京都市の三条通の鴨川に掛かっている「三条大橋」がある。近くにはアクセス抜群の京阪鉄道の「三条大橋駅」もある。伝えでは橋造りの時期は天正17年(1589)、豊臣秀吉の命により五条大橋と共に増田長盛を奉行として石柱の橋に改修された。江戸時代、五街道の一つ東海道につながる橋として幕府直轄の公儀橋に位置付けられた。東海道五十三次、慶長6年(1601)に徳川家康が定めた東海道五十三次の西の起点である。これは平安遷都1200年を契機に着手した「京の川づくり」事業の一環として1992年(平成4年)より事業化され、三条大橋から七条大橋間が「花の回廊」として整備された。鴨川は市内北区の雲ヶ畑が源で中津川と出合橋で合流し「賀茂川」となり、上賀茂神社・下鴨神社の脇を南南東に流れ賀茂大橋手前で高野川と合流したところで「鴨川」となる。市街地に流れ 保津峡・嵐山から繋がる桂川と合流して淀川となり大阪湾まで繋がっていく淀川水系の一級河川である。三条大橋の下では散策したり寝そべったりと多くの人で賑わっている。百万都市のど真ん中を流れているにも関わらず鴨川には数多くのマガモ、ヒドリガモ、ユリカモメ、カモ、オシドリなどの野鳥がやってき鳥たちには捕食、休息の場のようである。(1911)
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