座間市座間の総鎮守「座間神社」境内に二種類の可愛らしい「スイセン」の花が咲いていた。白のスイセンが数百本固まって咲いている。スイセンはイベリア半島を中心にイギリス、ヨーロッパ中部、北アフリカを含む地中海沿岸地域に25~30種も自生している多年草である。代表的なのはラッパズイセン、八重咲きスイセン、房咲きスイセン、口紅スイセンである。早いものは11月下旬から、ラッパズイセンなどは3月から4月に開花とその時期も異なる。花は花弁と萼片の6枚とその基部につくラッパ状の副冠からなって、副冠は形がさまざまで色も白や黄色、オレンジ色、ピンクなど多彩である。古くから日本で親しまれてきた房咲き花芯が黄色の「二ホンズイセン」が本数は少ないが数輪咲いている。こちらの方が可愛らしい微かな芳香を漂わせている。(2001)
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