Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

購入した3冊

2022年09月29日 22時53分04秒 | 読書

 昨日から本日にかけて購入した書籍は3冊。
1.「画聖 雪舟の素顔 天橋立図に隠された謎」(島尾新、朝日新書)
2.「北斎漫画入門」(浦上満、文春新書)
3.「キリスト教美術史 東方正教会とカトリックの二大潮流」(瀧口美香、中公新書)

 1冊目の著者島尾新氏は、雪舟の研究家で有名。2冊目の著者浦上満氏も、北斎漫画のコレクターとしても名が通っている。
 3冊目のキリスト教美術史に関係する本はいくつか目を通しているので、ちょっと敬遠しかけたが、ビザンティン美術の専門家の目を通したキリスト教美術史ということで、新たな視点があることを期待して購入した。こちらの著者は若い。

 「「海の民」の日本神話」が読み終われば、直ちに読み始めたい。順番は掲載した順に。


秋雨

2022年09月29日 21時31分52秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 

 午前中は曇り空、昼過ぎから太陽が顔を出した。この太陽にだまされて傘を持たずに家を出た。ところが17時過ぎに組合の会館を出てみると本降りの雨であった。慌てて近くのいつもの居酒屋に駆け込んで、雨が上がるのを待つという名目で、生ビールを3杯。しかしなかなか降りやまない。
 レインアイよこはまの画面で確かめると時間雨量に換算して5ミリ程度の雨が降り続いた。一時は10ミリ程度の雨の区域が通過したらしい。いつまでたっても雨が上がらないので、やむなく雨に濡れながら近くの鉄道の駅まで歩いて、横浜駅経由でバスを利用して帰宅。
 降水確率30%というのは傘を持参するべきだ、という意見を尊重するべきであった。後悔先に立たず、である。

★秋雨の瓦斯が飛びつく燐寸かな       中村汀女
★秋雨や夕餉の箸の手くらがり        永井荷風

 家に着いてベランダから雨の様子を眺めていると、帰宅までの少々慌てた気分が一気に沈静化。涼しさも感じられて、雨を眺める心のゆとりが生まれた。
 第1句はもう少し秋も深まったころにぴったりの句であろうか。寒さが感じられる。
 第2句はすでに今の季節でもうなずける句だと思う。現在では夕餉の時に照明が暗いという場面は無いのかもしれないが、広い畳と現在よりは高い木製の天井板、裸電球の世界では夏に比べて暗い、というのが私のような世代に十分実感できる。