町田市成瀬に曹洞宗で白鳳誕生の寺「龍谷山東雲寺」(成就院)はある。港北区「雲松院」の末寺。創建年は不詳だが天文5年(1536)頃、龍谷により成瀬城の防御施設として建立されたのが始まりのようだ。ご本尊は「釋迦牟尼仏」(関東地方では最古の白鳳時代のもの)。「成瀬杉山神社」の上にあり参道、境内には百本近いソメイヨシノの大木があり春は多くの花見客で賑わう。境内には「梵鐘」(延亨2年鋳造)、「石仏」、「石碑」、大棟両端に光り輝く鴟骨を持つ「本堂」、六角形「釈迦堂」、「位牌堂/座禅堂」が建ち並ぶ。秀吉の小田原城攻めで成瀬城は落城、東雲寺も廃寺となり江戸時代元和6年(1620)再興という歴史を有す。(1311)


















