Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

追悼!半藤一利

2021年01月13日 23時15分11秒 | 読書

 半藤一利氏が亡くなった。90歳と報道されている。

 現在私の本棚には「漱石俳句を愉しむ」(PHP選書)しか残っていない。しかし、「漱石先生ぞな、もし」「漱石先生がやって来た」「漱石先生大いに笑う」と読んだ記憶がある。考えてみると単行本としては購入していなかったかもしれない。
 夏目漱石に関係する文章は、月刊誌などに載ったものを時々読んだだけだったかもしれない。はっきり言ってこの程度に、決していい読者ではない。
 だが、軽妙で飄々とした文章に引き込まれて、愉しめたことは確かだ。特に漱石に関する文章は、小難しく漱石を語ろうとすることに警告を発しているように感じた。
 「吾輩は猫である」を楽しく読んだように漱石の俳句を軽妙に語る語り口は楽しかった。何しろ、漱石の長女筆子の四女の夫である。漱石には思い入れがあるのだろう。そうはいっても生まれは1930年だから、そのとき漱石はすでに亡くなっている。

 反原発の立場での発言や、東京大空襲で死の淵をさまよった体験からいわゆる護憲派として最近目にすることも多くなり、私も短い文章を時々目にした。しかし私にとってはやはり漱石俳句の解説者のイメージであった。

 良い読者ではなかったが、勉強させてもらったことに感謝したい。


スピーカー探し

2021年01月13日 21時19分39秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 新しい液晶モニターを安価で購入した。画面の質は悪くはなく、満足している。不満が二つある。一つは付属の据え付け台に固定しても画面が左右に揺れやすいこと。キーボードを打つ程度の振動では動かないが、スイッチを入・切したり、少し強く揺らすと動く。これは改善の余地がある。

 もうひとつはスピーカーの音質が悪いこと。左右とも2ワットと表示されているが、音の再現について、周波数帯などのスピーカーの特性の表示がない。オンラインの講座の音声などは問題ないが、音楽の再生には耐えられない。特にクラシックなどでは低音域と高音域がカットされる上に、中音域も伸びがない。
 これは安いモニターを購入したのでやむを得ないことは前提なので、文句も言えない。

 スピーカーを一昨日まで家電量販店で探していたが、この緊急事態宣言が出てしまい、出かける気分が遠のいた。音質の良いものは2万円を超える。手が届かない。考えどころである。
 ヘッドホンは私は好みではない。重苦しい上に、耳元で大きな音がなるのは生理的に受け付けない。


がん検診 初日

2021年01月13日 18時01分34秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 本日予定されていた市民病院の肺と前立腺、大腸のがん検診は滞りなく終了。午前中は採血とX線写真、午後は問診で、いずれも短時間で終った。結果は後日郵送。
 午後の問診で、予想通りに大腸内視鏡検査をするよういわれ、来週の火曜の予約をし、下剤などを渡された。再来週には肝臓・胆嚢・膵臓のがん検診も予約している。

 病院は混雑しているとは感じなかった。昼食は院内の食堂で食べた。支払い終了後はまっすぐ帰宅せずにバスを乗り継いで、神奈川大学のキャンパスまで行き、生協の書籍部で本を購入。
 購入した本は「眼の神殿 「美術」受容史ノート」(北澤憲昭、ちくま学芸文庫)。予約票に記載して帰ろうとしたら、出口で呼び止められた。年末に入荷したばかりで在庫がある、という。わざわざ、追いかけてきてくれて、ありがたかった。
 特に急いで購入するつもりはなかったが、うれしいものである。訪れる客が少ないとこんな親切もある。
 購入後少し離れた喫茶店でコーヒータイム&読書タイム。先ほど帰宅した。

 妻の話では、近くのJRの駅界隈はとても混んでいたらしい。横浜駅を避けた買い物客が押し寄せたのかもしれない。横浜駅の人出は緊急事態宣言が出たのちもほとんど人が減っていない、と報道されている。私も横浜駅には近寄らずに帰宅できた。