朝9時から本棚の本の整理、というよりも残すものと廃棄と古書店への売却との仕分け。古い文庫本の廃棄は今のところ10冊、単行本と博物館・美術展の図録を合わせて約170冊、文庫・新書が約190冊。シリーズ物は全部そろっていなくとも取りあえず紐でひとまとめにした。
もったいないとは思いながらやむなく古書店行きは、大江健三郎の第1期、第2期の「全作品」集とそれ以降の単行本となった全小説。地球物理学関係の教科書的なシリーズ本、新書も古書店へ依頼。
残すものは日本の詩歌を中心とした古典。新潮社や岩波書店・小学館の大型本と文庫は残した。大型本と文庫で重なっていても持ち歩きようにも捨てがたい。ほとんど文庫本ばかりだが近現代の詩集・歌集。荒地詩集などの単行本も残す。美術関係の本は啓蒙書も含めてすべて残すことにした。
これで整理対象の本の約5分の1に手を付けたことになる。私の部屋にも大量の本が本棚からはみ出ている。親の住居にも大量の単行本、全集、文庫・新書が眠っている。これらをすべて23日までに片付けるエネルギーはない。明日の19日、20日、21日でどこまでできるか、見通しは立っていない。気力が続く保証もない。その上、古書店ですべて買い取ってくれるかどうかも心もとない。
しかし本日までに整理しただけでも、撓っていた居間のフローリングはだいぶ復元できたかと思う。そして何よりも40インチのテレビの鎮座する場所が出来そうである。本を売却してテレビの場所をつくるというのは、やりきれない。
だがこの歳になって再度目にするような本は限られている。床が抜けて妻に迷惑をかけるわけにもいかない。