今、公園や広場の花壇、路肩、個人のお庭の花壇等で一番見かける花が「ランタナ」である。他の名前として七変化とも呼ばれるクマツヅラ科シチヘンゲ属(ランタナ属)の低木。ランタナはアメリカ、ブラジル、ウルグアイが原産で熱帯地域で広く野生化している低木の「ランタナ・カマラ」とやや花と葉が小さいほふく性の「コバノランタナ」が主な原種をもとにさまざまな園芸品種がつくり出された。生育形態によって系統を分けると低木状になるもの、鉢向きのコンパクトなブッシュ状の樹形になるもの、ほふく性のものなどがある。また花がなくても楽しめる葉に斑が入った品種もある。開花期間が長く丈夫なので鉢物、花壇など重宝がられる。ただこの「ランタナ」は世界の侵略的外来種ワースト100というリストに掲載されている植物なので要注意の花である。(2311)
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