Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ゴキブリの俳句の続き

2023年06月19日 22時27分43秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 ゴキブリの俳句、あまり目に付くことはないと思っていたが、ネットで検索すると以外に多い。そしてゴキブリが出現すると、家庭の夫婦の関係があらわになるらしい。

★ごきぶりを殺せしと妻よろこばす     右城暮石 
★ごきぶりが髭でうかがふ妻子の留守    伊丹三樹彦
★わが逸したるごきぶりを妻が打つ     安住 敦

 第1句、夫の威厳をゴキブリ退治の腕で示す。判定するのは妻。
 第2句、妻子ならば危険だが、夫ならば、とゴキブリに舐められる夫。
 第3句、ゴキブリに対する憎しみでは、夫は妻に対抗できない。妻の雄姿に脱帽。

 さて、我が家では先ほどのゴキブリ退治の後は、今度は粗大ごみの運搬を命じられた。わがままなゴキブリ亭主としては叩き潰されないように従順に命令を聞くことが肝要。
 と記載したが、これが妻に伝わってはならない。このブログを見ている娘から妻にご注進が入らないことを祈るばかりである。


ゴキブリ出現

2023年06月19日 21時27分50秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 夕食後に本棚の整理をしようかとも考えたが、その気力が湧かず、ボーッと過ごしてしまった。明日以降、退職者会ニュースの編集作業と、部屋の整理を交互にこなすのが良いようだ。

 今年初めて大きなゴキブリが我が家の中にいた。まだ未完成の便所に入ったところ、クロスを貼っていない壁に貼りついていた。あまりの大きさにびっくり。慌ててゴキブリ用に殺虫剤を探したが、リフォームの関係で仮置き場に置いたものの、すぐに見つからなかった。ようやくベランダに出ていた殺虫剤の缶を見つけた。その間3分ほど。便所にもどり、二吹きほどでひっくり返ってくれた。排水管と給水管と壁の間にもぐりこんでしまい、始末するのに困った。
 私は膝が痛くてしゃがめないことを理由に、妻に交代してもらいようやく御用。封筒に入れセロテープで封をしてゴミ箱に廃棄。ゴキブリはすでに弱っていたようで、封筒の中では暴れていない。
 便所の床が未施工で少し隙間があり、そこから侵入したらしい。去年・一昨年と本日のような大きなゴキブリを見ていないので、とても驚いた。
 いよいよゴキブリの徘徊する季節である。

★老いの身となめてゴキブリたじろかず   植村蘇星
★ごきぶりと仲良く暮せといわれても    角田信子
★ごきぶりを打ちし靴拭き男秘書      守屋明俊

 第1句、老いてゴキブリと対峙している。ゴキブリの死んだふり、とよくいわれるが、ゴキブリもこちらの動静をじっと観察している。ついでにこちらの動作が俊敏かどうかも見極めている。老いを見透かされている。
 第2句、この句のゴキブリ、本当のゴキブリなのだろうか。世に「ゴキブリ亭主」もいる悲哀。
 第3句、しかめっ面した秘書室の秘書が、ゴキブリの退治を命じられたと解釈してみると、いくら仕事とはいえ、秘書とはいえ、なんでこれが俺の仕事か、という愚痴が聞こえてこないだろうか。ゴキブリを潰した靴をきれいにして、またしかめっ面して上司の威厳を保ちつつ随行する姿におかしみを感じてしまった。
 ゴキブリの俳句は、悲哀がかならずついてくるのではないか。


本日は転倒せず

2023年06月19日 19時48分59秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 本日は階段で転倒することもなく、無事に会議を終えることが出来た。朝10時について終了したのは15時と早めであった。メール作成作業がない月は早めに終了できるのでありがたい。
 会員から美味しい日本酒などの差し入れがあり、会館の会議室にていつものとおり、軽くワンコインで一杯会。新しい役員や幹事のお披露目も兼ねて1時間ほど。
 右膝は時々ズキズキすることもあるので、杖を突いて出かけた。さいわい転倒はしなかったし、膝に強い痛みが走ることもなかった。15分もそのまま座って、動き出すと少し痛みを感じる。4~5歩で痛みはなくなる。
 本日は、会館の中の移動は階段は避けて、エレベーターに頼った。ひとつ上の階や下の階に行くにもエレベーターを使用。昔は考えられないことであった。当事者になってみるとそのつらさがよくわかるものである。

 転倒しないのが当たり前ならばいいのだが、いったん転倒するような膝の痛みを抱えると急に階段の下りが怖くなる。膝が危険信号を出しているようだ。