Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ベートーベン「第3交響曲〈英雄〉」

2020年11月08日 23時14分50秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 NHKのテレビ放送でベートーベンの第3交響曲「エロイカ」を聴いた。久しぶりの曲である。演奏は群馬交響楽団。指揮は高関健。
 本を読みながら聴こうとしたが、良く知っているこの曲は「読みながら」ということが出来ない。曲の方が耳からどんどん頭に入ってきてしまうので、目からは何も脳にはたどり着かない。ベートーベンの曲というのは、そうやってどうしても最後まで聴くように仕向けられてしまう。読書は断念した。
 モーツアルトもどんどん耳に入って来るのだが、こちらは読書しながらでも聴ける。逆に読書の妨げになる雑音を消してくれる。読書が終ると聴いていたモーツアルトの曲が蘇ってくる。その原因を探る能力はないが、ベートーベンとモーツアルトの曲の違いの私なりの実感である。
 面白かったのは、「エロイカ」のフィナーレに転用されている「プロメテウスの創造」を同一プログラムに組んでいて、それも放映されたこと。
 そして福岡の九州交響楽団の演奏で第4交響曲を小泉和裕の指揮で放送しているが、これは録画している。後日聴く予定。
 ともにとても懐かしい曲である。

 本日はこれにて就寝。明日は退職者会の幹事会と前段の会議とそれらの準備作業。9時半には組合の会館に到着しておく必要がある。8時半に家を出るべく努力しないといけない。
 


立冬・冬に入る

2020年11月08日 20時46分06秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 昨日7日は立冬であった。

★柴垣を透く日も冬に入りにけり     久保田万太郎
★凪ぎわたる地はうす目して冬に入る   飯田蛇笏
★立冬の軋むばかりの椅子の音      庄司たけし

 第1句、太陽の高度も午後にはあっという間に低くなり、生垣も葉を落しているにもかかわらず、透過する陽射しも寒々しくなる。生垣の周りの色彩は乏しいが、生垣にあたる陽射しの周りは夕陽の鮮やかな茜色に染まっている。
 第2句、甲斐の地は相模・武蔵よりも寒く、そして乾燥している。冬のきりりとした寒さも風がない日もある。そんな地面が「うす目」で作者を凝視しているというのである。その目は暖かい親しみのある視線なのだろうか。これから厳しい冬だという警告の目なのだろうか。何か含みのある目なのか。
 私は冬の眠りに入る甲斐の自然に自身を投影しているように思える。決して冬を厭うてはいない。
 第3句、多分会議か打合せが行き詰っているのではないか。参加者の口が重くなり、回転いすを揺らす音だけが室内に響く。こんな場面は早く逃げ出したいのだろうが‥。冬に入り乾燥して金属などが摺れて軋む音ばかりが響く、季節感タップリである。


明日のための作業は終了

2020年11月08日 18時21分01秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 とりあえず本日の作業が終わり、先ほど歩いて10分ほどのところの喫茶店に出向いて読書&コーヒータイム。一人で往復歩いた。帰りは少しだけ遠回り。往復ともゆっくりと歩いた。風はなく、気持ちのいい夕刻である。
 作業は順調に推移。しかし、細かなミスがいろいろ見つかり試し刷りで50枚以上も印刷。久しぶりに本を読む気力も湧いた。

 発熱の兆候はなく、平熱で推移。ホッとしている。明日もこのままの状態が続いてほしいものである。