本日目を通したのは、
・詩とビスケット プレイディみかこ
「自分の座標軸を定めなければ、と思ったことは私にはありませんが、すべての起点であり基準であり拠り所は、この「うりゃあああ、なんとかなる」だった気がします。谷川さんがおっしゃる「ズームアウト」していく感覚はとてもよくわかる気がしました。‥現実的な人間の揉め事や日常の些細な問題ばかりを書き綴った「ダブリンの巷」の話が最後の数行でいきなり宇宙にまで広がる引きのカメラの壮大さにティーンの頃にこれを読んだけた氏は度肝を抜かれました。宇宙の中に個人の座標があると考えれば、‥文学者や評論家はこれを神の視線と読んだりしますよね。」
・貝殻一郎というペンネーム 片岡義男
・九月、心に沁みる虫の声 円満字二郎
・「いちご新聞」いまむかし 野中モモ
・帰る場所 岡村幸宣
この記事はいつも楽しみにしている。文章もいい。今回は彫刻家の中谷ミチコを取り上げている。中谷ミチコの彫刻を見るときはまずこの文章を思い出してから鑑賞したいと思わせる。
・長璋吉が描いた朝鮮語の風景 斎藤真理子
これにて「図書9月号」を読み終わった。
午前中は2年ぶりに神奈川大学の市民向け講座をネットで申し込んだ。美術関連の講座をふたつ。沖縄問題の講座をひとつ。申し込みを終わってから金額を見てびっくり。かなり高額になっていた。
新しい校舎がみなとみらいに建築されたためだろうか。ネット割引はわずか1000円。2年ぶりということのためか継続割引もなくなっていた。
これまでがかなり安い設定だったので、致し方ないと思う反面、割高感も大きい。
昼間では昨日に引き続き「図書9月号」の続き。昼食後、家にいるのも飽きたので、いつものように喫茶店に出かけることにした。本日は雨は降りそうもないので、傘は持たずに出かけてみる。