テレビ番組制作会社勤務のグルメ番組担当のディレクター引田輝子29歳が、結婚を決意して合コン、見合い、そして結婚相手紹介サービスへと走り、試行錯誤というか失敗を重ねるというストーリーの小説。
結婚相手紹介サービスの描写がいかにもえぐくて寒い。なんせ章タイトルで「地獄の門」と呼んでるくらいですし。まぁ主人公は結婚相手紹介サービスからは這々の体で退散するけど、美女と野獣カップルもできたりしてるから、作者はこの種の業者の方にも気を遣っているようではありますが。
最後はこういうストーリーにはいかにもありがちな、青い鳥はすぐ足元にいたパターンで終わっています。
仕事で忙しい独身女性の姿をドタバタさせて大仰な表現と軽口でやや滑りがちに語った小説です。語り口のクセに好みが別れるかなという気がしました。

藤谷治 祥伝社 2008年7月30日発行
結婚相手紹介サービスの描写がいかにもえぐくて寒い。なんせ章タイトルで「地獄の門」と呼んでるくらいですし。まぁ主人公は結婚相手紹介サービスからは這々の体で退散するけど、美女と野獣カップルもできたりしてるから、作者はこの種の業者の方にも気を遣っているようではありますが。
最後はこういうストーリーにはいかにもありがちな、青い鳥はすぐ足元にいたパターンで終わっています。
仕事で忙しい独身女性の姿をドタバタさせて大仰な表現と軽口でやや滑りがちに語った小説です。語り口のクセに好みが別れるかなという気がしました。

藤谷治 祥伝社 2008年7月30日発行