部下が離職することを避けるために経営者や管理職が心がけるべきことを指南する本。
部下に残業や休日出勤をさせずに自らが深夜までの残業や休日出勤を続け辛そうにしている上司の姿を見て、自分も数年後にはああなるのかと絶望して離職するという話(48~49ページ)は、少し目からウロコです。労働者側の弁護士をやっていると、そんな良心的な管理職の存在を聞くことは稀ですが。
仕事ができず生意気な(態度の悪い)部下について、上司として成長する機会を与えてくれる「先生」と思い、生意気な態度を取られたときは「なるほど、先生、今日の課題はこれですか。ありがとうございます」と心の中で唱える(83~85ページ)。う~ん、そこまでして?顧客等に対しても活用できるというのですが…私には無理だな。話を聞くときに相手の話をさえぎると、まともに話を聞いてくれないと不満を持ち、共感してくれないと感じる(93~96ページ)というのも、よく聞きます。それもわかっているのですが、仕事がら、止めないといつまでも延々と自分の訴えたいことをそれも弁護士の目には事件のポイントから外れた話を、仕事を中断して電話に出ている相手の迷惑など考えずに言い続ける人を日常的に見ている者としては、やはり無理だなと思ってしまいます。部下の離職防止とは関係ない、依頼者・相談者等に応用できるかの面での弁護士の愚痴ですが。
藤田耕司 東洋経済新報社 2024年9月3日発行
部下に残業や休日出勤をさせずに自らが深夜までの残業や休日出勤を続け辛そうにしている上司の姿を見て、自分も数年後にはああなるのかと絶望して離職するという話(48~49ページ)は、少し目からウロコです。労働者側の弁護士をやっていると、そんな良心的な管理職の存在を聞くことは稀ですが。
仕事ができず生意気な(態度の悪い)部下について、上司として成長する機会を与えてくれる「先生」と思い、生意気な態度を取られたときは「なるほど、先生、今日の課題はこれですか。ありがとうございます」と心の中で唱える(83~85ページ)。う~ん、そこまでして?顧客等に対しても活用できるというのですが…私には無理だな。話を聞くときに相手の話をさえぎると、まともに話を聞いてくれないと不満を持ち、共感してくれないと感じる(93~96ページ)というのも、よく聞きます。それもわかっているのですが、仕事がら、止めないといつまでも延々と自分の訴えたいことをそれも弁護士の目には事件のポイントから外れた話を、仕事を中断して電話に出ている相手の迷惑など考えずに言い続ける人を日常的に見ている者としては、やはり無理だなと思ってしまいます。部下の離職防止とは関係ない、依頼者・相談者等に応用できるかの面での弁護士の愚痴ですが。
藤田耕司 東洋経済新報社 2024年9月3日発行
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