相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。今、紅葉の丘の一画の「衆遊の庭」に植栽されている数本の「ロウヤガキ」(老爺柿/楼鴉柿)が9月に実をつけ始め先月熟し赤みを帯びた橙色となってきた。なんとも可愛らしい柿であるが、この柿は中国原産の小型の柿でカキノキ科カキノキ属の落葉低木である。和名は「衝羽根柿」、盆栽界では「姫柿」と呼ばれている。実のなる盆栽として人気が高く盆樹では小葉で節が細かく濃紅色の実が成る「楊貴妃」が有名。実をつけるには雌雄異株なので開花時に雄木の花と交配が必要である。 (2111)
9月末頃は青々と
9月末頃は青々と