Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

霜注意報

2022年04月01日 23時30分08秒 | 天気と自然災害

 夕食後は「万葉読本Ⅲ 万葉のことばと四季」(中西進)を読んで過ごした。第Ⅰ章の「歌の転生」までを読了。

 先ほどまで強い風が吹いていたが、突然のように風がおさまった。朝から吹いていたのは北風。今はとても静かなになり、強風注意報は解除となった。しかし霜注意報はまだ解除になっていない。
 昨日までの暖かい陽気の翌日に霜注意報というのも驚きである。

 本日はこれにて就寝。


「この道」(古井由吉)

2022年04月01日 20時59分32秒 | 読書

   

 古井由吉の最晩年の短編集「この道」には8編の短編が並んでいる。本日は最初の「たなごころ」を読み終わった。
 古井由吉の小説は40年ぶりくらいであり、さらに濃密で視点の移動などを追うのが難しいので、その文章の呼吸に馴れるまでは時間がかかる。じっくりと読んだ。古典の詩歌の知識なども読み進むにあたって必要なので、さらに時間がかかる。わからないことはスマホで検索などもしながら喫茶店で読んだ。

「死はそのこの事もさることながら、その言葉その観念が、生きている者にはこなしきれない。死を思うというけれど、それは末期のことであり、まだ生の内である。私は死んだとは、断念や棄権の比喩でなければ、あるいは三途の川へ向かう道々のつぶやきか、心が残って人の枕上に立つようなことでも思うのでなければ、理に合わぬ言葉である。わたしは死んだと知る、そのわたしが存在しない。かりに臨終の意識の、影のようなものがしばし尾を曳くとしても、記憶が失われれば、自己同一性とやらも消える。」(「たなごころ」15頁)


ハナモモとツクシ

2022年04月01日 19時55分59秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

   

 本日の午前中は、雲も多く気温はなかなか上がらず、寒いくらいであった。11時過ぎになってようやく雲の間から太陽が顔を出すようになり、昼過ぎからやっと暖かくなってきた。
 出かける前に団地の南側の斜面のハナモモ越しにみなとみらい地区やランドマークタワーを遠望。また団地の北側にツクシを見つけて撮影してみた。
 膝が痛いのでしゃがむことができず、下から見上げるような撮影が出来ないのが、とても残念であった。

 午後は横浜駅で所用を済ませ、喫茶店で短編集「この道」(古井由吉)の初めにおさめられている「たなごころ」を読み終わった。