慢性腎臓病の治療と予防のために運動を勧める本。
1995年に著者が研究を始めるまで、また20世紀は、慢性腎臓病患者は運動すると尿たんぱくが増えるので安静が第一とされ、体を動かすことなどもってのほかだったのだそうです。それが2016年に糖尿病腎症に対する運動療法の保険適用が認可され、2022年には人工透析患者に対する運動療法の保険適用も認可され(18ページ)、今では軽い運動を継続することで腎機能が向上することがあることもわかり、むしろ安静は禁物だというのです(3~4ページ)。門外漢には、運動できない(骨折等)ときは別として、(軽い:やり過ぎない)運動が健康に悪いという考え方自体理解できないのですが。
推奨されている運動はウォーキング(大股で歩くことが重要とか)と室内での比較的軽めの体操で、こちらはやれそう(もっとも、この種の本で勧められた運動を、私は結局やったためしがないのですが)なんですが、食事の方は、厳しい食事制限はしないと言いつつ、タンパク質摂取制限(体重1kgあたり1日1gかそれ以下)、塩分摂取制限(1日6g未満)や甘い物・加工肉・市販の惣菜を避けるとかも厳しそう。
上月正博 徳間書店 2024年8月31日発行
1995年に著者が研究を始めるまで、また20世紀は、慢性腎臓病患者は運動すると尿たんぱくが増えるので安静が第一とされ、体を動かすことなどもってのほかだったのだそうです。それが2016年に糖尿病腎症に対する運動療法の保険適用が認可され、2022年には人工透析患者に対する運動療法の保険適用も認可され(18ページ)、今では軽い運動を継続することで腎機能が向上することがあることもわかり、むしろ安静は禁物だというのです(3~4ページ)。門外漢には、運動できない(骨折等)ときは別として、(軽い:やり過ぎない)運動が健康に悪いという考え方自体理解できないのですが。
推奨されている運動はウォーキング(大股で歩くことが重要とか)と室内での比較的軽めの体操で、こちらはやれそう(もっとも、この種の本で勧められた運動を、私は結局やったためしがないのですが)なんですが、食事の方は、厳しい食事制限はしないと言いつつ、タンパク質摂取制限(体重1kgあたり1日1gかそれ以下)、塩分摂取制限(1日6g未満)や甘い物・加工肉・市販の惣菜を避けるとかも厳しそう。
上月正博 徳間書店 2024年8月31日発行
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