伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

仕事道楽 スタジオジブリの現場

2008-09-03 22:25:35 | 趣味の本・暇つぶし本
 タイトルと著者を見ればわかるとおり、スタジオジブリのアニメ制作や営業についての思い出話。
 序に代えてで、やってきたことは覚えていようとは思わない、忘れてしまった方がいい、大事なのは今、メモとか日記に頼らなければ忘れてしまうことは忘れてしまっていいと宣言しているように、体系的な記述ではなく、飛び飛びに思いつき風に言いたいことだけを話しているような格好の本です。
 宮崎駿よりも高畑勲のことにページが割かれているのが意外な感じですけど。ジブリ・宮崎ファンがこぼれ話・トリビア的な興味で読むのにはいいかなと思います。ジブリはサハラ砂漠に吹く熱風(GHIBLI)で後で読み方が本当はギブリだとわかったが今さら訂正できない(55~56頁)とか。
 しかし、それにしてもすでに功成り名を遂げた会社の自慢話&PR本になるしかない企画が天下の岩波新書で実現するというのは・・・時代の変化でしょうね。


鈴木敏夫 岩波新書 2008年7月18日発行
コメント
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