Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

焦りは禁物

2020年02月06日 22時55分08秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 本日は殊に寒かった。北風が冷たい。といいながらようやく冬らしい寒さになったという気分がある。強風注意報は解除になったが、乾燥・低温注意報が継続している。
 身が引き締まる冷たい風にさらされるのがいい。身を清めているような気分になる。これは私だけの感慨なのだろうか。

 本日はパスポートの更新の申請までする予定であったが、午前中の眼科が混んでいて、診療が終わったのが13時近く。近くの喫茶店で妻と昼食を摂ったが、夕方の家事を考えるとパスポートの申請に行く気分的なゆとりがないとの妻の一言があり、申請は来週に持ち越した。
 私は昼食後、横浜駅までウォーキング。軽く汗をかいた後、いつものとおり書店や家電量販店を巡り、コーヒータイムの後帰宅。

 眼圧があまり高くなかったので、2週間後に再度受診をしてから緑内障の点眼薬の処方をしてもらうことになった。
 左右とも視力はまだ安定していないとのこと。市民病院での検眼と本日の検眼では左右とも差があるといわれた。
 眼鏡についてももう少し経過を見てから新調した方が良いと言われた。できれば早めに眼鏡をつくり替えて、読書が楽にできるようにしたいのだが、それはあまり好ましくないらしい。しばらくは文字の大きい本を探して読むのが良いとのこと。

 思いどおりにはいかない。つい焦ってしまう。身体の回復過程と、思い・意識とでは時間の進行に差がある。焦ってはいけない。


北風・寒風 2

2020年02月06日 22時18分46秒 | 俳句・短歌・詩等関連

★寒風の果てのとどめの夕灯       飯田龍太
★北風に言葉奪はる立ち話        中村 功

 昨日の秋元不死男の句とは趣がまったく違う句を2句。

 第1句は山口誓子の「海に出て木枯帰るところなし」を思い浮かべる。「果てのとどめの」と畳み返す語調がくどいと思うか、印象深いと思うか、評価は分かれるかもしれない。私は効果的だと思い、気に入っている。共に勢いのある風が荒涼な視界の果てに向って突進していくような様をよく捉えたと思う。掲句ではその勢いが、急ブレーキをかけられたように家から漏れる小さな夕灯に収斂していく。山口誓子の句は収斂していく先が暗黒の闇、あるいは広大な冷たい海で自然の広大さが強調される。。飯田龍太の句の方が水墨画風で、そして人間味を演出している。
 私にはどちらも忘れられない句である。

 第2句、一転日常のごくありふれた一瞬を切り取った句。話し好きの人にとっては寒さよりもとりとめのない会話が愛おしいのであろうか。寒い中お互いに迷惑だと思いながら別れられない。他者にとっては理解できない場面であるが、どこか人間の性を言い当てている。私には理解できない心性であるけれども‥。


顔写真

2020年02月06日 10時22分17秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 本日は眼科、眼鏡店、そしてパスポートの更新という予定がある。パスポートの期限が来週で切れる。これから外国に出かける予定は今はないし、頻繁に行くことは考えられないが、取りあえず取得しておくことにした。

 顔写真を撮影するのにいつも抵抗がある。自分の顔が小さい枠の中に大写しで納まっているのを見ると嫌悪感しか湧かない。どうして自分の顔はこんなにも醜悪なのか、「美」という要素のひとつもないばかりか「醜」そのものであることに唖然とする。世の中でもっとも見たくないもののひとつである。

 私は車の免許も持っていないので、公的に有効な顔写真付きの身分証明書というのがない。健康保険証で十分に用は足りてはいるが、ひとつくらいはあってもいいのかと思っている。