花と緑と文化が薫る新たなパークライフの創出が県立相模原公園のコンセプト。敷地面積は東京ドームの約20倍(23.8ha)と広大な公園には四季を通じて花が絶えることがない。その相模原公園から道路を挟んだ対岸にあるのが花菖蒲園として知られている「水無月園」である。ここにはなんと118品種(伊勢系17、江戸系35、肥後系66)、株数 26,000株が植栽されている。撮影に訪れた日はまだ江戸系が一列、伊勢系が数輪咲いているだけであった。今月15日(日)「しょうぶまつり'14」が開催される。中村汀女さんが「花しょうぶかがやく雨の走るなり」と詠っている。色あいといい、艶のある花姿といい、剣状の葉にはやはり雨の季節が良く似合う。錦絵にも描かれ日本の風情を感じる清楚な花である。(1406)
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