相模原市南区新磯に1600世帯というマンモス集合住宅「相武台グリーンパーク」はある。2月は梅、河津桜、3月は桜、4月はツツジ、5月にはコデマリ、6月にはアジサイ、秋にはメタセコイアが黄金色に紅葉するなど四季の彩りを魅せる。今、棟と棟の間、敷地内の遊歩道の一画、歩道脇の花壇にアジサイが咲く花壇の一画にまだ殆ど蕾であるが「キョウチクトウ」(夾竹桃)がピンクの可愛らしい花を開花し始めた。花びらが幾重にも重なりバラのようでもある。インド、中近東が原産、梅雨時から晩夏に芳香のある花を咲かせるキョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑広葉樹の低木。春から初夏に枝先で花芽がつくられちょうど今頃から順次開花する。葉は光沢のある緑色で細長く、葉の付き方は輪生。一見本当に竹のようであることからこの名が付いた。この花は夏期の6~9月ごろに開花する。花弁は基部が筒状、その先端で平らに開いて五弁に分かれ、やがてプロペラ状に曲がる。花色は淡紅色。他に紅色、まだ見たことはないが黄色、白色などがある。(2306)
鎌倉市極楽寺に極楽寺、稲村ヶ崎全町の鎮守「熊野新宮」は鎮座している。文永6年(1269)、「極楽寺」の忍性が信仰していた「熊野本宮」を勧請して創建された。鎌倉時代「極楽寺」全盛の当時より「熊野新宮」と号し同寺の鎮守として広く神地を有し、厚く幕府の崇敬を受けて栄えた。殖産興業の守護神として多くの信仰を集め崇められている。永仁6年(1298)に火災で焼失したが、正安2年(1300)再建された。かつては「極楽寺」の境内にあったが建武2年(1335)に足利直義によって土地が寄進された。大正12年(1923)の関東大震災で倒壊した八雲神社(極楽寺上町)と諏訪神社(下手ヶ久保)が昭和3年(1928)に合祀された。祭神は日本武尊、速玉男命、素盞嗚命、建御名方命。「極楽寺」山門から稲村ヶ崎小方向へ、数十m先を右折した一画に「鳥居」が構えられている。その正面に昭和2年=1927に再建された「社殿」がある。境内左にはいくつかの「石碑」が建てられている。700年近い社歴が窺われる。(2306)