当初から市民に親しまれた開港記念会館と比べ、こちらは力強く重々しい。
元正金銀行本店という名にふさわしく、明治期の威厳とか威圧感が伝わるような建物だ。
張り出すような石の柱と窓枠などの凹凸の大きさ、屋根の青銅色を除くと単色の陰影の深さが、この建物の存在感を引き立る。官庁建築の巨匠妻木頼黄の設計とのこと。明治期の行政・金融の威圧的・強権的な「権威」が伝わるような気がする。現在は県立歴史博物館となり、中に入る機会も多いが、正面が裏ロになってしまい、何とも不思議だ。
馬車道側から入るように建物の外観は出来ている。表通りから入っていくほうが自然だ。外観・意匠と機能は、切り離せないことを教えてくれる。海と道との関係からも、それが自然だ。しかも今でも馬車道側から訪れる人は多い。現在の管理者に是非再検討をお願いしたい。
現在の正面ロの白い新しさと、馬車道側のくすんだ色合いが対照的である。使われている石の彫りも見応えがある。
私はこの石を見ながらこの建物を一周するのが好きだ。全体の雰囲気とは別に一つ一つの石は心を和ませてくれる。日のあたる具合によって、季節によって、石の色も肌触りも輝きも違う。柱と壁の日当たり面と日陰の変化も面白い。石が見る人に語りかけてくるトーンも違う。草木だけでなく、石も人を和ませてくれることを教えてくれた。
神奈川県立歴史博物館:横浜で唯一の総石造建築とのこと。壁面はバロック様式風に柱を強調している。元正金銀行本店で日本銀行と並ぶ最重要金融機関だった。国指定重要文化財。
本日も土曜に続きウォーキング。午後1時半から5時15分まで、28,000歩、約20km余り。旧東海道と現在の1号線を往復で換えて歩いた。
旧街道の権太坂の上からこれまでは海の方向しか見てこなかったが、5回目にして初めて、丹沢・富士方面に目がいった。住宅の切れ間から雄大に見える箇所を発見。この景色に気づかなかったのは迂闊だった。
元正金銀行本店という名にふさわしく、明治期の威厳とか威圧感が伝わるような建物だ。
張り出すような石の柱と窓枠などの凹凸の大きさ、屋根の青銅色を除くと単色の陰影の深さが、この建物の存在感を引き立る。官庁建築の巨匠妻木頼黄の設計とのこと。明治期の行政・金融の威圧的・強権的な「権威」が伝わるような気がする。現在は県立歴史博物館となり、中に入る機会も多いが、正面が裏ロになってしまい、何とも不思議だ。
馬車道側から入るように建物の外観は出来ている。表通りから入っていくほうが自然だ。外観・意匠と機能は、切り離せないことを教えてくれる。海と道との関係からも、それが自然だ。しかも今でも馬車道側から訪れる人は多い。現在の管理者に是非再検討をお願いしたい。
現在の正面ロの白い新しさと、馬車道側のくすんだ色合いが対照的である。使われている石の彫りも見応えがある。
私はこの石を見ながらこの建物を一周するのが好きだ。全体の雰囲気とは別に一つ一つの石は心を和ませてくれる。日のあたる具合によって、季節によって、石の色も肌触りも輝きも違う。柱と壁の日当たり面と日陰の変化も面白い。石が見る人に語りかけてくるトーンも違う。草木だけでなく、石も人を和ませてくれることを教えてくれた。
神奈川県立歴史博物館:横浜で唯一の総石造建築とのこと。壁面はバロック様式風に柱を強調している。元正金銀行本店で日本銀行と並ぶ最重要金融機関だった。国指定重要文化財。
本日も土曜に続きウォーキング。午後1時半から5時15分まで、28,000歩、約20km余り。旧東海道と現在の1号線を往復で換えて歩いた。
旧街道の権太坂の上からこれまでは海の方向しか見てこなかったが、5回目にして初めて、丹沢・富士方面に目がいった。住宅の切れ間から雄大に見える箇所を発見。この景色に気づかなかったのは迂闊だった。