Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ミロとルオーの作品のポストカード

2017年07月12日 22時31分25秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
   

 昨日国立西洋美術館の常設展をまわった時に、ミュージアムショップのポストカードを物色した。1枚90円という安い値段で嬉しかった。しかしキリスト教絵画も近代絵画もあまり欲しいものが目につかず迷っていた。
 同行の会員に「どのような絵を見て、絵画を好きになったのか」と不意に後ろから訪ねられて驚いた。
 実は私が最初に見て感動したのは、高校3年のときに見た坂本繁二郎であるし、大学に入ってすぐに知った香月泰男や佐藤哲三などであるが、この美術館にはない。
 美術館は初めての方にここにはない作品を熱く語ったも空回りするだけなので、どうしようか、一瞬悩んだ。しかしカードを並べた片隅に、ジョアン・ミロとジョルジュ・ルオーが目についた。気に入った最初の作品ではないが、ミロはかなり早い段階から好きであった。子どもがまだ幼稚園に通い始めるよりも前に、子どもと一緒にミロを見ながら楽しんだ。ルオーの不思議な色彩感覚に気が付いたのもその頃だったように思う。
 あまり時間をかけて返事をしても会話にならないので、展示室の最後に遭ったミロの「絵画(1953)と、ルオーの「リュリュ(道化の顔)」(1952)を引き抜いて、赤の色から受ける印象を少しばかり話してみた。
 ミロの作品を見て、娘は直前の旅行で見たガラス工場の熔けたガラスを思い出したらしい、そこから「ガラスを取り出すところ。暑くて人の汗が空に飛んでいる」と語ってくれたエピソードを放した。多くの人が夕陽を前にした寛ぐ人のイメージを持つらしいが、いづれにしろ膨張色の赤がこの作品のポイントではないか、などと講釈を垂れてみた。
 反対にルオーの赤というのは、他の画家や一般的な色彩の持つイメージとは逆に、赤に悲しみや沈潜的な気分をもたらす退行色のような扱いをしているらしい、緑や深い青色がかえって道化を見ている観客の熱気を彷彿とさせる場合が多いという私なりの考えを伝えてみた。
 伝わったかどうかはわからないが、私の説明をちゃんと最後まで聴いてくれた。そして話の行きがかり上この2枚のポストカードを購入した。
 実は2枚とも私の画像データには取り込んでいないもので、私のコレクションに入れさせてもらった。
 スキャナーで取り組んでいるうちに気が付いた。ミロの作品は1953年、ルオーの作品が1952年、戦後のほぼ同じ時期の作品である。私が生まれた間もない頃に発表されたものである。たまたま偶然ではあるが、どこか感慨深いものがある。


本日は休肝日&休養日と茄子の煮付け

2017年07月12日 20時20分46秒 | 料理関連&お酒
 午前中から事務作業のお手伝い、終了後に友人との打合せ。暑いさ中の13時半頃に約3000歩ほど歩いて集合場所にたどり着いた。本日は休肝日なのでウーロン茶を飲みながら打合せに参加したものの、しゃべる気力もなく、黙って大人しくしていた。というよりも発言する機会もなく、10数人の中のお客さん状態。これならば参加せずと良かったとも思ったが、それでは失礼にもなると思い、黙って座っていた。
 夕方16時ころにに終了、半数は中華街に繰り出したが、私はそのまま帰宅。シャワーを浴びてベットに横になっていたら1時間以上は寝てしまった。

 外は湿気は多そうだが涼しくなったようなので、これから近くのドラッグストアまで妻の買い物に付き合うことにした。

 夕食は妻がつくった茄子の煮付けが美味しかった。細かい包丁の目を入れた茄子と鶏肉と人参と多めの鰹節を入れて煮付けている。私の好きな茄子料理のひとつ。お酒で胃が荒れている時には特に食べやすい。

熱中症

2017年07月12日 09時23分55秒 | 読書
   

 昨日の羽田の気温は気象庁のデータ上、305℃と体感よりは高くなかった。浜離宮公園内は風があったので幾分かは助かったのかもしれないが、とても暑く感じた。木陰のある所だけを歩いたつもりであるが、出口まで来たときにはくらくらした。陽射しのあるところではどっと汗が噴き出てきた。昼に浅草で飲んだのもよくなかったかもしれないが体が悲鳴を上げていたように感じた。
 高齢者の熱中症は重症化するともきいている。高温下での飲酒には心となくてはいけない。
 ということで、環境省の熱中症パンフを掲載してみることにした。これは退職者会の会員向けメールにもモノクロの印刷ではあるが同封するつもりいる。
 集合場所が浜離宮庭園の大手門であった。便所の傍の木陰のベンチで10分ほど座ってみんなでフーフーいって休んでいるうちに回復できた。