Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

モーツアルト「弦楽五重奏曲第1番、第2番」

2021年01月28日 22時56分55秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 横浜では本格的な雪になる前に、霙が止んでくれた。しかしとても冷え込んでいる。明日の明け方には道路に水が溜まっているところは凍結は間違い。歩行者だけでなく、自転車も自動車も気を付けたいものである。



 本日聴いていた曲は、モーツアルトの弦楽五重奏曲第1番と第2番。第1番はまだ10代の時(1773)に作り始めたらしいが、決定稿は1778年。22歳のときという。聴くとすぐに若いころのモーツアルトらしい、と思うのだが私にはあまりなじめない。底抜けの明るさばかりが押し寄せてくる。
 これに反して晩年の1787年の作の第2番は第3番、第4番とひとくくりでフリードリッヒ・ヴィルヘルム2世に検定される予定で果たせなかった曲集に含まれていたとのこと。第3番と第4番は曲想的に対であるが、これは1772年の時に作られた管楽八重奏のためのセレナーデを改変したとのことが解説に記されている。
 どうもこの曲はどこかで窮屈な響きを持っている。第1番よりは私の好みではあるが、第3番、第4番とは異質である。第2番は全曲をとおして高音の響きが抑えられている。これ以上具体的に言えないのがもどかしい。この「管楽」を「弦楽」に改編したことと関係があるのだろうか。
 しかしこの2曲を並べると、初期のモーツアルトと30代のモーツアルトの違いを体感する。そんなことを考えながら、本日の鑑賞は終了。

 できれば、明日には退職者会の記念誌の編集作業をほぼ終了したいと思っている。果たしてそこまでうまくいくであろうか。土曜・日曜は細かなところの修正作業にしたい。


冬籠り

2021年01月28日 16時54分11秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 寒いと思ったら、すでにみぞれになっていた。予報を見るとまもなく雪となり、21時までは降るらしい。
 雪が混じるのは、今年初めてだと思う。同時に午前中に病院に行ってよかった。

★鉄瓶に傾ぐくせあり冬ごもり      久保田万太郎
★背に触れて妻が通りぬ冬籠       石田波郷

 第1句。火鉢に据えられた五徳の上の鉄瓶のことだろうか。あるいは囲炉裏の自在鉤に吊るされた鉄瓶のことだろうか。いづれももはや若い人には死語であろう。かくいう私も、火鉢と五徳は我が家にあったので知っているが、自在鉤をいじったのは山小屋で2度ほどあるだけ。旅館で飾ってあるものや、民具を並べた小さな博物館のものを見ることはたびたびある。
 五徳でも鉄瓶の座りが悪くて傾いてしまうのが気になる。まして自在鉤の場合は自在鉤の動かし方だけでなく、鉄瓶のかけ方にもよってすぐに傾いてしまう。下手するとお湯がこぼれて大変なことになる。少量でも灰が小さな爆発のように舞い上がってしまう。
 冬ごもりをして、じっと鉄瓶を見つめ、その音を聴いている時間。外に出られないほどの雪か寒さを感じる。秋口ならば、体を動かしてここまで鉄瓶を意識することもないのである。鉄瓶にはつい水を入れすぎて、沸騰すると口からお湯がこぼれることもある。これもまた灰を台無しにし、部屋中を灰だらけにしてしまう。
 鉄瓶の微かな傾きと同時に湯気と、曇る眼鏡と、そして褞袍(どてら)の温い重さを感じる句である。

 第2句、夫婦の情愛が感じられる。病弱の波郷にとっては、妻の手が触れる一瞬というのはホッとしたなごみの一瞬だったと思われる。意識的に手で夫に触れるだけでなく、豊かとはいえない小さな家の狭い室内で、行き来する妻と体が触れてしまう一瞬の温みを感じる。


予報どおり雨

2021年01月28日 14時13分07秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 本日は出かける予定にはなっていなかったが、昨晩になって血圧の薬を処方してもらわないといけないことに気が付いた。慌てて昨晩のうちに一か月の血圧測定値をエクセルに記入した。予定よりも30分ほど遅く就寝。
 しかし眼が冴えてしまって眠れなくなった。2時間ほど布団の中で悶悶としたのち、親が一昨年処方してもらったものの、服用しなかった眠剤を1/4錠を2時半頃に服用した。私の親は1回に2錠と指示されていたそうだが、私は1/4錠で十分眠れる。
 一昨年に初めて服用したときは1錠で確かめてみた。そのとき、6時間ほどして目が覚めると頭が重苦しかった。次に1錠の半分で試したが、変わらなかった。それからは、1/4錠で月に1~2度ほど厄介になっている。まだ48錠もある。多くて月に2回服用したとして2月で1錠。つまり8~16年分もある。そのころには薬も使用期限を過ぎている。

 午前中はいつもの内科におもむいて血圧の薬を処方してもらった。
 帰宅して一時間ほどして雨となった。天気予報どおりである。風は目が覚めた時には収まっており、静かな目覚めであった。しかし強風注意報は解除されていない。夜にはみぞれの予報もある。

 午前中の作業予定は、これから開始。