本日は食料品の買い出しで妻の手伝い。横浜駅西口でコメなどを購入した。ついでに白玉粉も購入。明日、白玉団子を作ってみることにした。このところ何年も白玉粉で団子は作っていない。作るのは簡単なうえに、楽しいものである。
小さい子どもはいないが、童心に変えるのもいい。しかし白玉粉、大きなスーパーでも片隅に少しあるだけ。もう白玉粉を見たこともない子どもも多いのかもしれない。ススキを刈って来て、備えるつもりもないが、せめて月を眺めてみたい。
天気予報は変わり、明日の夜には晴れ間もあるらしい。雲の間から美しい満月が見られると嬉しい。
団地には以前は萩が多く植えられていたが、今は少なくなった。白萩ばかりになってしまった。しかし一斉に咲くと見事である。また散った花びらも美しい。今年はまだ蕾も出ていない。5年前も美しく咲いていた。
★萩咲いて風を生む白風溜める赤 庄司 猛
★みちのくに生まれて老いて萩を愛づ 佐藤鬼房
★白萩のつめたく夕日こぼしけり 上村占魚
★白萩やこれよりさきはけものみち 大木あまり
俳句では白萩を読んだ句のほうが多いようだ。白萩は少し固く、冷たい感じ。赤い萩のほうが温かく包み込むような感じがする。色の所為であろう。
第2句の萩はどちらの色だろうか。どちらとも決めかねている。赤も白も、陸奥の宮城野原の萩は残された歌からはどちらとも言えない。特に決める必要はないのだが、時々どちらだろうと楽しむことがある。
・宮城野のもとあらの小萩つゆを重み風をまつごと君をこそまて (古今集 よみ人しらず)
・宮城野を思ひ出でつつ植えしけるもとあらの小萩花咲きにけり (能因)
・萩が枝の露ためず吹く秋風に牡鹿鳴くなり宮城野の原 (西行)
・うつりあへぬ花の千種にみだれつつ風の上なる宮城野の露 (定家)