朝9時に脳神経内科でのMRI検査であった。自宅のベッドで目が覚めたのが9時。すっかり忘れていた。朝の血圧等の測定をしているうちに妻が冷蔵庫の扉にマグネットで止めていた予約票を見つけた。
あわてて病院へ電話、電話に出た受付のかたから「心配していました」と云われ恐縮。本日の16時に予約を変更してもらった。
予約した先週から朝9時は難しいな、と不安があった。その通りになってしまった。私の生活習慣からは朝の9時に病院予約というのは、土台無理なのであったと痛く反省。
実は昨晩夕食前までは9時に検査予約をしていたことは覚えていた記憶がある。しかし帰宅したときにはすっかり忘れていた。
一日のスケジュールを確認するのが、パソコンを立ち上げる10時ころという生活がまず前提なので、よほどのことがない限り、9時前の予定はほぼ無理な私である。
市民病院の3か月に一度の診察、退職者会の幹事会の事前準備や旅行等のイベントなどの外は午前中は極力予定を入れていない。
せめて寝る前にスケジュール帳の確認を再開することを日課に戻すべきであろう。今後はこれを忘れないようにしたいもの。
早起きは三文の得、ということわざがある。しかし小学生の頃から早起きは苦手、朝はいつもバタバタと遅刻寸前に学校の門をくぐった。中学になってからも同じでさらに夜更かしの習慣が加わった。日付が変わらないと布団に入らない生活が、もう60年は続いている。ただし登山中は不思議なことに9時ころには寝て6時には出立出来ていた。要は、早寝早起きをする気がないだけ、という古い友人の大昔の冷たいひとことが今も頭の片隅に残っている。残っているだけで実践していない。
そして最近は、いつの間にか先ほど記したように寝る前のスケジュール確認を怠っていた。
その疲れが蓄積しているよという警告のようなシグナルがふと体の外に漏れ出るのが、体の異常なのではないかと思います。それを繰り返すうちに体の異常が回復しにくくなって、もうとりかえしのつかない事態になるのではないでしょうか。シグナルは記憶の喪失であるかもしれないし、少しずつ漏れ出ている脳の血管の壁の崩壊かもしれませんね。
死はあくまでも突然やってくる、そんな自覚を強く持つようになったこの頃です。