相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

薬師池の名になった福王寺の「野津田薬師堂」

2023-06-28 07:25:03 | 寺院
町田「薬師池公園」の池の辺りから梅林と「旧永井家住宅」を抜けた北西の高台に「普光山福王寺」のお堂「野津田薬師堂」がある。明治16年(1883)に再建されたものである。中央に本尊の「薬師如来」、右には日光菩薩、左に月光菩薩が脇仏、更に右側と左側に6人づつ、計12人の神様と全部で15体の仏像が祀られている。この堂の薬師如来は天平年間(約1270年前)に行基菩薩が彫ったものである。古来より「薬師様」は眼病にご利益のある仏様として信仰されている。町田市にある木彫仏像としては最古の仏像であることから昭和62年町田市の文化財に指定された。 参道石段を上ると境内には「薬師堂」、反対側の「椿山」、「ぼたん苑」に向かって行く道の一画に「梵鐘」がある。お堂前には樹齢500年、高さ35m、胴回り5mの「大イチョウ」が聳える。今は青々と葉を茂らせている。秋には境内はイチョウ絨毯となる。大イチョウの右手には「石像」と「稲荷社」がある。かつて「福王寺溜井」といわれていた「薬師池」の名もここの「薬師堂」に由来している。(2306)
 
 
 
 
 
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「グリーンパーク」で早くも「ハギ」が蝶形花を披露開始!!

2023-06-27 14:42:09 | 
相模原市南区新磯野に1600世帯という大規模マンション「相武台グリーンパーク」はある。商店街やテニスコート、遊具広場、小さな公園、カモやサギも訪れる雨水池があり敷地内の各所で四季の花で彩られる。2月は梅、河津桜、3月は桜、4月はツツジが咲き始める。そして今、商店街前のエリアに百株以上植栽されているピンクの花が可愛らしい秋の七草の一つ「ハギ」(萩)がまだ全体の1%にも満たない数であるが咲き始めた。「ハギ」には「ヤマハギ」、「ミヤギノハギ」、ニシキハギ、メドハギがある。恐らく「ミヤギノハギ」だと思われる。種によっては6月から開花する。ハギはマメ科の植物で「蝶形花」という左右相称のなんとも可愛らしい花びらの形をしている。鑑賞を楽しむ秋の七草の一つで「万葉集」から選ばれた秋を代表する植物の一つとなっている。(2306)
 
 
 
 
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大本山本圀寺の旧末寺で小西法縁の「石井山長勝寺」

2023-06-27 07:30:13 | 寺院
神奈川県鎌倉市材木座に大本山本圀寺の旧末寺で小西法縁の日蓮宗寺院「石井山長勝寺」は鎮座している。妙法寺、安国論寺と共に日蓮聖人が鎌倉に来て最初に営んだ小庵の旧地と伝わっている。建長5年(1253)日蓮に帰依した「石井藤五郎長勝」が自邸に「法華堂」を建て日蓮に寄進したのが興りとされる。この堂は京都市山科区にある「本圀寺」の前身であり貞和元年(1345)洛中に移ってその後荒廃するも「日隆」が再興し、石井山長勝寺と号した。江戸時代には徳川家康が関東入国した天正18年(1590)には寺領四貫三百文の御朱印状を受領している。本尊は大曼荼羅。寺号標、「山門」より入山すると本堂まで直線の参道を進むと正面にはさすがと思わせる重厚感のある「帝釈堂」(本堂)が建っている。本堂前に高村光雲作の高さ8mの「日蓮聖人の銅像」が見守るがごとく建っている。参道左手には法華三昧堂といわれる「祖師堂」(五間同堂という建築様式)、「鐘楼」、「太子堂」、「庫裏」、右手に「水行の場」、「六角堂」などがあり、日蓮聖人像の周りには「四天王」(持国天、増長天、広目天、毘沙門天)が護る様に建ち並ぶ堂宇の数々に驚かされる。(2306)
 
 
 
 
 
 
 
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日蓮上人が鎌倉で布教の拠点とした「妙法華經山安国論寺」

2023-06-26 11:21:46 | 寺院
鎌倉市大町谷戸に「比企谷妙本寺」を旧本山とし鎌倉の寺院の中でも有数の花の寺として知られる日蓮宗寺院の古刹=名刹「妙法華經山安国論寺」は鎮座する。当寺は四季折々の花や紅葉で彩られ、境内には 日蓮聖人の桜の杖が根付いたといわれる「妙法桜」やサザンカは市の天然記念物に指定されている。池上・土富店法縁。長勝寺、妙法寺と並び日蓮が鎌倉で布教するに際して拠点とした「松葉ヶ谷草庵の跡」とされ「松葉ヶ谷霊跡安国論寺」とも言う。建長5年(1253年)に建立。開山は日蓮で弟子の日朗が文応元年(1260)に日蓮が前執権北条時頼に建白した「立正安国論」を執筆した「岩穴」(法窟)の側に安国論窟寺を建立したのが始まりである。安国論寺には日蓮聖人が草庵として住まわれ修行されたといわれ、いわば当山の元となった「御法窟」(日蓮岩屋)がある。また、日蓮聖人に仕えた熊王丸と熊王丸が信仰していた稲荷を祀った「熊王殿」がある。本尊は南無久遠実成本師釈迦牟尼仏。鎌倉葉山線より左折し大町大路の先に構えられた山門より入山すると参道左手に増上寺の徳川家御霊屋から移された大きな石灯籠5基が並ぶ。境内奥の斜面の南面窟に1基と全部で9基その先に「祖師堂」(本堂)がある。庫裏前を巡礼路を進むと「熊王殿」、岩穴(御法窟)とお守りの御小庵、その先に日郎荼毘所と「南面窟」がある。すぐ傍に東芝社長や経団連会長を務め、熱心な法華信者であった土光敏夫の菩提寺(墓所)でもある。(2306)
 
 
 
 
 
 
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「相模原麻溝公園」では「ネムノキ」の淡紅色の花穂に蝶が!!

2023-06-26 07:30:54 | 公園・庭園
相模原市南区麻溝に四季の花が絶えない「相模原麻溝公園」はある。今、「アジサイ」はクライマックスに到達しフィナーレを迎えようとしている。センター広場から降りた花の谷の一画に一本の「ネムノキ」が植栽されている。「ネムノキ」は「ゴウカンボク」(合歓木)の呼び名もある。ネムノキ科、ネムノキ属で樹高は8mから10m位に育つ落葉高木。枝は横に張り夏には羽状複葉を広げる。葉は夕方には閉じ、その姿が眠りにつくように見えるところから「ネムノキ」の名前がついた。6月から7月にかけて枝先に淡紅色の長い雄しべをもつ花が20ほど集まって咲く姿は繊細で愛らしい。そこに運良くやって来た黒い「アゲハ蝶」が花穂から花穂へ吸蜜タイムを瞬撮してみた。(2306)
 
 
 
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