不整脈の種別、症状、原因、治療等について解説した本。
不整脈は大きく2つに分類されますとして、頻脈性不整脈と徐脈性不整脈を挙げ(8ページ)、徐脈性不整脈は、1分間の心拍数が60回未満となるものとしつつ、徐脈でも運動時に心拍数が増えて必要な量の血液を送り出すことができれば問題はなく、問題となるのはふだんから心拍数が少なく運動をしても心拍数が十分増えない状態と説明しています(60ページ)。これに対し、頻脈性不整脈については、何らかの原因で1分間の心拍数が100回以上となるものとして、強い動悸やめまいや失神が起こったりするが、タイプによっては自覚症状が現れないこともあるとしています(34ページ)。頻脈性不整脈については「特に治療が不要なものから突然死を招くものも」と書かれ、日常的に頻脈(1分間100回以上)で自覚症状がない場合に気にしなくていいのか、どういう場合に「突然死の原因となる」というのか、読んでいてわかりません。日常的に1分間100回以上で増えていないならそれは「不整脈」じゃないということなのかもしれませんが、徐脈性の場合はもともと少なくて運動時も増えない場合こそが問題とされていることからすると、日常的に頻脈の場合が問題ないのかは判然としません。そのあたり、もっとはっきりと説明してもらわないと、不安と疑問が解消されないように思えます。
副島京子監修 別册NHKきょうの健康 2023年9月25日発行
不整脈は大きく2つに分類されますとして、頻脈性不整脈と徐脈性不整脈を挙げ(8ページ)、徐脈性不整脈は、1分間の心拍数が60回未満となるものとしつつ、徐脈でも運動時に心拍数が増えて必要な量の血液を送り出すことができれば問題はなく、問題となるのはふだんから心拍数が少なく運動をしても心拍数が十分増えない状態と説明しています(60ページ)。これに対し、頻脈性不整脈については、何らかの原因で1分間の心拍数が100回以上となるものとして、強い動悸やめまいや失神が起こったりするが、タイプによっては自覚症状が現れないこともあるとしています(34ページ)。頻脈性不整脈については「特に治療が不要なものから突然死を招くものも」と書かれ、日常的に頻脈(1分間100回以上)で自覚症状がない場合に気にしなくていいのか、どういう場合に「突然死の原因となる」というのか、読んでいてわかりません。日常的に1分間100回以上で増えていないならそれは「不整脈」じゃないということなのかもしれませんが、徐脈性の場合はもともと少なくて運動時も増えない場合こそが問題とされていることからすると、日常的に頻脈の場合が問題ないのかは判然としません。そのあたり、もっとはっきりと説明してもらわないと、不安と疑問が解消されないように思えます。
副島京子監修 別册NHKきょうの健康 2023年9月25日発行
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