日曜日ということで少々贅沢をして、おいしいサイフォンコーヒーを淹れてくれる喫茶店で14時過ぎから読書タイム&一服。喫茶店は歩いて10分ばかりの所にある。日曜日だが、朝から雨が降ったり、雨が上がっても雲が多いこともあり、喫茶店の中は空いていた。ここの店オリジナルのブレンドコーヒーは酸味がほとんどなくて私の好みである。とても気に入っている。
スマホをいじくったり、古井由吉の「この道」を読んだりしているうちに、「雨雲が近づいている」との予報メールが届いた。傘を持参していないので、読書タイムは切り上げて、歩いて帰宅。
団地の入口近くでポツリと来た。家の前に着いた頃には路面に雨粒の跡が残るようになったが、帽子が少し濡れた程度で玄関に辿り着けた。
現在は最大20ミリ程度の本降り、南側のベランダからは雨だれの音が絶えることなく続いている。
本日は曇り空、しかも10時くらいから雨が降り始めている。心づもりより早めに雨になった。今は上がっているが、昨日のような陽射しは望めそうもない空模様である。
昨日のフラワー緑道はハナズオウ(花蘇芳)が目立っていた。スオウという呼び方が一般的だが、正確には同じマメ科でも遠い親戚らしい。スオウは黄色い花である。昔からこのスオウから取り出した赤い色素が、このハナズオウの花の色に似ていたので、混同されたということを聞いたことがある。日本でも飛鳥時代から輸入され、貴族の衣服に使われたという。
ではこのハナズオウの花からはどのような色の染料が取れるのであろうか。残念ながらわからなかった。
そして写真にも撮ってみたが、白い花の品種もある。
昔の職場にこの木が二本のソメイヨシノの木の間に植わっており、私は割と気に入っていたのだが、妻は好みではないという。葉のない枝の先端に何か虫のようなものが付いたみたいだというのがその理由である。確かにそのように見えなくもない。