていて、ここも観光客が多いぞ。
しかし駅前から続くアーケード商店街はあいかわらずのシャッターが多い。
尾道ラーメンには背脂がプカプカ浮いています。
あ~むかし大和湯を見た記憶があるけど、中華料理屋になっていました。
なかなかに長い商店街ですが、かなり息絶え絶え。しかし昔もこうだったので、
頑張っていると言えましょう。ここにも郊外にショッピングモールがあるのかな?
おもちゃ屋さんも閉まってるかー。
海岸に出てきました。すぐ対岸に島が並んでいます。瀬戸内海は「海」というよりも
「水郷」とまでは言わないが「海路」という感じです。波はないし穏やかでいいねえ。
「おのみち映画資料館」に入りました。尾道を舞台にした映画といえば、大林宣彦の
三部作、「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」をすぐに思い出しますが、
この資料館は系統が違うらしく、大林作品は扱っていません。
メインになっていたのは「東京物語」をメインに小津安二郎の作品。他にも新藤兼人
監督の乙羽信子作品など、古い作品がズラリと紹介されていました。残念ながら
写真撮影禁止なので、お見せすることはできません~w
「東京物語」はせつない映画ですよね。老夫婦に居場所がないって泣けてくる。
じんわりとボディーブローのように効いてくる話ですぅ~~。先日、「世界の映画
ベスト100」なんてどこで決めたんだか発表がありました。日本の作品では、なんと
「東京物語」が4位に!
観光客がごった返している美観地区から少し歩くと「大橋家住宅」があります。
中に入って見学ができるのに、ここには誰も来ないなあ~。
大橋家の由来は、元は豊臣に仕えた武士の家柄だそうですが、大阪落城のあとは
没落し、水田や塩田を開発して大地主となり、その後は金融業などで財をなした
豊かな庄屋となったそうです。
左下、お燗するやつでしょ?こんなのほしいなぁ~♪ 倉敷の町では検索したら
3軒ほど古道具屋があったのに、どこもやってませんでしたw
大橋家への嫁入り道具の行列!
うはー、大金持ちの御主人様だったのねー。
ハイカラなこともしてたわけだw
歴史を感じさせる贅沢な造りです。
かまどの様子からしてすごい人数が住んでいたんだな。
反対から見ると、梁の木材がすげーよw
洋風の椅子なんか置いちゃってw
ひじ掛けが殿様風じゃねーか。
こりゃ茶室だな。
古い金庫! なかなか見ごたえのあるお屋敷でした。
さてホテルに帰ってひと休み。夜の酒にそなえて休憩です。。。
大橋家を出たら、その隣に見覚えのある酒場が。これは太田和彦の番組で出てきた
居酒屋じゃねーか。これも何かの縁?俺はひとりだし、滅多に酒場の予約はしないん
だが、昼間の観光客の多さを見たもんだからホテルから電話をしてみた。
「今日、ひとりなんですが・・・」⇒瞬殺で「一杯です!」ときたもんだw
電話しといてよかった。。。
だいたい立派な料亭に行くわけじゃなし、彼女と人気のレストランに行くわけじゃなし、
だいたい赤提灯系が多いので開店時に行けばひとりでカウンターに座れないことは
ないだろ、と思っているんだが、このGOTO系が始まってから店に入れないことが
増えたのであるw
ホテルのすぐ近くの「郷土料理」なんて店に行ってみた。するとやっぱり開店時で
やっとカウンターのはじっこに座れて、そのあとはすぐに満席になりましたw
まずは瀬戸内に来たんだから「さわら」♪ なかなか美味いぞ^^ この店、
けっこう立派なお店でしたw
好きな里芋も美味しい味付け。倉敷の地酒を順番に頂きました。中国地方の酒は
こってり甘いのが多い。それもまた旅の楽しみ♪
酒のアテにぴったりのからすみ。こんなんで日本酒をやるのは至福だな~。
あとから初老のグループが来て、「お酒飲まないんですけどいいですか」なんて
テーブル席を占領。ううむ、こういうのがうじゃうじゃ来るから酒場に入れなく
なっちゃうんだよぉw
なかなか倉敷も夜は賑やかだ。少しそそられたが、情報はなし、昨夜も京都で
17時から0時まで3軒飲んだので、この日は自重。半月の旅は始まったばかり
だからなあ。でも一軒で終えるのはちょっと寂しい(^益^;
倉敷に来たら観光客が必ず行くであろう美観地区に入ってきました。ここは
元紡績所だったところを改装したオサレなホテル「アイビースクエア」です。
有名なので、いちおう入ってみました^^;
水郷のようですが、ここは倉敷川のほとり。このあたりが一番「美観」で撮影スポット。
ワンサカいる観光客はみんなスマホを片手にインスタ映えを狙って撮影です。
店がズラリと並んでいます。オサレなカフェや小物屋、土産屋ばかり。
骨董屋、古道具屋があるはずだったのだが、ついに見つからず。
橋があるからには渡ってみよう。
小船に乗るというのもありか。俺はひとりなのでしませんが。。。
対岸の立派な建物は旅館だったり料亭だったりします。俺には縁がないw
ちなみに私が泊まる宿は、基本旅行サイトで「安い順」にソートをかけます。
一番上にはカプセルホテルや、2段ベッドが置いてある4人部屋なんかが出てきます。
その次のしょぼくれたビジネスホテルを選んだりするわけですが、なかなか昭和な
雰囲気だったりして味わいがありますね(^益^;
陽の光がだいぶ斜めな季節になりました。
お、人がいない、という瞬間を撮っているわけですが、まわりにはゾロゾロいます^^;
ま、名前からして俺にはちと似合わない場所だったな(^益^;
30分くらい彷徨ったか。みなさんカポーで来たりすると、カフェでおしゃべりしたり
して過ごすのでしょうな。大原美術館もすごく混んでるというし、まだホテルの
チェックインには時間があるぞ。。。
さて京都から倉敷に向かいます。
東本願寺を通過して京都駅に。このあと地下道を延々と歩いてなかなか改札口に
出られないw 新幹線じゃなくて在来線の各駅停車で行くからか。
山陽本線はガタゴトとのんびり。東海道線も在来線はすごくローカルになったしなあ。
アーケード商店街に人は少ない。しかし、飲食店が少ないだけに全国旅行支援で
観光客が増えているから、開いているところに人が集中するのだ!
観光案内所で仕入れた町の案内を見て「味噌カツがうまい」という評判の店に行ったら
行列が出来ていて、もう列に並ぶのは受付終了だとか。商店街を少し歩いて塩ラーメン
の店を見つけたら、そこも行列。ぐるりと回って駅のほうに戻る道を歩いたら、
そこのとんかつ屋も行列!うんざりしてまたラーメン屋にいったら満席で断られる。
結局商店街を2周するも入れる店がなーいw
昼飯難民となり、いよいよ昼飯は抜きか?と思って見つけた古い感じのお好み焼き屋に
入ったら、誰も客はいませんでした。老夫婦がやってるひなびた空気の店でした。
旦那さんは、「商店街を歩いている人が少なくなった」とぼやいていました。
いえいえ、全国旅行支援で観光客はワンサカ、こちとら昼飯を食いっぱぐれるところ
だったんですよーww
実は最初、瀬戸内海の離島に泊ろうと思ったのですが、小豆島なんぞは宿がどこも
満室!平日にだぞ?全国旅行支援おそるべしwww
さて「美観地区」に行くと、やっぱりすごい観光客。
こういう建物を残すのは大事だよなあ。
平日でもすごい観光客なんだから、インバウンドのとこはさぞすごかったろう。
お好み焼き屋の旦那が言ってたけど、大原美術館なんぞはごった返していたとか。
混んでる美術館は行く気になりませんーw
お、酒造もあるのか。夜には地酒を飲まないとなあ~^^
さて、いがらしゆみこ美術館にやってきました。
「キャンディ♡キャンディ」一発屋のイメージがありますが、原作者との訴訟争いが
続いており、あの作品関係は展示できないようです。それじゃあ大谷選手の出ない
エンジェルスの試合というか、牛丼のない吉野家みたいなもんじゃないか?
しかしまああの名作が漫画で絶版、アニメも再放送しないっつーのは実に嘆かわしい。
ううむ、これも「キャンディ」ではない、ということなのでしょう。真ん中なんぞは
どう見てもテリィとキャンディではないか。まあ作家が書くキャラクターって、
作品が変わっても同じ顔だったりしますもんね。
「キャンディ♡キャンディ」のキャラのなかで、やさしいアンソニーや二枚目で
本命のテリィよりも、意外とステアに人気があります。あの作品、意地悪なニールも
含めて、みんなキャンディにホレるんだよね~w 歌によると太っちょ鼻ぺちゃ、
そばかすだらけなんだがな^^;
これらもキャンディそのものですが、それは表示されていません。ただBGMに
アニメの主題歌だけはずっと流れていました。あれは版権に入らないのかw
他にお客は中年夫婦がひと組いただけでした。。。
屋上に出られました。ナイスな家が見えています。窓がいいなあ♪
有名作家の色紙がズラリ。
やっぱりキャンディがないと見る価値ありませんなーw
トロッコ嵐山駅から公園に入って行きました。桜の名所ですが紅葉もとてもきれい。
素晴らしい紅葉の画像をお楽しみ下さい。
やっぱりカポーが多いぞ。。。
桂川に出てきました。
船でのんびりもよさそうだが、ひとりじゃなw
やはりボートはカプール星人だよ。
渡月橋には観光客がワンサカ! コーヒー店には若者たちの行列がありました。
お。
アップに^^
京福嵐山線に乗って、今宵の酒場へ向かいます。
有名な酒場、「神馬」に。ここはアクセスが悪いので行くのは初めて。大箱だし、
開店の17時に行けばひとりでカウンターに座れないことはないだろう、と思って
いたのが甘かった。開店3分でワラワラと座っている人たちがおり、入ると
「18:30までなら」と言われる。そこから予約でいっぱいなのでしょう。勿論承諾。
老舗な店だが、チーフ、店員、みなさん若者ばかり。
このからすみをお餅で巻いたのが美味かったぞ。
京都の地酒を続けざまに飲む。なにせ90分ですからねw
全国旅行支援が決まった日に、60件もの予約の電話があったとか。留守番電話の
録音をしておくと、勝手に「〇×日に○×時から○人よろしくね」と入れてあり、
それで予約が取れたと思っちゃう客がいるので、留守番電話を切っておかなければ
ならないと言っていました。
17時台でも、そのあと次々にやってくる客はみんな断っていました。開店時にひとりで
来ても「90分で出てね」だからなあ。別に高飛車な態度はなかったですが、こういう
観光地の有名店はどうしても「いっぱいです。すみませーん」というそっけない空気が
蔓延してしまうので、本来庶民的なはずだった雰囲気が失われてしまうのもしかたない
ところでしょうか。