Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

小望月

2020年02月07日 23時43分24秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 明日は十五夜。満月に近い月が天頂近くにある中を夜のウォーキング。最高気温は昨日とほとんど変わらなかったというが、風がないので昨晩ほど寒くは感じなかった。40分ほど全力で歩いた。厚手のフリースを着ていたため汗をだいぶかき、気持ちのいいウォーキングであった。

 かなり速く歩いたので、上を見ることはほとんどなく、月以外は眼に入らなかった。明日は十五夜。明日は空をちらちらと見上げながら月夜のウォーキングを楽しんでみたい。本日よりも少し早めに夜のウォーキングに出かけたい。

 


本の処分 その後

2020年02月07日 18時43分07秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 2週間前に本を処分してもらった古書店に、さらに新書と文庫本を16冊ほど持参。本棚の整理をしているうちにまた出てきた本である。重複して持っていたもの、もう読み返すことのないと思われるものである。
 しかし古本屋に処分したとはいえ、実に安いものである。妻は処分してきれいになり、新しい空間ができ、そして本棚がきれいになっただけでも大変な利益だ、といっている。確かに床が抜けてしまっては数百万の出費である。そうは言っても、わたしとししては若干の不満はある。

 売れた分でお酒でも買いたいといったら、速攻で拒否をされた。「本を売ってお酒に変えるなどとは、言語同断」とのこと。確かに950冊のうち80冊ほどは親の本であった。講談の世界ではあるまいが、敢えて反論はしなかった。妻がいうには美味しいものでも食べに行きたい、とのこと。異存は無い旨伝えた。美味しいお酒をいつもより1杯余分に飲めるならば、文句はない。

 親の家にはまだ私の本が数百冊ある。親の本で処分してもいいものも百冊以上はある。夏までには再度整理をして処分する予定である。

 


蕗の薹

2020年02月07日 10時48分08秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 

 昨日は最高気温6.5℃、最低気温が0.9℃であった。本日の最低気温は今のところ明け方の0.0℃という表示になっている。もっと寒い北関東より北にすむかたには申し訳ない気になってしまうが、これでも横浜では寒い。昨日・今日と立春を過ぎてからようやく冬になった。

 昨晩、蕗の薹の天ぷらをいただいた。微かな苦みが美味しかった。例年よりは早く取れたらしいが、少し小振り。かえって柔らかく苦みもまろやかな感じであった。

★押し出せる大地の息吹蕗の薹      三瀬教世
★蕗の薹土の香水の音含みおり      庄司 猛
★蕗の薹空が面白うてならぬ       仲 寒蟬
 
 第3句、蕗の薹が顔を出している時期は、まだ寒い立春の頃の青い空であろう。蕗の薹が青い広い空を眺めている。作者もまた晴れ渡った空に躍動感と春の息吹と太陽の力を感じている。
 第2句の作者は足もとの蕗の薹が出てくる土に春の温みと、地面の氷の融け出すさまを想像している。ともに第1句の作者が感じたとおり、蕗の薹を大地が押し出す力になっている。
 あの緑色とほのかな苦みは、太陽と大地と水の合体したものである。